【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2025年12月10日

【帰着レポート】装飾古墳特別公開と北関東の古代史跡を巡る旅

2025年11月13日発・添乗員:名古屋支店 木村由紀

<2025年11月13日(木)~11月15日(土)3日間  添乗員:名古屋支店 木村 由紀>

 この度、春と秋のみ特別公開をする虎塚古墳に合わせた、「装飾古墳特別公開と北関東の古代史跡を巡る旅」に添乗員として同行し、北関東にある様々な古墳を巡ってまいりました。

特別公開で見る色鮮やかな「虎塚古墳」の装飾

今から1400年ほど前の装飾がそのまま残っている、関東を代表する装飾古墳「虎塚古墳」。事前にひたちなか市埋蔵文化財調査センターで学芸員の方に解説を受け、レプリカを見てから訪れたので、よりじっくりと装飾を見ることができました。世界各地の遺跡に勝るとも劣らない鮮やかさの残る古墳は、期待値を大きく超えるものでした。古代の日本人の感性にもふれられたような気がします。

年に数日のみ特別公開をする虎塚古墳(写真はレプリカです)

なんだか憎めない埴輪の数々

埴輪というと教科書に載っていたという遠い記憶程度でしたが、この地方には数多くの埴輪が出土していて、万歳をする埴輪や盾のように古墳を守る埴輪、乳飲み子を抱いている珍しい埴輪など様々な埴輪がいました。そして、よく見ると一つひとつに違いがあり、表情の豊かさ、動きの細やかさ、と滑らかな肌触りが、何とも言えない愛らしさを醸し出すと同時に当時の技術の高さをうかがわせるものでした。

乾杯をしている埴輪(摩利支天塚・琵琶塚古墳資料館)
主人とかしづく従者の埴輪(群馬県立歴史博物館)
胡坐をかいて何かお祈りしているような埴輪(群馬県立歴史博物館)

専門の講師と共に巡り、理解が深まりました。

個人で訪れることも可能ですが、実際に古墳や埴輪などを目の前にして、解説文を読んでも理解できたようなできないような感じがします。それぞれの古墳では専門の方に解説を依頼していたため、違いや特徴がとてもよくわかりました。特に群馬県内では、群馬県立博物館の顧問である右島和夫先生に約2日間に渡って同行いただき、詳しく、そしてわかりやすく解説していただきました。それぞれの古墳を通じて知る歴史と文化の奥深さは知的好奇心を大いに刺激し、深まる謎に、さらなる関心をお持ちいただけたようです。

観音塚古墳内の舟形石棺は江戸時代の盗掘で破損
右島先生による観音山古墳の解説風景

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