進化するダッカ&歴史遺産、織物の村を訪ねて

躍動のベンガル・新バングラデシュの旅【8日間】

  • 集合場所:羽田空港または成田空港
  • 出発日: 12月5日(金) 、 1月30日(金)
  • 旅行代金:エコノミークラス利用 ¥338,000〜ビジネスクラス利用 ¥638,000

旅のポイント

Point 1
インターコンチネンタル・ダッカに泊まり、ダッカメトロを利用して新しいダッカを散策します
Point 2
ユネスコ無形文化遺産にも登録された花模様が美しい「ジャムダニ織」の工房も訪れます
Point 3
パハルプール、プティア、ショナルガオン。歴史を伝える3つの歴史遺産を訪問

ツアープランナーより

 昨年、9年ぶりにツアーを再開したバングラデシュ。アジア4大仏跡として世界遺産に登録されるパハルプール遺跡をはじめ、ヒンドゥー、イスラム、そして英国植民地時代の建築など見応えある歴史遺産が豊富にありましたが、近年の経済発展に伴い多くの外資系の高級ホテルが開業し、高架鉄道も運航開始するなどインフラが急速に整い、相当に旅行がし易い環境が整ってきたのが印象的でした。また、多彩な歴史遺産以上に参加されたお客様が感動されていたのは、幻のダッカモスリンを今に引き継ぐ織物造りの村など、各地で大切に受け継がれている伝統文化、そして一緒に写真を撮りたいと声をかけてくる素朴な人々や、生き生きとした笑顔が輝く子供たちでした。経済発展を遂げながらも伝統文化が息づき、純朴なアジアの良さを残しているバングラデシュは「いま、訪れていただきたい国」です。

見どころのご紹介

玄奘三蔵も訪ねた古代仏教の都(8~12世紀)

8世紀から12世紀にかけて、バングラデシュは、ミャンマーのバガン、カンボジアのアンコール・ワット、インドネシアにまで影響を及ぼすような仏教の中心地でした。大唐西域記の玄奘三蔵や、海路を利用してインドを往来していた義浄など唐時代の名僧をはじめとし、チベット、ネパール、東南アジアからも留学僧がやってきて学芸の交流を深める場となっていました。この地を支配していたパーラ朝は、最後まで仏教を庇護し、インド後期仏教が最も栄えた地でもありました。

バングラデシュを代表する世界遺産パハルプール
玄奘三蔵が訪ねたプールナヴァルタナ国は今のモハスタンがその都城です
仏塔には当時のテラコッタが残ります
細かい彫刻が並ぶ仏塔の基台

ベンガル様式のヒンドゥー教寺院が圧巻 プティア(17世紀)

池とヤシの木の林に囲まれた小さな村プティアは、大小のヒンドゥー教寺院、旧王の館などが点在し、17世紀のベンガルの村の姿を今に残す貴重な村です。特に目を見張るのは独特な屋根の形が印象的な、ベンガル様式のヒンドゥー教寺院を飾るテラコッタ(粘土に彫刻して焼いたもの)です。ベンガル地方では良質の石材が採れなかったため、外壁はテラコッタで飾られました。ゴヴィンダ寺院のテラコッタには、古代インドの神話『ラーマーヤナ』や村人の生活が描かれており、その緻密さは圧巻です。
この緻密な模様が、バングラデシュのテキスタイルの模様の原点ともいわれています。

17世紀の姿を残すプティアの村
村を囲む池を望むシヴァ寺院
ベンガル様式のヒンドゥー寺院が残ります
見事なテラコッタ芸術は圧巻です

古都ショナルガオン(19~20世紀)

バングラデシュで古都の趣が残るのがショナルガオンです。古くはデーヴァ王朝の都であり、イスラム教のスルタンや16世紀にはラージプート族のイサ・カーンが治めた地として知られます。英領時代には最高級のモスリン産地として貿易の拠点となり、19世紀から20世紀初頭にかけてヒンドゥー教の商人が欧風建築を建てました。東パキスタンの成立により彼らは街を出て衰退しましたが、今も昔ながらのモスクや欧風建築が残ります。

ショナルガオンの建物

肥沃な大地の恵みを味わう ベンガル料理をお楽しみください

ベンガル湾のデルタ地帯に位置するバングラデシュは、肥沃な大地に恵まれ多くの野菜や米が産出されます。特に米の消費量は中国や日本を抜いて世界一。インド料理に似てはいますが、野菜のカレーが多彩で、インド程辛くないのが特徴。豊富なライスと共に食べやすいと言われています。
最終日の夕食はダッカで評判のベンガル料理レストラン「PATURI BANANI」で伝統と新しさを融合させたベンガル料理もお楽しみいただきます。

