【海外】帰国しました。添乗員レポート

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2025年09月27日

【帰国レポート】絶景の氷河湾クイーン・エリザベスの船旅 

〈2025年8月28日(木)~9月9日(火)13日間 添乗員:東京支店 萩原洋子〉

<2025年8月28日(木)~9月9日(火)13日間 添乗員:東京支店 萩原洋子>

自然豊かなアラスカの船旅から帰国しました。今回乗船したのは、英国の名船クイーン・エリザベス。一般的な7泊8日の船旅より少し長い、11泊12日のコースです。氷河の様子や珍しい寄港地、そして船内の様子をレポートします。

ダイナミックな氷河を求めて

今回の航路では、アラスカの船旅では必ず訪れるグレーシャーベイ(氷河湾)と、通常のアラスカクルーズには含まれていることが少ないハバード氷河を訪れました。
アラスカ暖流のため曇りの日が多いアラスカですが、2日間とも晴天に恵まれ、アザラシやラッコなどの海洋生物も見られました。ハバード氷河は現在も氷河が進行している珍しい氷河で、大きな氷河崩落を何度も見ることができ、まわりの乗客と思わず歓声を上げ、大自然の偉大さを噛み締めました。

風もなく海が凪いでいて、まるで鏡のようです。
氷河湾の最奥では約1時間かけて船がゆっくり転回するので、船内のどの場所にいても氷河が見られました。
グレーシャーベイでは国立公園のパークレンジャーが乗船し、1日を共にします。写真はレンジャーが下船してゆくときのもの。
通常は閉ざされているクルー専用エリアの船前方のデッキが解放されます。

アラスカの奥地 ゴールドラッシュ時代の交通の要所ヘインズへ

入り組んだ地形から、船や水上飛行機でしかアクセスできない港町が多い中、ヘインズは陸路でアクセスできる珍しい港町です。ゴールドラッシュに沸いた1890年後半には、ユーコン川付近のクロンダイクなどへの金鉱に向かう交通の要衝として賑わいました。11月頃にはアメリカの国鳥ハクトウワシがサーモンを追いかけて数千羽集まる場所で、全長2メートルもの巨大なハクトウワシを見ることもできました。
同時間帯に接岸できる大型客船は1隻に限られており、桟橋を渡ってヘインズへ訪れると、そこは静かな田舎の港町といった雰囲気。アラスカで唯一陸軍基地がおかれた場所でもあり、現在史跡として保存されている陸軍基地跡を訪ね、アラスカの歴史に思いを馳せながら散策しました。

クイーン・エリザベス号 静かな海に停泊している姿が美しいです。
アラスカでは各地に蒸留所があります。
ハクトウワシ保護センターで見かけたアメリカの国鳥ハクトウワシ。
アラスカの動物が一堂に見られるヘインズのハクトウワシ保護センター マウンテンゴートやハクトウワシ、ヘラジカなど

英国の雰囲気溢れるクイーン・エリザベスの優雅なひととき

イギリス女王の名を冠したクイーン・エリザベスでは、最近では珍しく、きちんとしたフォーマルデイが設定されています。今回の航路では2回、氷河をイメージしたアイスホワイトと、仮面舞踏会の2つのテーマのフォーマルデイがありました。アイスホワイトの日は、銀のスパンコールや水色のドレス、青の蝶ネクタイ、また仮面舞踏会の日は、ダークスーツに身を包み、仮面をつけた人々が行き交いました。いつもと違う様子の船内は新鮮で、皆様この船ならではの雰囲気を楽しまれていました。また、白手袋のウェイターがずらりと並ぶアフタヌーンティーや、毎晩の社交ダンスなど、キュナード社ならではの世界を楽しみました。

2層吹き抜けのライブラリー。とても落ち着く空間です。
チャーチル首相がクイーン・エリザベスに乗船した際の写真。至る所に英国王室や貴族の写真が飾られています。
ロンドンのキューガーデン(王立植物園)をイメージしたラウンジ(ガーデン・ラウンジ)。
仮面舞踏会をテーマとしたフォーマルコーデの日には、ダンスホールが一変します。
吹き抜けにはエリザベス女王の甥、リンリ―子爵による初代クイーン・エリザベスをモチーフにしたアールデコ調の寄木細工があります。

来年夏も、絶景を求めてぜひアラスカへ。
また、現在発表しているツアーの中では、同じクイーン・エリザベスにて、2月から3月にかけてカリブ海クルーズをご用意しています。寒い日本を離れ、温暖なカリブ海を旅するのはいかがでしょうか。        

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