【海外】帰国しました。添乗員レポート

【海外】帰国しました。添乗員レポート
2025年05月13日
【帰国レポート】オランダ・ベルギー古都の旅
<2025年4月29日(火)~5月6日(火) 8日間 添乗員:江尻満里奈>
春の花々が咲き誇るこの季節、オランダとベルギーの旅に添乗いたしました。今回の旅のハイライトは、なんといってもチューリップが見頃を迎えたオランダ・キューケンホフ公園の花々。園内は広大で、色とりどりのチューリップ、ヒヤシンス、スイセンなどが咲き誇り、まるで万華鏡のような景色に皆様感動されていました。お天気にも恵まれ、写真撮影にもぴったりの日和でした。ベルギーでは、首都ブリュッセルをはじめ、中世の面影を残す美しい街ブルージュ、そして芸術とダイヤモンドの街アントワープへ。ブルージュでは運河沿いを散策しながら、絵画のような景観を楽しみ、グランプラスではゴシック建築に囲まれた広場の美しさに皆さま見惚れておられました。旅先での味覚もこの旅の大きな魅力のひとつでした。オランダではホワイトアスパラガス、ベルギーではムール貝、名物ワッフル、そして本場のベルギーチョコレート。中でもチョコレートショップは大変人気で、お土産選びにも花が咲きました。
春のキューケンホフ公園 色彩の庭園を歩く
オランダが誇る世界屈指のフラワーパーク「キューケンホフ公園」。この春、満開のチューリップが咲き誇る絶好のタイミングで訪れることができました。園内には約700万本の花々が植えられており、色鮮やかなチューリップやヒヤシンス、スイセンなどが見事なデザインで咲き揃っていました。どこを歩いても花・花・花。まさに「花の絨毯」という表現がぴったりの風景が広がっていました。特に印象的だったのは、水辺に沿って植えられた「流れるような」花壇や、テーマごとに構成されたショーガーデン。訪れるたびに構成が変わるのもキューケンホフの魅力で、今年も趣向を凝らしたガーデンアートに目を奪われました。当日は天候にも恵まれ、園内を自由に散策したり、お気に入りの花壇で写真を撮ったり、カフェでくつろいだりと、思い思いの時間を過ごされていました。チューリップの球根やオランダらしいグッズが揃うギフトショップも大人気で、皆様お土産選びにも夢中になっていらっしゃいました。
自然と芸術が見事に調和したキューケンホフ公園。訪れるたびに新しい発見と感動があり、まさに「春だけの贅沢」を味わえる場所です。





アントワープの朝の散策とライトアップされた旧市街
私たちが宿泊したヒルトンアントワープは、旧市街に近く、観光にも便利な立地にあります。朝、まだ静かな時間帯に、ホテルを出発して旧市街へ足を踏み入れると、どこか落ち着いた空気の中で街が目を覚ますのを感じました。石畳の道に歴史を感じさせる建物や広場が続き、ゆっくりと時間が流れているかのようです。特にグロート・マルクト広場(大広場)の周りには、16世紀の建物が立ち並び、まるで絵画のような美しい景色が広がっていました。朝日を浴びながら散策するこのひとときが、まさにアントワープの魅力を堪能する最高の時間でした。
ホテルから徒歩圏内には、アントワープ中央駅やダイヤモンド地区もあり、朝の空気を楽しみながら軽く街を一周。アントワープの街並みは、古き良きヨーロッパの趣と現代的な洗練が見事に調和していることに気づきました。そして夜になると、旧市街はライトアップされ、昼間とは全く違った幻想的な雰囲気に包まれます。アントワープ大聖堂(ノートルダム大聖堂)やグロート・マルクト広場の周辺がライトで照らされ、夜の風景もまた格別。まるで映画のワンシーンのような美しさに、思わず足を止めて見入ってしまいました。



世界遺産「プランタン=モレトゥス博物館」にて歴史を感じるひととき
アントワープ滞在中の自由行動の時間に、ご希望のお客様を「プランタン=モレトゥス博物館」へご案内しました。この博物館は16世紀にヨーロッパ有数の印刷所として名を馳せたプランタン家とその後継モレトゥス家の邸宅兼工房を、そのまま活用した貴重な文化施設です。世界で初めて「印刷博物館」としてユネスコの世界遺産に登録されました。館内には、現存する世界最古の印刷機や16〜17世紀の貴重な書籍、活版印刷に用いられた活字や道具がずらりと展示されています。部屋ごとに異なる雰囲気があり、ルーベンスの肖像画や書斎、当時の生活が垣間見える家具や調度品なども見ることができ、「印刷技術」と「暮らしの歴史」が融合したような独特の魅力にあふれています。
博物館の周辺には、歴史的な街並みが美しく残り、石畳の小道や古書店、チョコレートショップ、地元のカフェなど、アントワープならではの散策もお楽しみいただけました。


春の味覚ホワイトアスパラガス
春の訪れとともに旬を迎える「ホワイトアスパラガス」は、地元の人々に愛される特別な食材。ホワイトアスパラガスは、土の中で育てられ、太陽光を避けることで白い色を保ちます。一般的なグリーンアスパラガスに比べてより柔らかく、ほのかな甘みが感じられます。また、食感も繊細で、口の中でとろけるような優雅さが特徴です。この時期はどのレストランでも、旬のアスパラガスを使った特別メニューが登場。今回は鰻の燻製と一緒にホワイトアスパラガスをいただきました。食べるごとにその香りと味わいが広がり、心も満たされた時間でした。


無心で食べる! ベルギー名物ムール貝の美味しさに感動
ベルギー滞在中には、グルメの目玉のひとつでもある「ムール貝の白ワイン蒸し」を本場で味わっていただきました。ムール貝(moules)は、ベルギーでは秋から冬にかけて特に人気の高い料理ですが、春先にも新鮮なものが出回り、レストランでは年間を通じて定番の一品です。海辺に面したオーステンデやゼーブルッヘなどの漁港から運ばれ、厳選された鮮度の良いものだけがレストランに並びます。伝統的な調理法は「ムール・マリニエール」と呼ばれるもので、白ワイン、セロリ、玉ねぎ、ハーブで蒸し上げ、素材の旨みを引き出すシンプルかつ贅沢な料理です。
今回のツアーでも、目の前に置かれた大鍋いっぱいのムール貝に、皆さまから思わず歓声が上がりました。湯気とともに立ちのぼる香り、口に入れた瞬間に広がる海の風味とワインの香り。手が止まらなくなるおいしさに、自然と会話が静まり、皆様無心で食べ進めていらっしゃいました。まるで日本でカニを食べているときのような、静かな堪能のひとときです。付け合わせのベルギー名物フリッツ(フライドポテト)と一緒に、残ったスープに浸しながら召し上がる方も多く、「これが本場の味なんですね」「想像以上でした!」と大変ご好評をいただきました。

なお、同時期には別コースも出発しております。
・4月8日発:「世界最大級の花パレードとオランダ・ベルギーの旅(10日間)」
それぞれの旅の様子をまとめた帰着報告も、ぜひあわせてご覧ください。
異なるコースならではの魅力や風景が楽しめます。
来年の春はぜひ、オランダ・ベルギーで春を迎えてみてください。
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