【海外】帰国しました。添乗員レポート

【海外】帰国しました。添乗員レポート
2024年10月01日
【帰国レポート】未知なる国 東ティモール探訪の旅
コロナ後、初の東ティモールの旅より帰国しました。以前に比べると変わった部分と変わらない部分が。何よりも安心したのは、素朴で人懐っこい東ティモールの人々が変わらぬ笑顔で迎えてくれたことです。各地での温かい触れ合いがたっぷりの東ティモールの旅、帰国報告をお伝えします。



首相官邸の敷地内に入るのを許可されました。
人口わずか13万人ほどの、のどかな首都ディリの町。首都だけあって政府の行政機関が多く集まります。その中心に位置するのが首相官邸。2002年の東ティモール建国の際にも貢献し「独立の父」「カリスマ」「東ティモールのマンデラ」と言われたシャナナ・グスマン首相が2023年に返り咲き、国民の期待が膨らんでいます。そのグスマン首相が執務を行うのが首相官邸。厳重な警備が敷かれているため、門の前から建物を写真に収めていると、官邸内から「良ければぜひ玄関までお越しください」という嬉しい連絡が。首相官邸の玄関まで入り、衛兵と一緒に写真を撮ることができました。早速、東ティモールの温かさに触れたような気がしました。


東ティモールと日本を結ぶ、NPOを訪問
ディリ市内では、東ティモールと日本を結ぶNPO「PARCIC」が経営するカフェを訪れました。「PARCIC」が手掛けているのは、主にコーヒー農園の指導。東ティモールでは数少ない農業資源として注目されるコーヒー。農園の運営からコーヒーの輸出まで地元の人々に教えながら、東ティモールの産業にしようと努力しています。ディリにあるお洒落なカフェで、代表の伊藤さんのお話を伺いながらコーヒーを楽しみました。なかなかの味で、ディリの町でも評判が良く、毎日多くの常連客が訪れているとのことでした。直売のコーヒーもとても安価で、お土産にされている方も多かったです。



独特な家「ウマ・ルリク」を訪ねて東部の村へ
東ティモール第二の町バウカウから、丸一日かけて出かけた東ティモールの東端。東ティモール独特の家「ウマ・ルリク」を訪ねました。思っていた以上の悪路を進み、やっとたどり着いたのが、ロスパロス県のイララファイ村。集落の中には「ウマ・ルリク」が2軒並んでいました。冠婚葬祭や儀式に使う部屋ともいわれていますが、かつては普通の住居だったとのこと。現在では新しい家に囲まれた広場に建ち、大切に利用されています。この家、実は3階建てで、1階は吹き抜けで昼間はそこで過ごし、夜は2階へ。リビングや寝室となっています。特徴の藁屋根の中はロフトになっていて、食料保存庫や物置に利用しています。面白いのは藁屋根の最上部には毎日交代でニワトリが置かれ、「コケコッコー」と朝と夜の時を知らせます。部屋の下の柱には大きな「ネズミ返し」が。ただし「ネズミ」ではなく、「アナコンダ」返しだとのこと。また、ネズミ返しの石の上では、ニワトリが夜を過ごすというのが驚きです。


東ティモールの楽園、ジャコ島
長いバスの旅を終え、ついにたどり着いたのが、東ティモール最東端の島ジャコ島でした。
島に渡る前に昼食を用意してくれたレストランでは、ファタルク族の皆さんが民族舞踊と歌で歓迎。伝統の民族衣装タイスをまとった人々が私たちをレストランまで歓迎の踊りとともに連れて行ってくれました。抜けるような青い空と海、そして白い砂が印象的なジャコ島は、まさに南海の楽園でした。


全校生徒190名が迎えてくれた、小学校訪問に感動
バウカウから約1時間。ポルトガル時代から教育に熱心だったというベニラレ村の小学校を訪ねました。ベニラレ教会と修道院が運営するキリスト教系の学校で、授業風景や教会での音楽の授業風景などを見学しました。感動だったのは、全校生徒を講堂に集め、私たちを歓迎してくれたことです。全員で歌ってくれた歓迎の歌は、今でも忘れられません。素直で人懐っこい子供たちの目の輝きに、この子たちが将来の東ティモールを背負ってゆくだろうと確信しました。最後には寄宿舎の一部で手作りのお菓子や飲み物で歓迎いただきました。心温まる学校訪問でした。





途中の村で立ち寄った「週末マーケット」の楽しみ
週末になると、各地の村の広場でマーケットが開かれます。その一つに立ち寄ってみました。
突然の外国人訪問客に、どこから来たのかと興味津々。色とりどりの野菜やフルーツと共に、村の人たちの人懐っこい微笑みに溢れました。


アジア一のキリスト教国を感じる、週末ミサ
なんと国民の99%がカトリック教徒という東ティモール。日曜日のミサともなると、教会に入りきれないほど人が訪れるとのことで、ホテルから近いモタエル教会を訪問しました。教会の前にはバイクと自動車がずらり。多くの人々が来ているのがわかります。丁度ミサが終わる直前でしたが、東ティモールの敬虔なるカトリック教国である一面を見ることができました。訪問中にはぜひ足を運んでみてください。


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