見どころのご紹介

【1日目】鹿児島の楽しみ方　オリエンテーションを

本州の南端に位置し、薩摩の個性的な歴史、文化を持っている鹿児島。多彩な歴史遺産、名勝を多く抱えている鹿児島県を訪ねても、鹿児島市内を、ゆっくりと楽しむ旅はありませんでした。
薩摩77万石の居城として石垣が残る鹿児島城跡や、薩摩藩を支えた島津家の別邸のある仙巌園周辺。西郷隆盛を中心に日本の明治維新を支えた偉人たちを多く輩出した生誕地と市内には多くの名所が点在しています。さらにオリエンテーションとして、郊外も含め鹿児島市の魅力を町歩きのアドバイスと共に、ご紹介します。

【2日目】鹿児島城と薩摩77万石の城下町コースへ

まずは薩摩藩の中枢が置かれていた鹿児島城「鶴丸城」と武家屋敷周辺から訪ねます。鹿児島市内のシンボルとなっている城山の麓に、島津家を祀る照國神社、その後、鹿児島城二之丸跡、本丸跡と続きます。近くには本家当主、島津斉彬の養女となり、13代将軍徳川家定の正室となった篤姫像が佇んでいます。

午後は、鹿児島のシンボル桜島にもフェリーで渡り見学

鹿児島のシンボルと言えば、やはり桜島でしょう。市内から望む錦江湾と桜島の風景は、鹿児島に来たという実感を感じさせてくれます。ですが意外と桜島に渡ったことがないというお客様も多いのでは。鹿児島港からフェリーで僅か15分。島に着くと市内とは全く別世界。荒涼たる溶岩台地が広がります。島内では絶景展望台巡りをします。

【3日目】JR最南端へのローカル線、指宿枕崎線に乗って、知覧、南薩摩へ

3日目は南薩摩と呼ばれる薩摩半島を訪ねます。まずはJR最南端のローカル線、指宿枕崎線の旅。
砂蒸し風呂で知られる指宿を越えると、JR最南端の駅「西大山駅」があります。ここまで来ると桜島と共に、鹿児島のシンボル開聞岳が姿を現します。そして、その後は南方式の武家屋敷が見事に残る知覧の町へ。鹿児島の魅力を再発見していただけることでしょう。

【4日目】桜島を背景にした島津家の別邸と庭園・仙巌園へ

鹿児島を代表する見学場所となっているのが、薩摩藩を治めた島津家の別邸として築かれた仙巌園（せんがんえん）です。別邸の中心となる御殿、かつて機械工場であった石造りの尚古集成館、世界遺産にも登録されている旧鹿児島紡績所技師館と多くの建物が集まります。また、これらの建物が建つ1万5千坪の広大な日本庭園がまさに絶景。錦江湾と桜島が借景となった見事な庭園もご覧ください。

【5日目】維新に活躍した偉人達が集まる、加治屋町を歩く

260年余りの江戸幕府の権力が弱まり、近代国家になるか鎖国を続けるかで迷走した幕末。その時代に維新の動きが強まったのが、鹿児島と山口でした。西郷隆盛を中心とした薩摩の人々が明治維新のきっかけを築いたのは言うまでもありません。その維新の偉人たちが集まったのが、今の加治屋町界隈です。西郷隆盛、大久保利通を中心に、多くの偉人たちの足跡が残ります。偉人を紹介する「維新ふるさと館」も完成しました。

【6日目】薩摩を代表する2つの神社へ。霧島神宮、昇殿参拝で国宝の「龍柱」鑑賞

薩摩を代表する2つの神社、霧島神宮と鹿兒島神宮。共に神宮号宣下（皇室ゆかりの神社に与えられる称号）150年を迎えました。
旅の最後は、これら薩摩ゆかりの神社を訪れます。特に霧島神宮では、昇殿参拝と内陣の見学を含め訪問。神職の案内と共に通常の訪問では見られない、国宝の「龍柱」なども鑑賞いただきます。今でも鹿児島の人々の生活の中に息づく信仰の姿を見ることができます。

桜島を望む部屋で5連泊。薩摩料理も堪能します

鹿児島での滞在は、街の散策やショッピングにも便利な、鹿児島市の中心にある「リッチモンドホテル鹿児島天文館」に5連泊です。2023年7月にリニューアルオープンしたホテルで、鹿児島に来たということを実感しながら、お過ごしください。また、薩摩料理も楽しみの一つ。市内の料亭「正調さつま料理　熊襲亭（くまそてい）」にて、伝統的な薩摩の味をお召し上がりいただきます。