高知が誇る自然景観をお楽しみいただきます

本流に大規模なダムを持たないことから「日本最後の清流」といわれる四万十川。全長196㎞に及ぶ四国最長の川です。上流から下流にかけて数多く残っている沈下橋は、欄干がなく川の増水時に水面下に沈むことで流出しないように造られています。車窓からその光景をご覧いただきます。

四国西端の入り江に残された、外泊の石垣集落

石垣を積んだ独特な外観が目を引く外泊。今から150年程前、台風や冬の厳しい季節風から集落を守るために、家を石垣で囲うように造られました。石垣の間を縫うように伸びる路地を歩き、坂の下から集落を見上げると、ひとつの大きな城に迷い込んだかのようです。

大洲の景勝、臥龍山荘を訪ねます

「伊予の小京都」と呼ばれる大洲へ足を延ばします。「臥龍淵」と名付けられた肱川湖畔の景勝地に佇む「臥龍山荘」を訪ね、茶の湯文化を守るため建てられた数寄屋建築の傑作と美の空間をお楽しみください。

NHK朝の連続テレビ小説「らんまん」で注目 ！　牧野富太郎ゆかりの高知県立牧野植物園へご案内

高知が生んだ「日本の植物分類学の父」牧野富太郎博士の業績を顕彰するため、博士逝去の翌年、1958（昭和33）年4月に高知市の五台山に開園しました。起伏を活かした約8haの園地には、博士ゆかりの野生植物や園芸植物など3000種類以上が四季を彩り、自然の中で植物に出会う喜びを感じることができます。

料亭「得月楼」での夕食をご用意しました

旅の締めくくりには創業150年、宮尾登美子著『陽暉楼』の舞台としても知られる高知の料亭「得月楼」にて夕食をご用意しました。1月中旬から3月上旬にかけて「盆梅展」が開かれています。初代店主が明治30年頃から蒐集を始めた梅の数々は、お店の象徴として代々の店主に受け継がれています。お食事と合わせてお楽しみください。また、宇和島では郷土料理「宇和島鯛めし」もご用意しました。

歴史的な町並みが旅情を誘う 重伝建地区を歩きます

文化庁が指定する「重要伝統的建造物群保存地区」、略して「重伝建(じゅうでんけん)」と呼ばれる地区は、ヨーロッパにある「美しい村協会」に登録される町のように、歴史的な町並みを残しています。昔の時代にタイムスリップしたかのような散策を楽しむことができ、町に誇りを持ちながら丁寧にその古い建造物を保存し続けている人々の暮らしぶりに想いを馳せることで旅が深みを帯びていくようです。100年以上の歴史を持つ芝居小屋「内子座」のある内子町など、個性的な四国の古い町を訪ねます。