ここにご注目。旅のポイント
- Point 1
- 杜の都と称される「仙台」を、「政宗が育んだ“伊達”な文化」をテーマに巡ります。
- Point 2
- 「みちのく」で花開いた「黄金文化」の象徴、世界遺産の古都・平泉を訪ねます。
- Point 3
- 仙台箪笥、秀衡塗など文化に今に伝える伝統工芸にも触れます。
ツアープランナーより

日本遺産認定は文化庁が平成27年から始めたもので、初年度に18カ所が認定されました。
従来の文化庁の認定事業は、文化財保護法として国宝・重要文化財などの有形文化財、無形文化財、民俗文化財、文化的景観、伝統的建造物群(重伝建)などに分けて日本の宝を保護することにありました。いわば、点として、そのものの保存を目的としていましたが、日本遺産認定に関しては点としてではなく、一つの面として、各地の歴史的価値や魅力をストーリーとして着目していることに特長があり、現在は104のストーリーが認定されています。文化財を単体としてではなく、そのエリアとして再評価することによって注目を促し、地域の活性化につなげて、日本の歴史的な価値ある文化を再発見してもらうという趣旨ですが、この日本遺産の認定を文化庁が行っていくことで、改めて日本各地に息づいている日本固有の価値を再認識する大いなるきっかけになっています。
日本遺産を旅することは、日本各地で、今もそこに住む人々の誇りと共に継承されてきた歴史と文化を楽しみながら、地域の魅力を再発見、再認識するものです。
文化庁は、単に日本各地の価値ある文化的遺産を紹介することにとどまらず、その物語を語れる人々の育成プログラムにも取り組んでいます。その地の日本遺産の番人ともいうべき語り部の存在は必要不可欠なものであり、大人だけでなく、子どもたちにも広げ、未来の語り部を育もうとしています。
「日本遺産紀行」シリーズでは、各地の自治体や観光協会などのご協力をいただき、うわべだけのものでなく、しっかりと、日本遺産たる価値を楽しんでいただける内容に仕立てています。
世界遺産は「卓越した人類共通の価値」を重視して登録されますが、日本遺産は「文化の多様性を大切に、その文化財が擁するストーリー」が重要視されています。海外のツアーがストップしている現状にあって、ぜひ日本各地の歴史、文化をお楽しみください。
見どころのご紹介
政宗が育んだ『伊達』な文化
杜の都と称される「仙台」を、日本遺産のストーリー「政宗が育んだ『伊達』な文化」をテーマに巡ります。伊達政宗の命によって造営された大崎八幡宮の社殿は、豊臣家召抱えの職人たちを招いて作られたもので、安土桃山時代の文化を伝える建築物として国宝に指定されています。
その他、伊達家の菩提寺として厚い庇護を受けた瑞厳寺も訪れ、仙台城跡にある青葉城資料展示館では、貴重な伊達政宗公自筆の書状の見学や、学芸員による解説なども楽しみます。


現代まで受け継がれる工芸品
政宗が築き上げた文化は、仙台城下の町人や職人など幅広い階層の人々に広がっていきました。仙台藩の御用を務めた御職人たちが担っていた工芸品は、仙台城下の職人に引き継がれ、今日でも伝統工芸品として生き続けています。その中でも「仙台箪笥」に注目。仙台市内にある仙臺簞笥歴史工芸館にご案内します。


日本で初めて「金」が産出された陸奥国を訪ねて
宮城県北部、岩手県にも近いところに、涌谷町という小さな町があります。この町が奈良時代に、日本で初めて「金」が産出された、日本における金の発祥地なのです。時代は8世紀中頃、奈良の都では聖武天皇により大仏が建立されようとしていました。しかし、巨大な大仏を装飾する黄金が不足。このとき、陸奥国主を務めていた百済王敬福は、黄金山(現在の涌谷町の黄金山神社一帯の山)で産出した黄金を、大仏を鍍金するために献上。聖武天皇は大いに喜び、陸奥国の金の存在は全国に知られることとなりました。金のもたらした歴史、文化を訪ねます。

