2024年最初のご旅行へ。社をあげて皆様を船上でお待ちしております！

　ようやく旅行再開の機運が高まり、いよいよ2024年には国内外ともに様々な面で旅行がより活発に、発展していくことと思います。
　その中でワールド航空サービスが2024年最初の特別企画に選んだのが、このにっぽん丸の貸切クルーズ企画です。にっぽん丸は国内に僅か2隻しかない日本船籍のクルーズ客船で、これまでご旅行を控えていた方や、クルーズは少し敷居が高い、とお考えの方にもお気軽にご乗船いただける客船です。今回は、数ある航路の中で、横浜から清水へのクルーズといたしました。にっぽん丸の清水港への寄港は年に2、3回と多くはないのですが、朝、船が駿河湾に入ると正面には大きな富士山がそびえ、葛飾北斎の富嶽三十六景を彷彿させる絶景がご覧いただけることから、新年最初のツアーにふさわしいと思い、この航路を選ばせていただきました。2023年大河ドラマでも話題になりました駿府、静岡の地も実に多くの見どころや美味しい食に溢れているところです。今回のクルーズとともにお楽しみいただく、各社員が企画いたしましたそれぞれのコースにもご注目ください。私も含め、船内には全国の社員が乗船して皆様とお会いできることを楽しみにしております。ぜひ、新年最初のご旅行にお選びいただければ幸いです。

株式会社ワールド航空サービス　代表取締役社長　菊間陽介

見どころのご紹介

伝統の味を受け継ぐ「美食の船」

日本生まれの日本育ち。「にっぽん」の名を冠した客船で、1990年就航当時、この船を命名する役目を紀宮清子内親王(現、黒田清子氏) が務めました。なんといっても好評なのが船内のお食事です。各寄港地で積み込まれる食材を使っての上質なお料理、職人が毎日焼くパンなど「食のにっぽん丸」として船旅愛好家に支持されています。メインダイニングの他に寿司バー（別料金）もあり、嬉しい大浴場があるのも日本船の良さです。

2020年、2022年に改装をおこなったばかり。より居住性の高まった客室

2020年に大改装を終えたばかりの「にっぽん丸」ですが、2022年2月にスーペリアステートの改装を行い、内装を変更。より快適な空間に生まれ変わりました。貸切りのため、スタンダードステートからグランドスイートまで幅広い客室をお選びいただけるのも魅力です。

船内から横浜港の夜景や駿河湾の夜明けをお楽しみください

17:00　横浜港　出航

にっぽん丸は横浜港を17時に出航します。ちょうどこの日の日没は16時59分。日没と同時に出航です。船内から次第に暮れてライトアップが美しく輝く横浜港の夕景をお楽しみいただきながら船旅はスタートします。デッキでのセイルアウェイ・パーティーもお楽しみください。

19:00頃　にっぽん丸自慢のディナー

にっぽん丸総料理長が腕によりをかけて厳選したメニューをご賞味ください。コースでゆっくりとお召上がりいただきます。

夕食後　エンターテインメントや船内でのひとときを

夕食後はドルフィンホールにてにっぽん丸ハウスバンド「アスール★プラ★プティ★」による演奏で盛り上がりましょう。他にもラウンジで旅仲間とのお話に花を咲かせたり、大浴場でお寛ぎいただいたりと楽しみはさまざま。ワールド航空の社員も各所で皆様をお待ちしております。

朝　夜明けの駿河湾を航行　幻想の夜明けの富士山を拝む

朝、にっぽん丸は駿河湾へと入っていきます。この日の日の出は6時51分。澄んだ冬空のなか、6時頃から幻想的な駿河湾と富士山の光景をお楽しみいただけることでしょう（天候によります。）。

09:00　清水港に入港。下船

一晩のクルーズを惜しみつつ、清水港に下船します。

富士山を間近に眺める夢の「富士山絶景フライト」を貸切。窓側席をご用意しました。

にっぽん丸で海からの富士山を楽しんだ後は、富士山を空から楽しむプログラムをご用意しました。富士山静岡空港に拠点を持つフジドリームエアラインズの84人乗りの機材をチャーター。間近に富士山をご覧いただく夢のフライトです。通常通路側も含む84席でのご案内ですが、今回は窓側を基本としてお掛けいただけるよう設定いたしました。通常フライトでは決してご覧いただけない迫力のフライトを存分にお楽しみください。

富士山をはじめ、日本アルプスや駿河湾、日本平の眺望もお楽しみください。

今回の「富士山絶景フライト」は比較的天候の安定する午前8時から午前9時まで、約1時間たっぷり時間をお取りしてのフライトです。特別許可を得て富士山の上空を高度約5,000メートルで旋回、遊覧を楽しみます。通常の国内線フライトは高度9,000メートル程度、富士山の標高が3,776メートルですから、いかに間近にご覧いただけるかがお分かりいただけるのではないでしょうか。富士山はもちろん、天候が許せば周囲の日本アルプスの山々、これまで旅でたどってきた駿河湾、日本平や三保松原などもご覧いただけます。

今も旧東海道沿いに残る老舗「丁子屋」で昼食を

静岡にはかつて東京と京都を結ぶ五街道のひとつ東海道の宿場町が多く残ります。東海道20番目の宿場・丸子宿では「とろろ汁」が有名です。ここ丸子宿には老舗の「丁子屋」という店があり、その創業は江戸時代よりも古い戦国時代の1596年のことです。その建物は広重の絵と全く同じ茅葺屋根の建物で、この店で昔と変わらない「とろろ汁」を含むお食事をご用意しました。松尾芭蕉もここで、「梅わかな　丸子の宿の　とろろ汁」と詠んでいます。

日本の春の風物詩を撮る　可睡斎 圧巻の雛飾り

女児の健やかな成長を願う桃の節句。雛人形を飾り祝う習慣の起源は、尾張徳川家が姫君のために雛人形を仕立てていたことに始まると伝わります。静岡県袋井市の可睡斎は創建600年以上、徳川家にもゆかりの深い古刹で、2015年から行われている「可睡斎ひなまつり」に登場する日本最大級の雛飾りで注目を集めています。境内に建つ瑞龍閣（国の登録有形文化財）の大広間には、天井まで届きそうな32段の雛段が設けられ、ずらり1200体ものお雛様が並ぶ様子は、華やかで壮観です。