【海外】帰国しました。添乗員レポート

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2025年09月04日

【帰国レポート】小さな王国レソトとエスワティニの旅

<2025年8月25日(月)~9月4日(木) 11日間 添乗員:稲田裕子>

南アフリカ共和国の中にぽつんと位置する小さな王国「レソト」と「エスワティニ」を巡る旅に行ってまいりました。現地はちょうど冬の終わりにあたり、最低気温は10℃前後、最高気温は23℃程度と、とても快適でした。延々と広がるアフリカの広大な大地、レソトやエスワティニに入ると山がちな風景に変わっていく様子、昔ながらの生活を営む人々、サファリでは多くの動物にも出会うことができ、アフリカの魅力を満喫できる旅でした。

南アフリカのゴールデンゲートハイランド国立公園

「天空の王国」レソト

最も標高が低いところでも1000mを下回らないレソトは「天空の王国」とも呼ばれています。乾燥地帯が多い南部アフリカにあって、ドラケンスバーグ山脈付近に位置するレソトは水も豊富。水力発電のためのダムもあり、そこではきれいな水を利用してマスの養殖も行っています。そのマスの最大の輸出先はなんと日本なのです! 標高3000mを越す地域では雪が降り、スキーリゾートもあるそうです。

首都マセルから車で3時間ほど、アフリカ最高落差のマレツニャーネ滝。
レソトは家々の周りに「桃の木」を植えるのが習慣だそうです。
ちょっと写真ストップに寄った村で、女の子が「写真を撮って」とポーズをとってくれました。
首都から少し離れると、今でも伝統的な農法で畑を耕す人々の姿がありました。
民族村のガイドさん。

伝統文化の残るエスワティニ

四国より少し小さな面積の国エスワティニは、イギリスから独立した直後からその豊富な鉱物資源、石炭、そしてアスベストを輸出して国力を高めました。外国資本を誘致して広大なサトウキビプランテーションをつくり、今では砂糖はエスワティニの重要な輸出品になっています。小さな国土ではあっても、標高によって様々な農作物をつくり、この地でとれたグレープフルーツは日本にも輸出されているそうです。近代的な首都と、伝統的な生活が息づく郊外の対比が興味深い国でした。

芸品村に立ち寄りました。アフリカらしいカラフルな品がところせましと並んでいました。
民芸品村の一角に、今では伝統工芸となった「ろうそく」作りの工房もあります。
カラフルな蝋を使って、数分で色鮮やかな動物型のろうそくがつくられていきます。

シロサイの生息地、フラネ・ロイヤル国立公園

エスワティニの北東に位置するフラネ・ロイヤル国立公園は、前国王時代の1967年に国立公園に指定されました。それまでは王室の狩猟場だったのです。園内にはライオンやゾウ、キリン、インパラはもちろんのこと、絶滅の危機に瀕しているシロサイが多く生息することでも知られています。乾季のため、ロッジのすぐそばの池にもシロサイやインパラたちが水を飲みにきていました。

サファリにでかけてすぐにシロサイを発見! じっと待っていると、ジープのすぐ目の前まで来てくれました。
キリンの兄弟にも遭遇。
高い木の枝から棘の葉を食べています。
雄ライオンの兄弟。まだ若いので、タテガミがふさふさととてもきれいでした。
ロッジのすぐそばの水場に来ていた動物たち。

エスワティニの伝統行事「リード・フェスティバル」

毎年8月終わりから9月の初めあたりに開催される「リード・フェスティバル」は、エスワティニ中の乙女たちが王母の宮殿に建材となる「葦」を届けるという儀式です。フェスティバルは一週間にわたり、最後の二日間は伝統的な衣装で踊ったり歌ったりの宴会が行われます。今回は、フェスティバル前日の最終リハーサルの様子と、フェスティバルの初日、女の子たちが王母の宮殿にやってくる様子を見せてもらうことができました。

周辺の村の女の子たちが集まり、最後の練習をしているところにお邪魔しました。
まだ小さな女の子たちも、一生懸命練習しています。
民族衣装に身を包み、王母の宮殿にやってきた女の子たち(黒い帽子の女性は既婚者で、引率者です)。
ちょっとシャイな子もいれば、我々に興味深々な子も。
「登録の儀」といっても、係が女の子たちの名前をノートに記していく、シンプルなものでした。
観光省のお役人さん。フレンドリーでお茶目なお二人でした。

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