あやめ咲き乱れる水郷風景も楽しむ

五浦(いづら)海岸「絶景の大観荘」と新緑の奥久慈紀行【4日間】

  • 集合場所:東京駅、名古屋駅※東京駅合流/東京駅離団可能
  • 出発日: 6月12日(月)
  • 旅行代金:¥208,000

ここにご注目。旅のポイント

Point 1
岡倉天心や横山大観が愛した絶景の地、五浦に宿泊。
Point 2
花咲く水郷佐原や絶景駅で人気の日立など、絶景の地を巡ります。
Point 3
日本三大瀑布袋田の滝や、絶景鉄道水郡線の乗車も楽しみます。

ツアープランナーより

明治期、太平洋を望み断崖の入江に松が並ぶ美しい風景を愛し、五浦の地に岡倉天心、横山大観、菱田春草といった日本の美を芸術に表そうとする人物が集いました。彼らは五浦の風景を自らの糧とし、多くの芸術作品を生み出してゆきます。このたび、個人旅行ではなかなか一度に巡ることのできない水戸から奥久慈、各地の絶景の地をじっくりと巡り、自然、文化、鉄道などさまざまな旅の楽しみを織り交ぜた行程といたしました。初夏の訪れを感じさせるあやめの美しい時期にあわせて設定。新緑や花が彩る風景も旅に彩りを添える内容です。

見どころのご紹介

日本近代美術揺籃の地 五浦の地を訪ねて

五浦(いづら)。その名の通り、五つの入江(浦)が南北に連なる、鹿島灘(茨城北部)の景勝の地。ここが近代日本美術揺籃の地であることはあまり知られていません。岡倉天心が海と断崖、そして松のある絶景を愛して移り住んで以来、横山大観、下村観山、菱田春草といった近代日本画壇を代表する画家たちが五浦に集い、その技を競い合いました。横山大観の日本画の代表的なモチーフ、海と波、そして松は、この五浦の地で完成されたといっても良いでしょう。五浦海岸を訪れると、岡倉天心が思索にふけるために建設した「六角堂」が堂々と建ち、その周囲に天心の旧居なども残されています。

五浦海岸(六角堂)の日の出(イメージ)
岡倉天心旧居
五浦には岡倉天心を記念した美術館も。立派な建築です。©茨城県天心記念五浦美術館
近代日本美術をけん引した岡倉天心

五浦と日本美術院

東京美術学校を創立させ(1888)、初代校長(27歳)となった岡倉天心。その一期生、横山大観、下村観山、二期の菱田春草などを育て上げてゆきますが、その強烈な個性と指導力を疎ましく思う一群の学内の人々に狙われ、怪文書騒ぎなどによってやむなく美校を追われることとなり、周囲には「連座してはならない」と言明したものの、天心を慕う橋本雅邦、大観、春草、観山など近代日本画の礎を築く画家をはじめ、17人が同じ道を選んだ。天心35歳、大観30歳、美校を去った天心は、新たに「日本美術院」を設立、その後の、この海と松林の絶景「五浦海岸」に出会い(1903)、この地に大観、観山、春草らも移り住んで精力的に活動しながら、五浦は日本美術院の拠点となってゆく。

横山大観の旧宅跡に建てられた「大観荘」に宿泊

五浦の地で宿泊に選んだのは、横山大観が暮らした旧宅に隣接して建てられた「五浦観光ホテル別館 大観荘」です。五浦の絶景を望む断崖に建ち、ロビーや食堂からは六角堂も望みます。大観の名を冠した宿らしく、廊下に設えられた窓からは、いずれも大観の構図を実景化したような美しい光景がご覧いただけます。太平洋を望む露天温泉も人気の宿です。朝に夕に、五浦の絶景を宿の宿泊と共にお楽しみください。

