熊野磨崖仏も訪れる

9・10月発 神仏習合の地 国東半島と臼杵の旅【4日間】

  • 集合場所:羽田空港、伊丹空港※大分空港合流/大分空港離団可能
  • 出発日: 9月12日(火) 、 10月17日(火)
  • 旅行代金:¥218,000~¥228,000

ここにご注目。旅のポイント

Point 1
熊野磨崖仏を含めた国東半島周辺と、59体の石仏が国宝に指定される「日本の敦煌」臼杵石仏群も訪問。
Point 2
日本唯一の「サンドイッチ型城下町」杵築、臼杵や日出など、個性的な町々の散策も楽しみです。
Point 3
3連泊するホテルでは、別府湾を望む海側の客室をご用意。温泉も好評です。

ツアープランナーより

国東半島周辺は 文化遺産に満ちている
伊予灘と周防灘に丸く突き出た、大分県の国東半島。標高721メートルの両子山を中心とし、海岸まで続く丘陵地帯には古くから「神仏習合」という独特な宗教観が根付き、今なお国宝級の史跡が点在しています。そして杵築や臼杵などは、豊後の時代から残る美しい城下町です。この旅では温泉地・別府の郊外に3連泊し、全国に広がる八幡神社の総本山である宇佐神宮や、国宝・重要文化財の仏像群を訪ねます。周辺の海域は、瀬戸内海の穏やかな潮流と豊後水道の激しい黒潮がぶつかり合うため、豊かな漁場としても知られています。身の引き締まった「臼杵ふぐ」など、海鮮をはじめとしたお食事にもぜひご期待ください。

 日本遺産認定は文化庁が平成27年から始めたもので、初年度に18カ所が認定されました。
従来の文化庁の認定事業は、文化財保護法として国宝・重要文化財などの有形文化財、無形文化財、民俗文化財、文化的景観、伝統的建造物群(重伝建)などに分けて日本の宝を保護することにありました。いわば、点として、そのものの保存を目的としていましたが、日本遺産認定に関しては点としてではなく、一つの面として、各地の歴史的価値や魅力をストーリーとして着目していることに特長があり、現在は104のストーリーが認定されています。文化財を単体としてではなく、そのエリアとして再評価することによって注目を促し、地域の活性化につなげて、日本の歴史的な価値ある文化を再発見してもらうという趣旨ですが、この日本遺産の認定を文化庁が行っていくことで、改めて日本各地に息づいている日本固有の価値を再認識する大いなるきっかけになっています。

 日本遺産を旅することは、日本各地で、今もそこに住む人々の誇りと共に継承されてきた歴史と文化を楽しみながら、地域の魅力を再発見、再認識するものです。

 文化庁は、単に日本各地の価値ある文化的遺産を紹介することにとどまらず、その物語を語れる人々の育成プログラムにも取り組んでいます。その地の日本遺産の番人ともいうべき語り部の存在は必要不可欠なものであり、大人だけでなく、子どもたちにも広げ、未来の語り部を育もうとしています。

 「日本遺産紀行」シリーズでは、各地の自治体や観光協会などのご協力をいただき、うわべだけのものでなく、しっかりと、日本遺産たる価値を楽しんでいただける内容に仕立てています。

 世界遺産は「卓越した人類共通の価値」を重視して登録されますが、日本遺産は「文化の多様性を大切に、その文化財が擁するストーリー」が重要視されています。ぜひ日本各地の歴史、文化をお楽しみください。

見どころのご紹介

神仏習合の世界、国東半島の古社・名刹を巡ります

日本全国には社が約11万、うち、最多は4万600ほどを数える八幡様です。その総本宮こそ宇佐神宮で、大陸の文化・産業を輸入して新しい国づくりに励んだ応神天皇のご神霊を祀っています。この地に初めてご示顕されたのは571年と伝わり、725年に御殿建造となりました。
一方、仏教の伝説では、718年に仁聞菩薩が六郷満山を開山。国東半島の中心に両子山がそびえ、その山稜に広がる寺院群が「満山」です。九州最古の木造建築として国宝になっている富貴寺は、宇佐神宮大宮司の氏寺として平安時代からの歴史を誇るため、ここにも「神仏習合」を感じられます。近くの真木大堂にも、負けず劣らず素晴らしい重要文化財が展示されています。阿弥陀如来坐像・不動明王立像・大威徳明王像・二童子立像・四天王立像という、9体の平安仏は見逃せません。
天台宗の山岳仏教に、全国の八幡神社の総本宮である宇佐神宮が溶け込んだのが国東半島です。歴史好きならずとも、日本人なら一度は訪れておきたいエリアです。

学業と縁結びの神 八幡様の総本宮 Ⓒ(公社)ツーリズムおおいた
九州最古の木造建築として国宝指定されている富貴寺(添乗員撮影)
国東半島を代表する仁王像(両子寺)