ベンガル料理(イメージ)

混沌とした時代からモダンな国へ 世界有数のモダンな国会議事堂

ダッカの中心地にある国会議事堂。イスラム文化とベンガルの風土を尊重し、アメリカの建築家ルイス・カーンにより設計されました。緑と水に囲まれて佇み、レンガ造りの議員宿舎も隣接しています。近くにある国立病院も同氏の作品です。

着工から18年で完成させた世界有数のモダンな国会議事堂

世界をリードするテキスタイルの国

もう一つ、バングラデシュを有名にしているのが、世界を代表する「テキスタイル(織物)」の国であることです。中国に次ぐ世界第2位の衣料品輸出国であるバングラデシュ。2013年にユネスコ無形文化遺産に登録された「ジャムダニ織」や、機織り機を使ったジャガード織が、今でも綿々と受け継がれています。
ツアーでは、極薄の布に花模様を浮かび上がらせたジャムダニ織の村とジャガード織の村の工房を訪問します。親がその技術を子供に教えながら機を織る姿は、テキスタイルの伝統の国を感じさせてくれる光景です。

ダッカには美しい織物が並ぶショップも(イメージ)
ジャムダニ織りの工房では、親から子へ技術を教える姿も見られます(イメージ)

新しいバングラデシュを体験 「ダッカメトロ」

2022年12月、日本との協力により開通した「ダッカメトロ」。メトロといってもほぼ全線が高架鉄道として整備されていますので、町の眺めを楽しみながらの快適な移動が実現しました。通勤や通学だけでなく、新しい交通機関として乗車のみを楽しみに来るバングラデシュ人も多いとか。ホテル近くの駅から国会議事堂へ「ダッカメトロ」を利用した新しいダッカ散歩にご案内します。
計3泊するダッカのホテルは「インターコンチネンタル・ダッカ」を選びました。ダッカ大学の北に位置し、国立博物館や公園にも近く、静かで落ち着いた便利な場所にあります。欧米のホテルと遜色なく、快適にご滞在いただけます。

近年開通したダッカメトロ(イメージ)
冷房の入った車両は日本製で快適です(イメージ)
インターコンチネンタルの個性的なレストランの内装
ベンガル、中華、洋食、ベジタリアンと豊富なビュッフェが楽しめます

8日間の日程で、バングラデシュを深く知るプログラムです

ラジシャヒはボッダ川(ガンジス川)河畔の町(イメージ)

8日間の日程で、あえて名所、旧跡だけではなくバングラデシュを深く知るプログラムを加えています。
ベンガル料理のデザートとしても好まれる、ヨーグルト「ドイ」造りの村や、ノーベル平和賞受賞者で、現在の暫定政権のトップとして、国民から慕われるユヌス氏が推進する「グラミン銀行」の活動風景の見学。そして、ユネスコ無形文化遺産に登録される「修行僧バウルのラロン音楽」をお聞きいただく機会を作りました。より、深くなったバングラデシュ訪問をお楽しみください。

バングラデシュのヨーグルト(ドイ)を造る村へ(イメージ)
グラミン銀行に集まる村人(イメージ)
ユネスコ無形文化遺産に登録されるバウルのラロン音楽(イメージ)

ツアー日程

8日間 訪問地・時刻 スケジュール 食事
1日目
羽田空港10:45発 広州15:30着/19:00発 ダッカ21:35着

■午前、航空機にて広州空港へ。

■着後、航空機を乗り換え、ダッカへ。

■着後、高級ホテル「インターコンチネンタル・ダッカ」にチェックイン。

【2連泊】(ダッカ:インターコンチネンタル・ダッカ泊)

2日目
ダッカ (オールド・ダッカ) (国立博物館) (ショナルガオン)

■午前、ダッカの旧市街、オールド・ダッカへ。迷路のような街並みの中、装飾の素晴らしい●スターモスク、ダッカの交通の要衝、古くからの港○ショドル・ガットを訪れます。

その後、「幻のダッカ・モスリン」が見られる国立博物館を見学します。

午後、水運で栄えた黄金の都ショナルガオンへ。民族博物館となっている●ショドルバリ、古い街並みが残る○パノム・ノゴルを訪れます。その後、ジャムダニ織りの村に立ち寄り、ダッカへ戻ります。

(ダッカ:インターコンチネンタル・ダッカ泊)

