【海外】帰国しました。添乗員レポート

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2025年07月24日

【帰国レポート】バルト三国の古都とバルト海サーレマー島の旅 10日間

<2025年7月3日(木)~7月12日(土) 添乗員:東京支店 山田 梨絵>

バルト三国の人たちは「歌う民族」として世界的に知られています。2003年には、バルト三国の「歌と踊りの祭典」がユネスコの無形文化遺産に指定されました。エストニアとラトビアでは5年に一度、リトアニアでは4年に一度開催されていますが、2025年、エストニアにてコロナ禍の延期を経て6年ぶりに歌と踊りの祭典が開催。今回、大迫力の合唱の祭典を体験してきました。

2万人以上の歌い手がタリンの街を行進

タリンの街のメインストリートでは、2万人以上の歌い手によるパレードが行われます。皆さん様々な民族衣装を身に着け、マーチングバンドの演奏とともに行進。パレードは6時間近くに及びましたが、見ていてまったく飽きることがありません。雨の中でも心から嬉しそうに堂々と闊歩するエストニアの人たちを見て、祭典にかける思いの強さが伝わってくるようでした。

ホテルの部屋からパレードが見学できました
民族衣装を着たエストニア人の女性たち
民族衣装姿の子どもたちも可愛いです
バリエーション豊かな帽子に惹かれます

10万人の観衆が集う、メインコンサート

タリン市街から東に約5km行った所にある、メインコンサートの会場「歌の広場」。この広い野原に、エストニア各地から10万人以上の観衆が集結します。エストニアの人口は約137万人ですから、国民の約10分の1が参加すると考えると、その規模だけでも圧倒されてしまいます。当日はあいにくの雨。歌い手も観客もレインコートを着ての参加となりました。会場は、色とりどりのレインコートを着た人たちでいっそうカラフルな賑わいに。雨の中、14時から21時まで行われるコンサートをじっと鑑賞する姿を見て、様々な国に支配されてきた歴史を持つエストニアの人たちの忍耐強さに改めて感銘を受けました。

会場の「歌の広場」には10万人以上の観客が集結します

エストニアの島「ムフ島」と「サーレマー島」

エストニアの島々は、豊かな自然の中に今も伝統的な文化が残っており、様々な魅力を秘めています。バルト海近郊では新鮮な地場の魚が獲れ、昼食に訪れたムフ島のワイナリーレストランでは、骨が青緑色をした珍しいお魚(ダツの仲間)を、シェフがその場で燻製にして提供。気持ちの良いガーデンテラスでお食事を楽しみました。

ワイナリーでは、屋外でお食事をいただきました
バルト海沿岸では人気のお魚だそう

ラトビアを経て、リトアニアのヴィリニュスでフィナーレとなりました。ずっと雨続きのお天気でしたが、旅の最後にはヴィリニュスにてようやく晴れ間を見ることができました。

ヴィリニュスの聖アンナ教会
高台から望むヴィリニュス旧市街

バルト三国は一括りにされがちですが、エストニア、ラトビア、リトアニアはそれぞれ異なる歴史や文化を持っており、訪れれば各国それぞれの個性や違いにきっと気づくはずです。2026年にもバルト三国のツアーを予定しておりますので、ご興味のある方はぜひご検討ください。

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