【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2025年10月20日

【帰着レポート】若狭の珠玉「小浜」と海の京都「伊根」から城崎温泉の旅

<2025年9月27日(土)~10月2日(木)6日間 添乗員:札幌支店 小川 伸>

<2025年9月27日(土)~10月2日(木)6日間  添乗員:札幌支店 小川 伸>

名古屋の小牧空港から一路、岐阜県を北上し白川郷と近郊の富山県の五箇山へ。その後、日本海に沿って福井県へ、名湯あわら温泉に宿泊し、若狭湾を望む重伝建「小浜」では2連泊。京都では天橋立や伊根の舟屋群をご覧いただき、最後は兵庫の名湯・城崎温泉で旅を締めくくるというユニークなルートの旅より帰着しました。天候にも恵まれ、各地での旬の食材も好評をいただきました。

混雑する白川郷での宿泊を避け、近郊の世界遺産「五箇山集落」へ。

白川郷は海外からのお客様が多く、合掌集落自体の魅力はあってもその混雑ぶりには興ざめしてしまいます。そこで今回は、白川郷ほど規模は大きくはありませんが、近郊にある2つの合掌集落をじっくりと訪ねました。合掌造りの家々の茅葺の屋根の作り方や葺き替え方法、貴重な収入源となった火薬の原料である塩硝の作り方など、地元に住む方ガイドだからこそ知っている歴史を学び、ゆっくりと散策するなど、充実したひとときをお過ごしいただきました。

人が少なくゆっくり歩けた相倉合掌集落

北前船の寄港地で栄えた越前・河野「右近家」

越前・右近家は北前船を複数所有する廻船問屋で、大阪から北海道へと各寄港地の産物を安く仕入れ、各寄港地で高く積み荷を売りさばき、巨万の富を築きました。その航海ルートや積み荷のこと、船のこと、海難事故などの補償に備え、今の損保ジャパンの前身となった保険会社「日本海上保険(1896年創業)」の設立へと経営を方向転換したことなどを、船主の館である右近家の旧宅内でお聞きいただきました。最近公開された、右近家とは親戚関係でもある廻船問屋の中村家も見学しました。

右近家にて保存会の会長さんから北前船の詳しい説明を聞きました
右近家の入り口にある幸運を呼ぶ兎と三日月の屋根瓦

「京は遠ても十八里」 若狭・小浜で2連泊

京都の食文化を支える最も近い港町が小浜です。京都まで険しい山越えを含め約70キロの道のりを、鯖などの海産物を運ぶ「鯖街道」の出発地として栄えました。北前船でも栄えた港町として当時の賑わいを偲ばせる風情ある町並みがよく残り、その中をゆっくりと町歩きを楽しみました。午後の自由行動では海沿いのホテルでゆっくり過ごされたり、ご希望の方と郊外へ足を延ばし、国宝や重要文化財が点在する古刹などを巡り半日を有意義にお過ごしいただきました。

ホテル正面の小浜湾。虹が出迎えてくれました
小浜西町 風情ある町並みです
自由行動で訪れた明通寺 三重塔は建造物として福井県唯一の国宝です

伊根の舟屋を洋上から

丹後半島の北端にある伊根湾は日本海の荒波が入ってくることがなく、昔から絶好の漁場となってきました。現在は約230軒近い舟屋が並び、1階に船を入れ2階が住居という昔ながらの建物が密集する光景で知られ、数々の映画のロケ地にもなっています。今や、遊覧船で洋上からその独特な光景を一目見ようと、世界中から多くの観光客が訪れます。遊覧船からの餌を期待して多くのカモメやウミネコたちが船を追いかけてきて、これも楽しい思い出となりました。

独特な光景の伊根の舟屋
カモメやウミネコが遊覧船を追いかけてきます

開湯1300年以上の城崎温泉でのんびり過ごし、温泉街の散策へ

最終日の城崎温泉では、ゆっくり午後2時出発。ホテルの温泉やお部屋でのんびりとお過ごしいただきました。城崎温泉は志賀直哉など数々の文人に愛されたことでも知られ、散策ご希望の方とご一緒に文芸館を訪ねました。その後、町の背後の山・大師山に架かるロープウェイへ。山頂駅の展望台から眼下には城崎温泉の全景と日本海が広がる光景をお楽しみいただきました。

文芸館で展示されている湯杓。城崎温泉では、地元のお寺に祈念しこの湯杓をもらい、外湯めぐりを楽しんだそうです
小浜では旬の食材を使ったフランス料理を楽しみました
城崎温泉 西村屋招月庭での懐石料理

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