ヴァイオリンの名手大谷康子デビュー50周年記念

明治の洋館「長楽館」特別サロンコンサートと祇園の名料亭「京大和」の旅 Cコース【2日間】

  • 集合場所:京都駅
  • 出発日: 2月26日(水)
  • 旅行代金:¥118,000

ツアーコード: JP1852

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ここにご注目。旅のポイント

Point 1
ヴァイオリンの名手大谷康子さんによる特別サロンコンサートを楽しみます。
Point 2
明治から続く名料亭「京大和」でのランチもお楽しみください。

ツアープランナーより

京都の祇園・円山公園に佇む、明治42年に建築の「長楽館」は、関西の貴紳・村井吉兵衛の別荘であったと同時に迎賓館として、皇族をはじめ、国賓や賓客を数多くもてなし、その様子は、まさに「西の鹿鳴館」と称されました。その長楽館のサロンを舞台に、楽壇デビュー50周年を迎えたヴァイオリンの名手大谷康子さんのサロンコンサートをお楽しみいただく特別企画をご用意いたしました。お食事は東山で明治から続く名料亭「京大和」やホテル内の「たん熊北店」にてご用意。京の味覚と共に優雅な音楽のひとときをお楽しみください。

見どころのご紹介

伊藤博文命名「長楽館」での特別で優雅なひととき

 数多くの寺社がひしめく京都ですが、気をつけて見ていると、実は魅力的な洋館建築も見えてきます。京都は明治維新の主舞台であった歴史背景を持ちます。その中で、明治、大正、昭和初期にかけて、主に英米からの建築家たちが手がけた官公庁舎、教会堂、そして個人邸宅に至るモダンな西洋建築が市内のあちらこちらに建造されていきました。
 その中でも「筆頭」に挙げられる洋館のひとつが、祇園の「長楽館」(明治42年、1909年)でしょう。命名は、初代内閣総理大臣、伊藤博文。そして持主は、煙草王と呼ばれた京都生まれの実業家、村井財閥を興した村井吉兵衛。東京赤坂台に本邸を移した村井が故郷京都の中心、東山を背景に八坂神社近い祇園に国内外からの賓客をもてなす迎賓館として建造。伊藤をはじめ大隈重信、山縣有朋、西園寺公望などがここに集い語らいました。

「西の鹿鳴館」長楽館

類まれなセンスに溢れた和洋折衷の美の空間

 長楽館の設計は、建築家、宣教師、教育者であったジェームズ・ガーディナー。ハーバードで学び、米国聖公会から日本に派遣され、立教大学では校舎を建設したにとどまらず、教職(英文学)、校長まで務め、東京の教会で結婚式を挙げて、退任後は家族と共に日本に留まり、本格的に建築家として数多くの設計作品を残しています。その多くは残念ながら現存していませんが、長楽館をはじめ、横浜山手の有名な「外交官の家」(1910)、京都聖ヨハネ教会(1907、明治村に移設)、弘前昇天教会堂(1921)などは、今も指定文化財としてその姿をとどめています。
 ガーディナーは在日45年、1925年11月25日、東京明石町の聖路加病院で死去。まさに日本のために骨を埋めた生涯でした。現スペイン大使館公邸(1927)や現オランダ大使館公邸(1928)は、その優美な洋館建築として良く知られていますが、いずれもガーディナー設計事務所の弟子、上林敬吉が担当しています。

少人数で楽しむ贅沢な時間 
長楽館ラウンジでの特別サロンコンサート

 このたびは、この歴史的洋館「長楽館」新館バンケットラウンジでのサロンコンサートです。2025年に楽壇デビュー50周年を迎える名手大谷康子さんと、京都を本拠に活躍中のピアニスト、イリーナ・メジューエワさんによるヴァイオリンとピアノのデュオの調べを、いつも楽しい大谷さんのトークも交えてお届けいたします。お客様はせいぜい30~40名様ほど。距離も近く、コンサートホールでは味わえない至近での音楽と表情、楽器の指づかいを感じられる、いつもとは随分印象の違う臨場感たっぷりのひとときになることと思います。

大谷康子

ヴァイオリン 大谷康子
2025年にデビュー50周年を迎える。華のあるステージ、深く温かい演奏は「歌うヴァイオリン」と評される。東京芸術大学、同大学院博士課程修了。在学中よりソロ活動を始め、これまでリサイタルはもちろん、NHK交響楽団、モスクワ・フィルなど、国内外の著名オーケストラとの共演多数。東京シティ・フィル首席コンサートマスター、東京交響楽団ソロコンサートマスターも務めた。CD多数。BSテレ東「おんがく交差点」(土曜午前8時)では落語家の春風亭小朝と司会を務め、演奏も行う。文化庁「芸術祭大賞」受賞。東京音楽大学教授。元東京芸術大学客員教授。東京芸大ジュニア・アカデミー特別教授。練馬区文化振興協会理事長。川崎市市民文化大使。高知県観光特使。日本交響楽振興財団理事。日本演奏連盟理事。

イリーナ・メジューエワ ©奥村和泰

ピアノ イリーナ・メジューエワ
ロシア出身。モスクワのグネーシン音楽大学でウラジーミル・トロップに師事。1992年、E.フリプセ国際コンクール(ロッテルダム)優勝。1997年からは日本を本拠地としてコンサートやCD録音で活躍。バロックから近・現代までの幅広いレパートリーを誇る。2006年度青山音楽賞。CD「ショパン:夜想曲集」は2010年度レコードアカデミー賞(器楽曲部門)に輝く。著書に『ピアノの名曲』と『ショパンの名曲』(いずれも講談社現代新書)。

著名人に愛された京の名料亭「京大和」でのランチ 

京都東山、二年坂の一角に広い敷地を持つ老舗料亭「京大和」。前身はこの地にあった「翠紅館」。幕末には桂小五郎や久坂玄瑞、武市半平太ら攘夷運動を代表する志士たちが集い、攘夷運動を決定づけた 翠紅館 会議が行われた歴史的な場所です。明治に入って料亭となり、以後京の伝統の味を受け継いできました。2019年には京大和の敷地内に「パークハイアット京都」がオープン。伝統を生かしつつ、新たな取り組みも行っています。

料亭「京大和」の山門
お食事は翠紅館広間でいただきます

ツアー日程

2日間 訪問地・時刻 スケジュール 食事
1日目
京都駅14:30集合 長楽館特別サロンコンサート16:30開演 京都東急ホテル

■午後、京都駅に集合。

■京都東急ホテルにチェックイン。

■夕刻、村井吉兵衛の京都別邸として建てられた洋館ホテル、長楽館にて大谷康子さんによるスペシャルコンサートをお楽しみください。

■夕食はホテル内の「たん熊北Directed by M.Kurisu」にて。

(京都:京都東急ホテル泊)

2日目
京都 西本願寺 料亭「京大和」 京都駅

■午前、●西本願寺の特別拝観にご案内します。西本願寺の書院、経蔵をふくめ僧侶の特別解説で巡ります。国宝の書院、御影堂、阿弥陀堂などもご覧ください。

■昼食は京都を代表する名料亭「京大和」にて懐石料理をご用意しました。

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出発日・旅行代金

このツアーは2日間のコースです。

出発日 旅行代金
2月26日(水)発

旅行代金:¥118,000

1名室利用追加代金¥9,000

お1人でご参加のお客様は、1名室利用追加代金にて承ります。

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