3日目
ダッカ 08:00発 タンガイル村 ヨーグルト作りの村 ボグラ 18:00着

■午前、バングラデシュの歴史散歩の拠点となる、ボグラへ。

■途中、ジャガード織りの盛んなタンガイル村を訪ね、サリー作りの工房を訪れます。

■午後は、ベンガル料理に欠かせないヨーグルト「ドイ」作りの村に立ち寄ります。

■夕刻、ボグラに到着します。

(ボグラ泊)

4日目
ボグラ08:00発 モハスタン遺跡 パハルプール遺跡 ラジシャヒ17:45着

■午前、玄奘三蔵も訪れたといわれる都市遺跡、●モハスタン遺跡へ。

■見学後、8世紀に建設された大仏教寺院で、アンコールワット、ボロブドゥール、バガンのアジア三大仏跡にも影響を与えたといわれる、バングラデシュを代表する世界遺産●パハルプールを訪れます。

■見学後、ボッダ川(ガンジス川)のほとりの町、ラジシャヒへ。

【2連泊】(ラジシャヒ泊)

5日目
ラジシャヒ (プティア)

■午前、ノーベル平和賞受賞者で暫定政権のトップのユヌス氏が推進する、グラミン銀行の活動風景を見学します。

■午後、ベンガル様式のヒンドゥー寺院が集まる、貴重な歴史の町、プティアへ。彫刻の見事なベンガル様式の寺院○ゴヴァンダ寺院、○アニク寺院、町を見下ろす○シヴァ寺院などを訪れます。

■夕刻、ボッダ川(ガンジス川)のボートクルーズ(注)。

(ラジシャヒ泊)

6日目
ラジシャヒ08:00 クシュティア ダッカ20:00着

■午前、ムガール帝国時代より水運の街として栄えたクシュティアへ。

■クシュティアでは、ラロン廟にてユネスコの世界無形文化遺産に登録される、ベンガル地方の吟遊詩人「歌う修行僧バウル」のラロン音楽をお楽しみください。

■その後、ガンジス川を渡りダッカへ。

(ダッカ:インターコンチネンタル・ダッカ泊)

7日目
ダッカ23:00発

午前、織物などの製品が豊富なNGOが運営するショップへ。

■午後、建築家ルイス・カーンの手掛けた国会議事堂を訪れます。その後、日本の協力で完成した高架鉄道「ダッカメトロ」に乗車。

■夕食は、伝統的な食材を使用したベンガル料理のレストラン「PATURI BANANI」にてお楽しみいただきます

■夕食後、ダッカ空港へ。

■深夜、航空機にて広州へ

(機中泊)

8日目
広州04:30着/08:50発 羽田空港13:35着

■着後、航空機を乗り換え、帰国の途へ。

■午後、羽田空港に到着後、解散。

※日程表の時刻は、中国南方航空の羽田空港発着の便を想定したものです。他の便、または他航空会社の便を利用の場合には、発着空港および時刻、日程は異なります。

〇お食事に関して:軽めのお食事からしっかりとしたコース料理、ビュッフェ、或いは郷土料理など、地域や訪問国の食事の特色、ならびに旅程に応じてご用意しております。また、ツアー行程の関係で簡素なボックスタイプ等のお食事となる場合もございます。

※現地の状況により、観光順序を入れ替えてご案内する場合がございます。

※土地柄、マイクロバス利用となります。

(注)悪天候の場合、夕日はご覧いただけないこともございます。

パンフレットダウンロード

出発日・旅行代金

このツアーは8日間のコースです。

出発日 旅行代金
12月5日(金)発

旅行代金:¥338,000

エコノミークラス利用


旅行代金:¥638,000
ビジネスクラス利用

1月30日(金)発

旅行代金:¥338,000

エコノミークラス利用


旅行代金:¥638,000
ビジネスクラス利用

■1名室利用追加代金:¥85,000

■おひとりでご参加のお客様は、1名室利用追加代金にて承ります。

燃油サーチャージ:42,000円(7月1日現在)

■ビジネスクラス利用区間:東京~ダッカ間往復に適用

■旅行代金には海外の空港税と出国税が含まれております。
(ただし、羽田空港の施設使用料及び保安サービス料合計2,950円または成田空港の施設使用料及び保安サービス料合計3,160円、ならびに燃油サーチャージ、国際観光旅客税1,000円はお客様のご負担となります)

■地方発着追加料金
大阪・名古屋~東京:片道¥5000
福岡・札幌~東京:片道¥10,000

但し付帯条件がございますので支店・営業所へお問い合わせ下さい。

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