【海外】帰国しました。添乗員レポート

【海外】帰国しました。添乗員レポート
2025年10月21日
【帰国レポート】秋のボルドーからサンセバスチャンへの旅
<2025年10月11日(日)~10月19日(月) 大阪支店:谷村咲衣>
フランス・ボルドーからスペイン・サンセバスチャンまで、海と山に囲まれた地域ならではの食文化を中心に、各地の魅力を存分に味わうことができました。
ワインの名産地ボルドーに連泊滞在
ガロンヌ川のほとりに開かれた都市ボルドーに3連泊しながら、近郊の町を訪問しました。旅のはじまりは、ボルドーワインの聖地とも呼ばれる世界遺産の小さな町、サンテミリオンへ。車窓にはあちらこちらにワイン畑が広がり、さっそくボルドーの地に来たことを実感。石造りの家並みが連なる丘の町は中世の面影が漂い、石灰岩の崖をくりぬいて造られたヨーロッパ最大の地下教会「モノリス教会」を訪問しました。



フランス人にとっても人気の高いリゾート地であり、牡蠣の産地として知られる港町アルカッションでは、アルカッション湾で獲れた新鮮なシーフードを飽くことなく堪能。さらには、ボルドーの名門ワイナリー「シャトー・スミス・オー・ラフィット」を訪問しました。ぶどう畑、樽工房、醸造所、芳醇な香りが漂う樽が並ぶセラーなどを見学しながら、伝統と革新が融合したワイン造りについて学び、最後には試飲を楽しみました。色々なお話をお伺いしてからいただくワインに、この地の自然と人の営みが織りなす深い豊かさを実感しました。





ピレネーの麓に息づくフレンチバスクへ
ボルドーを後にし、ピレネー山麓へも足を延ばしました。車窓には雄大な山並みと牧草地が広がり、時折見える羊の群れや石造りの村の家々がどこか懐かしいフランスの原風景を思わせます。ピレネーの絶景を満喫しながら山あいを抜けると、大西洋岸のリゾート地ビアリッツです。もとは小さな漁村でしたが、19世紀半ばにナポレオン3世と皇后ウジェニーが保養地に選んだことで一気に欧州上流社会のリゾート地へ発展。貴族たちがこぞって別荘を構えたことから、ビアリッツにはバスク地方の伝統建築からアール・デコ、ゴシック風まで、さまざまな様式の建物が並びます。多様でありながら不思議と調和のとれた町並みは、この町ならではの洗練さを感じます。大西洋の波が寄せる海岸線を歩いたりしながら、優雅な町並み散策をお楽しみいただきました。



フランスからスペインへと向かう道中では、「フランスの最も美しい村」に登録されるアイノア村へ。この地方特有の白壁と赤い木骨組みの家が連なる、とても可愛らしい町並みでした。続いて訪れたアルデュード渓谷では、絶滅の危機から復活した純血バスク豚を育てる工房「ピエール・オテイザ」を見学。工房直営レストランでのバスク豚料理もいただきました。




旅の締めくくりは美食の都、サンセバスチャン
言わずもなが美食の都として知られるスペインのサンセバスチャンでは、バル巡りを楽しみました。ピンチョスやタパスといった一品料理を味わいながら、バル文化の魅力を存分に堪能。また、バスク地方の白ワイン「チャコリ」のワイナリー「GAINTZA TXAKOLI」へも訪問。「GAINTZA」はバスク語で高台を意味します。ビスケー湾近くの丘の斜面に広がる土壌で、潮風を浴びながら育ったブドウから造るワインは海のミネラルを豊富に含み、それが爽やかな味わいの秘訣となっています。家族経営とのことで、非常に熱心にワイン造りへの思いを語ってくださいました。






南西フランスからバスク地方、そしてスペインへ。食を通して、豊かな自然と人々の情熱が紡いできた土地の魅力、そして歴史や風土を五感で味わう旅となりました。
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