黄金文化の象徴「金色堂」を訪ねて
「みちのく」で花開いた「黄金文化」の象徴が、世界遺産の古都、平泉の中尊寺「金色堂」でしょう。惜しげもなくふんだんに使われた黄金は、まさに産出される場所だからこそ完成したものだということがわかります。この金色堂を中心に、奥州藤原氏の都として栄えた、世界遺産の町平泉をその文化と芸術性の高さを感じながらお楽しみください。


奥州が生んだ餅文化と「秀衡塗」
奥州の文化として残されているものは、歴史、建造物だけではありません。食や工芸品も忘れてはならないものです。この地域でぜひ楽しみたいのが、種類豊富な「餅の文化」です。ハレの郷土料理として今も息づく「果報もち」を、ご賞味いただく機会を設けました。また、地元原産の漆と金をふんだんに使った器「秀衡塗」もこの土地ならでは。漆塗りは各地にあれど、金をこれだけつかった器は奥州ならではです。



ツアー日程
4日間 | 訪問地・時刻 | スケジュール | 食事 |
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1日目
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伊丹空港 10:15発 仙台空港 11:30着 仙台 17:00着
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■伊丹空港より航空機にて仙台空港へ。 ■到着後、昼食。旧伊達伯爵邸「鐘景閣」にて。 ■昼食後、仙台市内へ。●青葉城資料展示館では、学芸員による説明で青葉城資料展示館を見学。その後、仙台の総鎮守の○大崎八幡宮へ。国宝に指定された社殿は政宗公の命により造営されたものです。 ■見学後ホテルへ。 (仙台泊) |
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2日目
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仙台 08:45発 一ノ関 17:30着
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■午前、政宗公が眠る●瑞鳳殿を見学。そして、仙台藩が残した工芸として●仙臺簞笥歴史工芸館で、仙台箪笥を見学。 ■午後、伊達家の菩提寺として厚い庇護を受けた●瑞厳寺を見学。その後、松島の遊覧。 ■日本最初の産金地といわれる○黄金山神社へ。日本の金の出現を感謝し、金色の大きな鳥居がそびえたちます。 ■その後、一ノ関へ。 【2連泊】(一ノ関泊) |
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3日目
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一ノ関
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■午前、平泉の世界遺産を訪ねる見学にご案内。 金色堂で知られる●中尊寺を訪ねます。 ■昼食後、平泉を紹介する●平泉世界遺産ガイダンスセンターへ。 ■午後、金色堂をはじめとする金の加工・細工技術を今に伝える伝統的工芸品「秀衡塗」の工房を見学。 ■ホテルに戻ります。 ■夕食は、一ノ関を代表する酒蔵「世嬉の一」のレストランにて、 ハレの郷土料理「果報もち」をお楽しみいただきます。 (一ノ関泊) |
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4日目
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一ノ関 09:00発 花巻空港 16:00発 伊丹空港 17:25着
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■午前、再び平泉の世界遺産●毛越寺、○観自在王院跡を見学します。 ■昼食後、花巻へ。 ■花巻空港より航空機にて伊丹空港へ。 ご自宅までお荷物を託送します。 |
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※上記行程表は、伊丹空港発着のスケジュールです。7/4発、8/1発ともに日本航空を予定しておりますが、その他の航空会社を利用の場合、時間が異なります。
■各地からの発着時間のご案内 8/1発、福岡空港、新千歳空港発着のスケジュールは下記を予定しております。
往路:福岡空港08:50発仙台空港10:45着 復路:花巻空港14:15発福岡空港16:15着
往路:新千歳空港08:20発仙台空港09:25着 復路:花巻空港15:15発新千歳空港16:10着
出発日・旅行代金
このツアーは4日間のコースです。
出発日 | 旅行代金 |
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7月4日(火)発 |
旅行代金:¥228,000 ※伊丹空港発着 |
8月1日(火)発 |
旅行代金:¥238,000 ※福岡空港発着 新千歳空港発 ¥228,000 |
※1名室利用追加代金:¥5,000
お1人でご参加のお客様は、1名室利用追加代金にて承ります。お1人部屋利用の場合は洋室シングルルームまたは和室となります。
※現地合流プラン:仙台空港合流(出発地)/花巻空港離団(帰着地) 旅行代金から、伊丹・新千歳発¥40,000引き、福岡発¥50,000引きとなります。
ツアー申し込み・お問い合わせ申込・問合せ
ツアーコード:JP1562
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