【海外】帰国しました。添乗員レポート

【海外】帰国しました。添乗員レポート

2025年08月15日

【帰国レポート】北フランス芸術紀行とパリ滞在の旅

<2025年7月24日(木)~8月2日(土) 添乗員:九州支店 熊谷 里佳子>

この度、リールとパリ2都市で芸術を堪能する10日間の旅より帰国しました。心配していた熱波の影響もなく、日中は25度前後と爽やかな気候のなか芸術の都パリを満喫できました。今回のグループは再訪の方も多く、自由行動ではパリの新名所や穴場スポットにご案内。私自身も初訪問の場所もあり、いつもとはひと味違ったパリの名所をレポートします。

フランスの英雄・ナポレオンが眠るアンヴァリッド廃兵院へ

まずはルイ14世の治世下の17世紀後半に傷病兵の療養所として建設された「アンヴァリット廃兵院」へ。施療院と養老院を兼ねるもので、退役軍人たちはそこで余生を送りました。そんなアンヴァリッドの象徴といえば黄金のドーム(礼拝堂)です。ドームの中心に鎮座する赤色の石英岩で作られたナポレオンの棺は存在感があり、フランスの歴史に欠かせない英雄の功績を偲びました。

かつて4000人ほどの退役軍人が生活をしていたそう
中央はナポレオンの棺。周囲にはナポレオンの生涯を表現した大理石のレリーフが並びます

パリの日常が感じられるセーヌ河左岸の学生街「カルチェ・ラタン地区」を散歩

5区、6区とまたがるカルチェ・ラタン地区はソルボンヌ大学やアンリ4世校など多くの大学や高校がある学生街です。若者の活気があふれる街を歩きながら、通常のツアーではなかなか訪れない穴場スポットをご案内しました。

①サン・テティエンヌ・デュ・モン教会

著名人の霊廟パンテオンの裏に佇む、聖ジュヌヴィエーヴの丘に建つ教会。5世紀の蛮族侵入に際しパリを守って活躍した守護聖女ジュヌヴィエーヴのお墓があります。この教会の見どころは、パリに唯一残る「ジュベ」と呼ばれる内陣と身廊の間に置かれている仕切りです。精巧な彫刻と透かし彫りが施されたこの仕切りとステンドグラスは必見です。

「ジュベ」
ヘラクレスが持ち上げる説教台

②グランド・モスケ・ド・パリ

多くの大聖堂や教会が並ぶパリの街で、異彩を放つのが「グランド・モスケ・ド・パリ」です。パリの町並みの中に突如現れるイスラム建築のモスクで、第一次世界大戦後にフランス政府が戦争で亡くなった北アフリカ出身のイスラム教徒兵士へ感謝と敬意を表すために建設しました。以来フランス系イスラム教徒コミュニティの礼拝、学習、文化交流の場として使われています。地下鉄駅からも近く、実はアクセスもしやすい場所にあります。まさかパリでモスクを訪れるとは!と、お客様も予想以上に喜んでくれました。

高さ33メートルのミナレット
アルハンブラ宮殿を彷彿させる中庭

自由行動では、新名所にご案内しました

①国立図書館(BnF)リシュリュー館

パリ1区のパレ・ロワイヤルのすぐそば、2022年に大規模改修工事を終えてオープンした国立図書館リシュリュー館へ。パリの中心地にありながらも見落としがちな新名所です。ヨーロッパ最古の公共図書館の一つで、その歴史は5世紀以上にもわたります。特に目を見張るのは、一般閲覧室「オーバル・ホール」。天井のガラス部分が太陽の動きに合わせて設計をされており、内部にたっぷりと自然光を取り込んでいます。館内ではたくさんの学生さんたちが勉強に勤しんでいて、パリの日常を垣間見る貴重な体験でした。

一般閲覧室「オーバル・ホール」の様子
緑が多い中庭

②ブルス・ド・コメルス

今回は芸術をテーマにした旅ということで、自由行動では2022年にオープンした現代アート美術館「ブルス・ド・コメルス」を訪れました。外観は16世紀のままに、建築家・安藤忠雄氏が手掛けた内部は、中央の大きな吹き抜けの空間が印象的でした。他の美術館のような混雑もなく、ゆっくりと現代アートをはじめ、ピノー・コレクションを堪能しました。

美術館入口 16世紀の外観はそのままに

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