【海外】帰国しました。添乗員レポート

【海外】帰国しました。添乗員レポート
2025年12月16日
【帰国レポート】世界遺産カジランガ国立公園とブラマプトラ川の船旅 10日間
<2025年12月3日(水)~12月12日(金)10日間 添乗員:東京支店 山田周>
<2025年12月3日(水)~12月12日(金)10日間 添乗員:東京支店 山田周>
インド北東部のアッサム州に行ってまいりました。日本からの訪問者は少なく、ガイドブックでもほとんど紹介されていない情報の少ない地域です。今回の旅では、全長約2900キロ、チベット山岳地帯に源を発し、アッサムの大地を横断しながらバングラデシュでガンジス川に合流する、大河ブラマプトラの中流域を4泊5日の船旅で巡りました。絶滅危惧種のインドサイ(公園内で約2600頭が確認されるまで回復)、ベンガルタイガー(公園内に約130頭まで回復)など、野生動物が多数生息するカジランガ国立公園でサファリを体験してまいりました。多くの方にとって未訪の地アッサムの魅力と最新情報をレポートします。
アッサムの大地を流れる大河ブラマプトラを4泊5日の船旅で巡る
アッサム州の観光シーズンは乾季の11~4月。6~9月のモンスーン期にはブラマプトラ川が氾濫、川の中州や沿岸部の大地が水没し、川幅が倍以上になることも珍しくありません。12月のブラマプトラ川は乾季の真っ只中ということもあり、本当に穏やかです。私たちはアッサム州の中心都市グワハティからベンガル・ナビゲーションが運航する高級客船「スカファー号」に乗船、知られざるアッサムの大地を4泊5日の船旅で見てまいりました。


居心地の良い高級客船スカファー号でのひとときは最高の贅沢
スカファー号はわずか12室の小型客船で、乗客は私たち以外に英国人夫婦が一組の少人数での船旅でした。観光は午前(早朝)または午後の半日1回で、クルーズ中は点在する島々や、大河ブラマプトラとともに暮らす村々や田園風景を、ゆっくり眺める寛ぎのひとときをお過ごしいただきました。景色の良い区間では屋外デッキで昼食やアフタヌーンティー。夕暮時に中州にスカファー号を係留。誰もいない中州でのバーベキュー・ディナーではスカファー号のスタッフ一丸となって私たちをもてなしてくれました。






大河ブラマプトラ川中流域の見どころを巡る
アッサム州を横断する大河ブラマプトラ川流域の珍しいみどころを巡りました。日本にはいない野蚕(ムガ蚕、エリ蚕)からとれるワイルドシルクを生産するスワルクチ村をリクシャー(三輪タクシー)で訪問、ヒンドゥー教の聖地カマキヤ寺院は大勢の巡礼者で大賑わいでしたが、観光客は私たちだけでした。観光地化されていない素朴な農村では村の一般家屋、学校、珍しい植物や畑の作物まで丁寧に案内してもらいました。野生動物の楽園「カジランガ国立公園」では絶滅危惧種のインドサイ、アジアゾウ、角の形が印象的なアジア・バッファロー、大きな嘴のホーンビル(サイチョウ)、インドコハゲコウなどの珍しい野鳥の数々を観察できました。




世界遺産カジランガ国立公園では幻想的な早朝のエレファントサファリも体験
スカファー号を下船後には、カジランガ国立公園中心部のボーゴスホテルに2泊滞在。2回のサファリドライブ、早朝のエレファントサファリを体験しました。カジランガ国立公園のエレファントサファリは05:00~、06:00~、07:00~の1日3回実施されます。私たちは日の出前の05:00にホテルを出発、約1時間のエレファントサファリでは、草原に潜むインドサイ、小型のシカ(ホック・ディアー)、アジア・バッファローが次から次へと目の前に出現、思わず大興奮。朝靄の残る大地に朝日が上り、刻一刻と空の色が変わる幻想的な風景とともに素晴らしいサファリを体験しました。




2015年4月以来、10年ぶりの実施となったアッサム州の旅。ブラマプトラ川の氾濫により流域が様変わりするため、11~4月の乾季の時期のみ訪問可能です。世界遺産カジランガ国立公園は長年の努力により絶滅危惧種の数も年々増え続け、他の地域で観察の難しいインドサイは100%、ベンガルタイガーの遭遇確率も増えています。陸路での長距離移動を避けて、快適な高級客船でゆっくりと寛ぎながら巡るアッサム州の旅にぜひお出かけください。
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