ここにご注目。旅のポイント
- Point 1
- 青森、岩手、秋田三県の県境にまたがる南部地域の知られざる芸術を訪ねます。
- Point 2
- 世界遺産に登録された縄文遺跡、「合掌土偶」の是川縄文館、日本のストーンサークル「大湯環状列石」へ。
- Point 3
- 東北最古の仏像と言われる鉈彫りの「天台寺聖観音立像」や、南部独特の曲がり家「旧朴舘家住宅」も訪問します。
ツアープランナーより
「奥深き東北」というテーマで今回ご紹介するのは、岩手県と青森県にまたがる県境域です。この地は江戸時代には、盛岡南部藩の直系が治めた八戸南部藩の地でした。南部城を中心に城下町が栄え、また現在は三陸屈指の港町としても知られています。しかし、この地を深く見てゆくと、縄文の時代から続く独特な美意識と出会うことができるのです。それは、単なる「芸術」ではなく、この土地の住む人々によって「用の美」であったからこそ、地域独特の姿として今私たちにその姿を見せてくれるのでしょう。この旅では、縄文から江戸に至るまで、南部地方に見られる素朴な美に触れてゆきます。
ツアーの見どころ
ここでしか出会えない謎の時代
縄文アートに迫る
未だ解明できていない部分が多く「謎の時代」と呼ばれる縄文時代。2021年、「北海道、北東北の縄文遺跡群」が世界遺産登録され、一躍脚光を浴びる事となりました。南部地方に位置する是川や、御所野、そして秋田との県境に位置する大湯もそれぞれ構成遺産となりました。是川では、縄文後期の国宝「合掌土偶」に出会います。他の縄文土器にはないかなりお洒落な服装、アクセサリーを身に着け、先進的なファッションに身を包み、比類なき祈りを捧げる姿は、この地方の美意識や信仰心が縄文の時代から続いているのかもしれない。と思いをめぐらせてしまう程です。対する大湯環状列石は、大小の石を円形に組み合わせ22種の大きな環が形成されている日本最大のストーンサークル。用途は不明ながら、8キロも離れた河原から石が運ばれたと考えられ、土偶や土器とはまた異なる縄文時代の精神を感じ取れるパワースポットです。



平安時代の鉈彫り美仏に出会う
八戸から南へ。かつて都とみちのくを結んだ奥州街道の姿がそのままに残る一戸、二戸の地域にも、中世の南部地域の素晴らしい美意識に出会うことができます。その一つが、天台寺に残る傑作美仏「聖観音立像」です。東北最古とも伝えられるこの仏像は、木を丸刀で彫り込んで作られた鉈彫りが特徴的な観音像で、11世紀頃の作と伝えられています。天台寺と言えば瀬戸内寂聴さんが住職を務めた寺院としても知られていますが、東北屈指の美仏も必見なのです。また、お隣一戸町では、国の重要文化財にも指定されている「旧朴館家住宅」も訪れます。古来より馬の飼育を奨励してきた南部藩ならではの馬と人の住居が一緒になった独特な形態の「南部曲がり家」が有名ですが、岩手北部には直線的な形式の「直屋(すごや)」造りが残ります。迫力のある茅葺き屋根と優美なその姿は、こちらも一度は見たい、と思わせるものです。


ローカル鉄道花輪線の乗車と素朴な東北の朝市へ
東北の各地では、五日市、八日市など特定の日に開催される定期市が今でも各所に残されています。地元の人々が取れたての野菜や果物、漬物など様々な品を並べて威勢よく手売りする姿は、東北の素朴な風物詩と言えるでしょう。今回は、花輪で開かれる定期朝市にあわせて設定いたしました。八幡平の山麓を走る花輪線の乗車と合わせてお楽しみください。



ツアー日程
4日間 | 訪問地・時刻 | スケジュール | 食事 |
---|---|---|---|
1日目
|
東京駅10:20発 八戸駅13:04着 是川縄文館
|
■東京駅より東北新幹線にて八戸へ。 ■午後、「合掌土偶」で知られる●是川縄文館を訪れます。 (八戸泊) |
|
2日目
|
八戸 旧朴舘家住宅 天台寺 大湯環状列石 湯瀬温泉
|
■午前、八戸より一戸へ。奥州街道旧街道の面影を残す川底一里塚、美しい茅葺が特徴的な南部曲がり屋建築の●旧朴舘家住宅、●天台寺を訪れます。本尊の聖観音立像(重文)は平安時代のものと言われ、仏教伝来最北地の仏像と言われています。鉈彫りの素朴で味わい深い仏像です。 ■その後、日本のストーンサークルとも呼ばれる○大湯環状列石を訪れます。 (湯瀬温泉泊) |
|
3日目
|
湯瀬温泉 花輪朝市 花輪駅11:46発 盛岡駅13:56着 (岩手県立博物館)
|
■午前、湯瀬温泉より花輪へ。 ■3と8のつく日に開かれる東北ならではの定期市、○花輪朝市を訪れます。 ■その後、ローカル鉄道花輪線に乗車し、盛岡へ。 ■盛岡着後、遮光器土偶のコレクションで知られる●岩手県立博物館を訪れます。 ■夕食は盛岡の料亭「京極」にて。 (盛岡泊) |
|
4日目
|
盛岡 盛岡駅12:50発 東京駅15:04着
|
■午前、盛岡の職人街、紺屋町へ。 ■南部染物の「草紫堂」、創業205年の「ござ九・森九商店」、南部鉄器の「岩鋳」を訪れます。(注) ■午後、盛岡駅より東北新幹線にて東京駅へ。 ご自宅までお荷物を託送します。 |
|
■各地からの発着時間のご案内
【伊丹空港発着】
往路:伊丹空港11:30発青森空港13:00着
復路:花巻空港16:00発伊丹空港17:25着
(注)訪問する店舗は予定となり、変更となる場合がございます。
出発日・旅行代金
このツアーは4日間のコースです。
出発日 | 旅行代金 |
---|---|
6月21日(火)発 |
旅行代金:¥185,000 ※東京駅発着 |
7月6日(水)発 |
旅行代金:¥195,000 ※伊丹空港発着 |
7月26日(火)発 |
旅行代金:¥185,000 ※東京駅発着 |
※1名室利用追加料:¥20,000
おひとりでご参加のお客様は、1名室利用追加料金にて承ります。お一人部屋利用の場合は洋室シングルルームまたは和室となります。
ツアー申し込み・お問い合わせ申込・問合せ
ツアーコード:JP1273
お気軽にお問い合わせください
電話相談はこちら
受付時間:午前9:30~午後5:30
- 東京
- 03-3501-4111
- 大阪
- 06-6343-0111
- 名古屋
- 052-252-2110
- 九州
- 092-473-0111
- 札幌
- 011-232-9111
- 藤沢
- 0466-27-0111