国宝の臼杵石仏群はもちろん、熊野磨崖仏も訪れます

国東半島から南東へバスを走らせると、臼杵へ到着します。石畳の町並みや城址も美しいですが、郊外にも魅力あふれる石仏群が密集しています。平安から鎌倉時代にかけ、丘陵の崖に60体以上が彫られ、木彫りと見間違うほど見事です。彫刻として九州初、磨崖仏としては全国初かつ唯一の国宝に登録されているのも頷けます。その他にも、国東半島周辺には数え切れないほどの磨崖仏が点在しています。大分県には、全国の磨崖仏のうち約7割が現存し、約90か所に400体もの磨崖仏が存在するのだとか。
今回は、訪れにくい熊野磨崖仏も組み込みました。鳥居をくぐり、鬼が造ったとされる荒々しい階段を上がっていくと、平安時代の作と伝わる日本最大級の磨崖仏が迎えてくれます。熊野神社と胎蔵寺に属し、「神仏習合」の歴史を物語ってきた巨像たちです。無料貸し出しの杖と手すりを使い、99段の石段を15〜20分ほど登ると姿を見せてくれます。

国宝の臼杵石仏群 端正な表情が特徴的な大日如来像
熊野磨崖仏群(重文)の不動明王像 Ⓒ豊後高田観光まちづくり

個性的で美しい城下町の数々も見逃せません

半島南部に位置する杵築は松平氏の城下町で、国東の政治・経済の中心として栄えてきました。高台に築かれた2つの武家屋敷と、谷間に伸びる商人の町。その延長線上に城がそびえる、日本唯一の「サンドイッチ型城下町」として知られます。また臼杵は国宝石仏群のみならず、キリシタン大名の大友宗麟でも有名です。石畳が敷かれた「二王座歴史の道」付近を散策していると、純和風な路地の蔵に臼杵市とポルトガルの歴史と友情を記念して作られたアズレージョ(青タイル)壁画が現れ、ポルトガルとの繋がりを感じます。

杵築 塩屋の坂から眺める酢屋の坂
臼杵 「久家の大蔵」に貼られたアズレージョ

別府近郊の日出に立つ、温泉リゾートに3連泊

九州を代表する温泉の町、別府近郊の「ホテル&リゾーツ別府湾」を拠点として3連泊。人気の海側客室をご用意しました。温泉大浴場からは、豊後水道の大パノラマが望めます。

3連泊するホテル&リゾーツ別府湾
ホテルから眺めた朝焼け(添乗員撮影)

「臼杵ふぐ」も味わいます

昔から「ふぐを食すなら臼杵」と言われ、多くの食通を魅了してきた臼杵ふぐ。少し厚めで、うまみをしっかり味わえる臼杵のふぐをお楽しみいただきます。

臼杵のふぐ(イメージ) ©公益社団法人ツーリズムおおいた
地図はこちらをご覧ください

ツアー日程

4日間 訪問地・時刻 スケジュール 食事
1日目
羽田空港12:10発 大分空港13:50着 日出16:30着

■午前、羽田空港より航空機にて大分空港へ。

■着後、バスにて日出(ひじ)へ。○日出城址を見学後、ホテルへ。海を眺める温泉にて、お寛ぎください。

【3連泊】(日出:ホテル&リゾーツ別府湾泊)

2日目
日出09:00発 臼杵 日出17:00着

■午前、バスにて臼杵へ向かい、○二王座歴史の道周辺を散策します。

■昼食は、臼杵ふぐをご用意しました。

■午後、59体もの石仏が国宝に指定される「日本の敦煌」●臼杵石仏を見学します。

(日出:ホテル&リゾーツ別府湾泊)

3日目
日出09:00発 杵築 日出17:00着

■午前、日本唯一の「サンドイッチ型城下町」として重要伝統的建造物群保存地区に登録されている○杵築(きつき)を散策。

■午後は、国東半島中心部に位置する、国宝の●富貴寺●真木大堂を参拝。

■その後、●熊野磨崖仏へ。鬼が一夜で築いたといわれる99段の石段の先では、高さ8mの不動明王と6.8mの大日如来像が偉容を誇っています(いずれも重要文化財)。

(日出:ホテル&リゾーツ別府湾泊)

4日目
日出09:00発 大分空港17:05発 羽田空港18:45着

■午前、バスにて○宇佐神宮を見学。

■午後、●両子寺にて、参道の仁王像を見学。

■午後、大分空港より航空機にて羽田空港へ。

■着後、解散。

ご自宅までお荷物を託送します。

※上記日程は10/17羽田空港発・日本航空利用のものです。他の航空会社を利用する場合、時間が異なります。

※9/12発は、伊丹空港発着となります。航空機の時間は以下の通りです。(全日空を利用した場合の時刻となります。)


往路:伊丹空港10:15発大分空港11:45着 復路:大分空港16:10発羽田空港17:10着


パンフレットダウンロード

出発日・旅行代金

このツアーは4日間のコースです。

出発日 旅行代金
9月12日(火)発

旅行代金:¥218,000

※伊丹空港発着

10月17日(火)発

旅行代金:¥228,000

※羽田空港発着

※1名室利用追加代金:¥25,000
お1人でご参加のお客様は、1名室利用追加代金にて承ります。

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