【海外】帰国しました。添乗員レポート

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2025年06月12日

【帰国レポート】北スペインの景勝と美しき街々 サンチャゴ巡礼路と2つのパラドールの旅

<2025年6月1日(日)~12日(木)12日間 添乗員:大阪支店 中村美香>

12日間にわたる北スペインの巡礼路を辿る旅から帰国しました。今回の旅は、バスク州のビルバオから始まり、ずっと西へ進みガリシア州のサンチャゴ・デ・コンポステーラで終わるという、スペイン北部を堪能する旅でした。単なる観光だけではなく、千年以上の歴史を持つサンチャゴ巡礼路の一部を実際に歩く巡礼ウォークも組み込みました。実際に歩くともっともっと歩きたくなる、魅力ある巡礼路でした。

サンチャゴ巡礼路を歩く

今回は2回の巡礼ウォークを体験しました。1回目はフォンセバドンから鉄の十字架まで約2キロ、2回目はメリデからボエンテまで約5キロの道のりです。緩やかな坂道や自然の中の木陰を進み、石橋を渡り、中世から続く巡礼者たちの足跡を辿りました。道中では色とりどりの花々や美しい景色に癒され、北スペインの巡礼路特有の石の十字架(クルセイロ)や素朴な教会を見学しながら、巡礼路を肌で感じることができました。

1回目:緩やかな坂道を進むと、出発したフォンセバドン村や周囲の丘陵地が見渡せました
1回目:道沿いには小さな花がたくさん咲いていて、歩くには絶好の時期でした
2回目:自然の緑のトンネルを歩く巡礼者。多くの巡礼者が歩いていました
2回目:絵になる石橋を渡ったりと、森の中の巡礼路が気持ちいいです
2回目:巡礼路の道中には小さな露店が多くあり、ここで巡礼者同士の交流も生まれていました
2回目:ガリシア州に多くある高床式倉庫「オレオ」が、村に近づくとたくさん見られました

2つの趣異なるパラドールに宿泊

ピコス・デ・エウロパ国立公園の麓にあるフエンテ・デのパラドールは山小屋風の建物で、大自然に囲まれています。一歩外に出ると鳥の声も聞こえ、太陽に照らされる山肌も美しく、いるだけで癒される場所でした。

フエンテ・デのパラドールは大自然に囲まれています
パラドール近くのロープウェイ乗り場から山頂へ
雲が増えてきましたが、下が透けているスリルある展望台にて景色を楽しみました
山頂からはハイキングルートも整備されていて、高山植物がたくさん咲いていました

旅の締めくくりの地、サンチャゴ・デ・コンポステーラでは大聖堂の目の前に立つ歴史的なパラドールに宿泊。もとは王立救護院だった建物で内装も重厚感があり、巡礼の終着点にふさわしい特別な時間を過ごせました。各パラドールでの食事も地域の特色を活かしており、食事自体も楽しみの一つでした。

パラドールから一歩出ると大聖堂が目の前に。夜空に浮かび上がる大聖堂もきれいでした
パラドールは4つの回廊からなっており、一つ一つ趣が異なります
パラドールの最後の夕食はサンチャゴのシンボルでもあるホタテ貝をいただきました
サンチャゴでの自由食には地元のレストランにてガリシア名物のタコ料理やシーフードのタパスを楽しみました

近代アートから、旧石器時代、ローマ城壁など各地域の歴史文化に触れました

旅の前半はバスク州、ビルバオに3連泊。街の一番の見どころであるグッゲンハイム美術館では現代アートの傑作群を堪能。そしてゲルニカやビスカヤ橋にも足を延ばし、バスク州の歴史や世界遺産にも触れました。

まずは橋の上からグッゲンハイム美術館の外観を観察
美術館の顔とも言えるパピーもちょうど花の植え替えが終わり、色鮮やかでした
ビルバオでは自由食でバルにもご案内し、ピンチョスを堪能しました
世界遺産のビスカヤ橋のゴンゴラにも乗車。面白い体験だったと好評でした

旧石器時代の壁画が残るアルタミラ洞窟では、オリジナルを忠実に再現したレプリカで1万8500年前の芸術にも触れ、その後もレオン王国の歴史が息づくレオン、ローマ時代のきれいな城壁が残るルーゴなど、各時代、各地域の歴史文化に触れながら各地を巡りました。

アルタミラ洞窟を再現した博物館を見学(お客様撮影写真)
凹凸を利用して描かれたアルタミラ洞窟の壁画は一つ一つの絵が異なり、見ごたえがありました(お客様撮影写真)

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