【海外】帰国しました。添乗員レポート

【海外】帰国しました。添乗員レポート
2024年09月17日
【帰国レポート】十字架峠とコーカサス3ヶ国の旅
<2024年9月4日(水)~9月14日(土) 添乗員:東京支店 渋江恭子>
黒海とカスピ海に挟まれたコーカサスに位置する3ヶ国、アゼルバイジャン、ジョージア、アルメニアを訪ねる旅から帰国いたしました。日本ではあまり情報を得られない国々ですが、3ヶ国を同時に訪ねることで、それぞれの国の文化、景観、人々の個性を感じることができました。
アゼルバイジャン:シルクロードを辿り、バクーから古都シェキへ
シルクロードは中央アジアからカスピ海を迂回し、アゼルバイジャンの首都バクーを通り、シェキの町を経てコーカサスの山々に突き当たります。中央アジアからヨーロッパへと、コーカサス山脈を挟んで世界が大きく変わってゆくことを実感していただくため、この歴史の道に沿って、カスピ海からコーカサス山麓へと辿る道をとりました。道中立ち寄ったシャマフではコーカサスで2番目に古い歴史を持つモスクを見学したり、古都シェキではイスラムの装飾技術が結集した宮殿をご覧いただきました。特にシェキの宮殿の装飾の美しさは圧巻で、広間に足を踏み入れた瞬間にお客様から感嘆の声が聞こえてきました。アゼルバイジャンの地方都市にこれほどまでに豊かなイスラム文化が残っていることに驚きました。




ジョージア:絶景の連続・ジョージア軍用道路
ジョージア軍用道路は19世紀に帝政ロシアによって設けられた、ジョージアの首都トビリシからロシアのウラジカフカスまでをつなぐ約200キロの道路です。十字架峠を越え、カズベキ山麓まで山裾には緑の牧草地が広がっていたり、迫りくるようにそそり立つ断崖があったりと、コーカサス山麓の壮大な山々が織り成す景観を楽しめる景勝ルートとなっています。今回の旅ではカズベキ山を望むステパンツミンダに宿泊。4WDで標高約2100mの山頂に建つ教会を訪ねて、間近にカズベキ山を望み、ホテルのテラスからも見え隠れする山頂を眺めました。





アルメニア:アララト山と古代キリスト教の足跡を訪ねて
アルメニアは紀元後301年に世界で最初にキリスト教を国教とし、アルメニア使徒教会を信仰しています。教会や修道院の造りや内装はローマ・カトリックとも正教会とも異なり、独特の雰囲気が漂っていました。今回はアルメニア使徒教会の総本山であり、ノアの方舟の木片やイエス・キリストが絶命したことを確認するために用いられた槍を保存するエチミアジン大聖堂、4世紀に創設されたゲガルド修道院、10世紀建造のハフパット修道院などを訪ねました。
アルメニア使徒教会とともにアルメニアの人々に大切にされているのが大小のアララト山です。アルメニアにキリスト教を布教した聖人と深い関わりを持つホル・ヴィラップ修道院からはその山容を望むことができました。





おもてなしの気持ちが込められた食事をお召し上がりいただきました。
3ヶ国ともオスマン帝国に支配されていた時代があり、食文化ではトルコ料理の影響が残っていました。毎回の食事に野菜がふんだんに使われており、特にトマトと茄子は毎食出てきても、飽きることがないほどに好評でした。地方の家族経営のレストランや民家では、心づくしのおもてなしを受けました。例えばアルメニアのローカルレストランで名物のヨーグルトに合わせるものをリクエストをした際には、いちじくのジャムを一瓶丸ごとサービスしてくれたり、ジョージアの民家では庭先に実っているブドウを惜しげなく採って、食べさせてくれたり。地元の方と触れ合い、心を豊かにする体験を得られたことも、今回の旅の大切な思い出です。




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