【海外】帰国しました。添乗員レポート

【海外】帰国しました。添乗員レポート

2025年08月27日

【帰着レポート】ハンザの女王リューベックとツェレ城館ホテルの旅 9日間

<2025年7月21日(月)~7月29日(火)9日間 添乗員:札幌支店 真島 智>

 日本航空のフランクフルト便を利用して、北ドイツの美しき町々を巡る旅へ添乗していまいりました。天候はすっきりしない日もありましたが、23℃前後の日々が続き、夏本番の日本から来た私たちには嬉しい涼しさでした。メルヘン街道の界隈では木骨組みの家並みが、北方のハンザの町々はレンガ造りの建造物が立ち並び、地域による異なる風景を感じ取ることができました。ドイツの他の地域と比べて日本人やアジアからの観光客は、比較的少ない地域と思われ、ぜひお勧めです。

木骨組みの家々が500軒も ハンミュンデン

ドイツ全体でも屈指の、木骨組みの家々の保存状態と数を誇るハンミュンデンにゆったり2泊しました。町はヴェラ川とフルダ川が合流する地点に広がります。今回はドイツ中部の谷間を流れるフルダ川の遊覧も楽しみ、ドイツの片田舎の風情を味わいました。また、ご希望の方は、ティリーシャンツェの展望所へ。オレンジ色の屋根がびっしり並ぶハンミュンデンの眺望は、登るには少々息が切れましたが絶景でした。

宿泊したホテル
ティリーシャンツェからの眺め
ヴェーザー川の始まりの地点
フルダ川の遊覧船

活気ある港町ブレーメン 世界遺産の市庁舎が見ごたえ十分

実はグリム童話ではブレーメンの町に着く前に悪者を追い出した家に住み着いたので、ブレーメンの町までは来ていないはずの音楽隊。その銅像は世界遺産の市庁舎裏手と、ベトヒャー通りの小路にありますので探してみてください。世界遺産のローラント像の向かい、市庁舎と聖ペトリ大聖堂の間にあるマンホールは、コインを入れると音楽隊の動物達のいずれかの鳴き声がする仕掛けが面白いです。

ブレーメンのシュノーア地区
音楽隊の下にもう1匹のワンちゃんが
ベトヒャー通りの音楽隊
コインを入れると鳴き声が

ハンザの女王リューベック 中世のままの風景に浸る

北ヨーロッパ全体の港町の商業活動に中心的な役割を果たしてきたリューベック。トラヴェ川から眺める7本の教会の尖塔とその麓の家並みの風景は中世からほぼ変わっていません。聖ペトリ教会の尖塔に登り(あいにくエレベーターが故障中で200段弱の階段を頑張って登りました)、天気が良ければバルト海に面したトラベミュンデまで見渡せますが、今回は曇天で残念した。

マリエン教会を中心としたリューベックの町

リューベックの家々の間には「ガング」という小路や、「ホーフ」という中庭がある構造になっています。表通りからは見えてこない、人々の生活感が伝わる小路のいくつかは自由に往来できます。ドイツを代表する高級菓子といえば、ここリューベックが本店の「ニーダーエッガー」社のマジパン。砂糖とアーモンドを練り上げ、チョコレート等にコーティングされ、包装もお洒落です。本店2階のカフェはランチも楽しめ、席数も多く便利です。

ガングの通り道
ホーフの花
賑わう人気のニーダーエッガー

鉄道で小旅行 ドイツ第2の都市のハンブルクへ

リューベックからは45分ほどで到着。ハンブルク中央駅はまるで巨大ショッピングモールのようにレストランやショップが並び、ドイツ各地からの列車に加え、国際列車も忙しく出入りしていました。中央駅からは地下鉄Uバーンに乗ってエルベ川沿いへ。ハンブルクの現代を代表するユニークな建造物のエルプフィルハーモニーを訪れました。クラシックコンサートが目的でなくとも、古いレンガの下部と、波をイメージしたガラス張りの上部の間にプラザという入場場所があり、展望所になっています。その後は、世界遺産の倉庫群の散策へ。巨大なハンブルクの市庁舎はそのファサードの迫力ある彫刻も見事ですが、広場は内アルスター湖からの水路に面しており、水の都ならではの景観も素敵です。

ハンブルク中央駅
世界遺産のハンブルクの倉庫群
エルプフィルハーモニー
ハンブルクの市庁舎 手前の立派な建物はユニクロです
市庁舎の広場に面した水路

北方ヨーロッパの人々を支えた塩の生産地 リューネブルク

地面を掘れば、中世の人々にとって貴重な塩の泉が湧き、富が集積したリューネブルクの町。塩の生産は終焉してしまいましたが、塩商人の立派な建造物が戦火に遭うことなく残されています。中世の積み荷に利用したクレーンが往時の風景を今に伝えており、内部は通常非公開ですが、現地ガイドがワールドの皆様だけ入場させてくれました。塩商人による市政が行われた市庁舎内部も、ガイドの案内で入場。市庁舎前では土曜市が開かれており、様々な地元の食材をご覧いただけました。

姉妹都市のイギリスのスカンソープからの合唱団
塩の積み荷に使われた古いクレーンが残ります
市庁舎前の広場の土曜市

落ち着いた木骨組みの町 フリッツラー

多くの観光客が訪れることはありませんが、メルヘン街道の途上だけあってドイツらしい木骨組みの家並みに地元の人々が穏やかに暮らす風景をご覧いただける町です。実はドイツの歴史上の重要な町であり、神聖ローマ帝国の起点となったり、樫の木を神木としたゲルマン民族にキリスト教化を促した聖ボニファティウス縁の地としてその名を留めています。

聖ボニファティウスの像
フリッツラーの木骨組みの家並み

ドイツの旅はこれからのシーズンも、冬の時期こそ楽しめる町がいっぱいです。ご参考までに下記のリンクより、この先のドイツの旅をぜひご覧ください。

この記事に関するキーワード

お気軽にお問い合わせください

電話相談はこちら

受付時間:午前9:30~午後5:30

東京
03-3501-4111
大阪
06-6343-0111
名古屋
052-252-2110
九州
092-473-0111
札幌
011-232-9111
湘南
0466-27-0111