東京本社

2024年07月01日

経営企画本部 井本重喜 IMOTO SHIGEKI

佐賀県伊万里市出身。大学で山岳部に入部し、登山をはじめる。山岳ガイドのほか、日本ネパール協会の理事やネパール政府観光局の日本代表を経てワールドへ。登山の原点は「この先にはどんな風景が見えるのだろう」という探求心。好きな言葉は「Beyond」。
【経営企画本部 関連事業 ホテル アンナプルナ・ビュー・サランコット総支配人】

ネパール「ホテル アンナプルナ・ビュー・サランコット」総支配人

世界中探してもほかにない、壮大なヒマラヤに魅せられて

 ネパールの「ホテル アンナプルナ・ビュー・サランコット」の総支配人でもある井本社員。世界の名峰を制覇したアルピニストの顔をもつ。

 「初めて海外の高峰に挑戦したのが、大学卒業後の9月。雪が残る富士山を1日2往復したり、低酸素ルームでトレーニングをしたりと、1年以上の準備期間を経て、ネパールにある標高7893メートルのヒマルチュリに登りました。途中、左右すっぱりと切れ落ちた尾根ナイフリッジを通るのですが、その幅は足1つ分ほど。踏み外せば1000メートル下まで落ちてしまうような危険な場所もあるなど、変化に富んだ面白いルートでした。その山がホテルから、それも職場のデスクから見えるのですが、懐かしいなぁと思いながら眺めています」

 ヒマラヤへの憧憬から、言語や歴史・文化を学ぶためネパールの大学へ。1995年には世界最高峰のエベレストに挑戦。唯一ロッククライミングを必要とする中国・北東稜ルートの世界初登頂者であり、2005年にはネパール側から2度目の登頂に成功している。

 「エベレストの頂上に立った時は、自分より上に人がいない、地球上で一番高い場所に立っているという達成感がありました」と笑った。

 ネパールの滞在年数は延べ20年。現在勤務するホテルは開業準備から携わり、オープンからほどなくしてコロナ禍となったが、厳しい時期を経た今、世界各国から訪れる多くの宿泊客で賑わっている。

 「世界中探しても、ヒマラヤに勝る壮大なスケールの景色はほかにありません。素晴らしい景色をロビーやお部屋からもお楽しみいただけます。ホテル アンナプルナ・ビュー・サランコットで、お会いしましょう」

1995年5月、北東稜ルートで登頂に成功したエベレスト頂上にて(左が本人)。「今後の目標は、北米最高峰のデナリ(マッキンリー)登頂です」

井本のお気に入りの山・番外編

ペテガリ岳(1736メートル)北海道・日高山脈中部にある山で、南北に日高山脈、東西に東尾根と西尾根の顕著な尾根を持つ山。どっしりとした雄大な山容が大好きです。

アコンカグア(6961メートル)色々な登り方がある中で、どうすれば楽に登れるか?がアコンカグア登山の課題でした。馬を使い、ポーターを雇って登頂のチャンスを高める思考はヒマラヤ登山で培われました。

ホテルの庭から、アンナプルナとマチャプチャレ。YouTubeでライブ映像もお届けしています。
https://www.youtube.com/watch?v=0JhxAeRqvF4

World 旅のひろば 2024年7月号掲載

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