【海外】帰国しました。添乗員レポート

【海外】帰国しました。添乗員レポート

2025年06月06日

【帰国レポート】太平洋から大西洋へ パナマ運河通峡の船旅

<2025年5月15日(木)~6月6日(金)23日間 添乗員:稲田裕子>

パナマ運河を通峡する、23日間の船旅に行ってまいりました。旅の始まりはロサンゼルスから。メキシコへと南下し、メキシコでは3か所に寄港、その後コスタリカ、パナマと下り、太平洋側から大西洋側のカリブ海へとパナマ運河を一日かけて通峡しました。パナマ運河を越えた後はオランダ領アルバ島に寄港し、そしてニューヨークへと帰る壮大な船旅でした。

最終寄港地のニューヨーク。マンハッタンの町並みを船上から眺めながら入港です

パナマ運河の通峡は、一日見ていても飽きることのない一大イベントでした

パナマ運河の国章※に刻まれたスローガン「地は分けられ、世界は結ばれた」。この言葉通り、1914年に開通した全長82㎞のこの運河は南米大陸をぐるりと回らずとも太平洋から大西洋へと行き来できる画期的な航路となりました。
05:15、水先案内人が船に乗り込みます。アメリカ橋を通過し、最初のミラフローレス・ロックに到着したのが07:15。続いてペドロミゲル・ロックを越え、センテニアル橋をくぐり、最後のガトゥン・ロックに差し掛かったのが13:00頃でした。水のエレベーターで船が上下していく様は、聞くのと見るのとではやはり迫力も実感も異なり、いつまでも見ていられます。3つ目のガトゥン・ロックを越えると、最後のアトランティック橋をくぐり、そして15:00頃、ついに大西洋へと到達しました。

最初のミラフローレス・ロックに差し掛かります。ここで約16.5m上昇します
2つ目のペドロミゲル・ロック。さらに9.4m上昇します
プールサイドにある巨大スクリーンで航行エリアを映してくれています
各ロック周辺にはカメラが設置されていて、その映像をWEB上で見ることができます
最後のガトゥン・ロックに差し掛かりました。3つのロックでなんと25.9mも下降します
前を行く船が下がっていく様子も見ていて楽しいものでした

メキシコでの寄港地「プエルト・バジャルタ」と「ウァトゥルコ」

メキシコではプエルト・バジャルタとウァトゥルコの2か所に寄港しました。どちらも船のエクスカーションに参加し、中米らしいカラフルな市場や名物のテキーラの試飲などをお楽しみいただきました。2つの港はメキシコ南部のハリスコ州に位置しており、ハリスコ州はメキシコ特産のリュウゼツランの蒸留酒、「テキーラ」の名産地として知られます。

プエルト・バジャルタの歴史を描いた壁画:漁師町だったのが、映画「ラブボート」で取り上げられてから観光地になるまで
カラフルな商品が並ぶ屋台
名酒「メスカル」の試飲中。特産のコーヒーとチョコレートも試飲させてもらいました
ウァトゥルコの港に接岸しているアイランド・プリンセス号

コスタリカではタルコレス川のボートクルーズへ

コスタリカの太平洋側に位置するカララ生物保護区は豊かな生態系を有し、1998年には国立公園に指定されました。今回は、そんなカララ国立公園内を流れるタルコレス川のボートクルーズにご案内しました。コスタリカ国内有数のバードウォッチングの聖地として知られているだけあり、様々な鳥に遭遇しました。また、ワニの生息頭数もコスタリカで1、2を争うとか。

すぐ岸辺にワニが!
草むらにも巨大なワニが潜んでいました!
美しいピンク色をしたベニヘラサギ
きれいな小鳥はアオマユハチクイモドキ

珍しい寄港地「オランダ領アルバ島」

南米大陸北部、ベネズエラの沖わずか30㎞に位置する小さなアルバ島。最初に発見した白人はスペイン人の探検家アロンソ・デ・オヘダで、1499年のことでした。1636年からはオランダが占領し、1986年にようやく自治国として認められました。学校教育は今でもオランダ語がメインだそうですが、最近は英語と先住民の言葉であるパピアメント語も教えているそうです。世界でも指折りの美しい海を持つ小さなアルバ島は、観光立国として特にアメリカやカナダ人からの人気が高いそうです。

湿潤なカリブ海に浮かぶ島にもかかわらず、アルバ島の中央部には「乾燥地帯」が広がり、サボテンの木や奇岩がたくさんあります
長い年月風と波に洗われ、「石橋」が生まれました
島の北部は荒々しい海岸線が続きます
島の西南側の海岸線は世界屈指の美しさを誇るビーチが続きます。ウミガメが産卵にも訪れます
島の西端に位置するカリフォルニア灯台を訪れたときの幻想的な一枚

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