【海外】帰国しました。添乗員レポート

【海外】帰国しました。添乗員レポート

2025年10月30日

秋色のラップランドと北極圏オーロラチャンスの旅 9日間

<2025年10月12日(日)~10月20日(月)添乗員:湘南支店 桂 智洋>

10月中旬、北極圏・ラップランド地方を訪ねる9日間の旅をご案内しました。
成田からフィンランド航空でヘルシンキを経由し、北緯66度33分、北極圏の玄関口・ロヴァニエミへ。サンタクロースとの出会いから北極圏の旅がスタートしました。サンタクロース村は一年中クリスマスムードに包まれた夢の世界が広がります。お仕事中のサンタクロースにお会いし、大きな手と握手を交わすと、誰もが自然と笑顔に。ふわふわのひげと優しいまなざしに童心がよみがえるようでした。

サンタクロース村には北極圏の緯線が引かれています
トナカイ橇も体験していただきました

サーリセルカでは先住民のサーミ人の文化にふれました

サーリセルカはオーロラベルト直下に位置する人気のリゾート地です。宿泊した「サンタズ・ホテル・トゥントゥリ」では各室にプライベートサウナが備えられ、空いた時間には本場のフィンランド式サウナでリフレッシュされた方も多かったようです。夜はパウロ教会で暖をとりながらオーロラ観測へ。天候は安定せず、なかなか姿を現してはくれませんでした。皆様の粘り強さに感謝です。

ホテルの横に立つパウロ教会
有難いことに中で暖をとりながらオーロラを待てました

4日目はイナリへ向かい、途中でトナカイ牧場を訪問。牧場主ヤニさん一家に迎えられ、エサやり体験や縄投げなどを楽しみました。囲炉裏のような火が焚かれたコタ(伝統的テント)に招かれ、温かい飲み物をいただきながら、フィンランド先住民族サーミの文化や暮らしについてお話を伺いました。自然と共に生きる姿勢、そして家族の穏やかな笑顔に、北の大地の温かさを感じるひとときでした。

伝統住居のコタで、温かい飲み物を振舞ってもらいました

ハイキングを楽しんだ夜には、待ちに待ったオーロラとの出会いがありました!

翌日はウルホ・ケッコネン国立公園でハイキングを楽しみました。白樺林を抜けると、足元には苔やベリーが広がり、乾いた空気の中に秋の香りが漂います。澄んだ川のせせらぎを聞きながら進む道のりは、まるで北欧の詩の一節のようでした。昼食には、焚き火を囲んで味わう温かなサーモンスープ。体の芯から温まり、自然の中でいただく一杯のありがたさを実感しました。夜になると、ついに空が動き始めました。白い帯のような光がゆらめき、やがて緑のカーテンとなって夜空いっぱいに舞い広がります。息をのむような美しさに、誰もが言葉を失って見入っていました。

ベリーを摘みながらのハイキングでした
コタでの昼食で温まりました
待ちに待ったオーロラが天を舞いました!
時を忘れて見惚れてしまいました
観測最終日にやっと出現してくれて一安心でした

静かに過ぎる北欧の秋を楽しみました

ヘルシンキでは、旅の締めくくりにふさわしい秋の日を過ごしました。トラムに乗って市内を巡り、市民の生活に溶け込むような街歩きへ。白亜のヘルシンキ大聖堂や赤レンガのウスペンスキー寺院、港のマーケットホール、そしてフェリーで訪れた世界遺産スオメンリンナ島――どの風景にも、短い秋を慈しむ穏やかな時間が流れていました。

スオメンリンナ島へ渡るフェリー
白亜のヘルシンキ大聖堂

北欧の秋は静かに訪れ、静かに過ぎていきます。そのわずかな季節の中に、自然と人の営みが見事に調和していました。澄んだ空気、温かな人々、そして夜空を染めたオーロラ。まさに「秋のフィンランド」という言葉がぴったりの旅でした。

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