「フランスの最も美しい村」協会に加盟する村々を訪ねます

地方の村の保全と活性化を目指して1982年に設立された「フランスの最も美しい村」協会。厳密な選定基準をクリアし、現在は180近い村が登録されています。このたびはオーヴェルニュ地方の特徴的な3つの村をご案内します。

サン・クロワ・アン・ジャレ

自然公園内に位置する村。13世紀に歴史を遡る修道院の建物は、フランス革命後、修道士が去った後、そのまま村の発展とともに使われ、現在は役場や学校、家などを擁します。

ラヴォデュー

「神の谷」という名の村の起源は、11世紀に建てられたベネディクト会修道院に由来しています。修道院にあったキリスト像の頭部は現在ルーブル美術館にあります。

モンペイルー

13世紀に造られたという塔が印象的。多くの建物は同地の特産であった黄色い花崗砂岩で造られており、可愛らしい雰囲気です。高品質なワインでも知られています。

巨大な岩山が聳える巡礼の起点ル・ピュイとロマネスク教会群へ

フランスに4つあるサンチャゴ巡礼路の起点のひとつがル・ピュイ。約1600kmもの巡礼路はノートルダム大聖堂から始まり、今も巡礼者を朝のミサで送り出しています。ツアーでは、荘厳な大聖堂での朝のミサにご案内するほか、巡礼路に点在する5大ロマネスク教会へご案内します。

リヨンでは歴史散策や美食を楽しみましょう

古代ローマ時代に端を発し、ジャガード織りなど織物産業で発展したリヨン。どこを歩いても歴史の薫り漂う散策しがいのある街であるとともに、スペインのバスク地方に位置するサン・セバスチャンと双璧を成す美食の街でもあります。地元の人が足繁く通う「ブション」と呼ばれるカジュアルなレストラン（フランス版大衆食堂のようなイメージ）のレベルの高さにも驚きです。

有名なチーズ「サン・ネクテール」

村の名前がそのままチーズの名前として知られるサン・ネクテール。17世紀にはルイ14世にも献上されました。ヘーゼルナッツやピーナッツのような香りが特徴的な柔らかい舌ざわりのチーズです。見かけたらぜひご賞味ください。