五浦の地に建つ大観荘
太平洋を望む露天風呂

花の佐原に海の日立、初夏の絶景めぐりへ

旅の初日は東京からバスにて重伝建の佐原、大洗を訪れます。佐原の訪問はあやめ祭りの時期にあわせて設定いたしました。小舟に乗ってあやめが咲き乱れる美しい水郷の景観をお楽しみいただきます。2日目は日立へ。日立出身の建築家妹島和世さんが設計、2011年に完成した美しいガラス張りの橋上駅舎や日立駅自由通路は、2012年にグッドデザイン賞を、2014年には鉄道関連では唯一の国際デザインコンペティション「ブルネル賞」の優秀賞を受賞するなど、「世界で最も美しい駅舎」として注目されています。太平洋を望む絶景のオーシャンビュースポットでのひとときをお楽しみください。

水郷佐原あやめパークを小舟で遊覧します(イメージ)
重伝建・佐原の町並み ©香取市役所
太平洋を望む絶景駅として名高い日立駅

光圀公終焉の地、西山御殿を訪ねます

光圀公終焉の地、西山御殿も訪れます。江戸の名君と謳われる光圀公が江戸を離れ隠居をし、最後の10年間を静かに過ごした場所です。自然の中に華美を取り入れることを嫌った光圀公の信条が隅々に行き渡った、まるで桃源郷のような草庵です。閑静なたたずまいの中にも、35万石の風格を持ち合わせています。

自然に囲まれた場所にある西山荘
光圀公はここで「大日本史」を編みました

旅の締めくくりは日本三大瀑布「袋田の滝」と絶景鉄道「水郡線」

旅の締めくくりは華厳の滝、那智の滝と共に日本三大瀑布に数えられる「袋田の滝」へ。高さ120メートル、幅73メートルの巨大な滝は、正面から迫力の景観を楽しめる観瀑台から鑑賞。1本の長い滝が見事な華厳と那智に比べ、四段に分かれて糸の様に流れる美しい滝は「四度の滝」と呼ばれ、古くから日本を代表する景勝として親しまれてきました。お帰りは最寄の常陸大子駅から水郡線で水戸へ。2021年に復旧した水郡線は、久慈川の渓谷に沿って走る関東きっての絶景ローカル鉄道として親しまれています。久慈川の景観を眺めながら、ローカル鉄道の旅をお楽しみください。

新緑の袋田の滝は迫力満点
久慈川に沿って走る絶景の水郡線に乗車
地図はこちらをご覧ください

ツアー日程

4日間 訪問地・時刻 スケジュール 食事
1日目
東京駅12:00発 佐原13:30着 (水郷佐原あやめパーク) 大洗 水戸20:00着

■東京駅に集合。

■バスにて、「江戸にも優る」と謳われた水郷の商家町「佐原」へ。

■小舟に揺られての観光。●水郷佐原あやめパークで「あやめの絶景」(注)を愛でます。

■その後、大洗へ。

■海の幸の夕食の後、水戸のホテルへ。

(水戸:水戸三の丸ホテル泊)

2日目
水戸9:00発 西山御殿 日立駅 五浦海岸15:30着

■午前、弘道館の参観。

■その後、常盤太田の西山御殿(水戸光圀の旧居と庭園)を訪ねます。

■午後、太平洋を望む絶景駅として名高い○日立駅に立ち寄ります。

■海岸の横山大観ゆかりの「大観荘」へ。

五浦:五浦観光ホテル別館大観荘泊)

3日目
五浦海岸9:30発 野口雨情生家 竜神大吊橋 大子温泉16:30着

■午前、●岡倉天心の旧宅と●六角堂天心記念五浦(いづら)美術館を参観します。

「●野口雨情の生家」ではご子孫の解説(20分)も。

■午後、●竜神大吊橋を見学します。

■夕刻、袋田近郊の大子温泉へ。

(袋田近郊大子温泉:大子温泉やみぞ泊)

4日目
大子温泉9:00発 袋田の滝 常陸大子駅11:23発 (水郡線) 水戸駅12:40着 13:27発 東京駅14:42着

■朝、高さ120m、幅73mを4段に流れ落ちる日本三大名瀑袋田の滝」を満喫します。

■その後、常陸大子(だいご)駅へ。

水郡線を常陸大子(だいご)から水戸まで、ローカル鉄道の旅(約80分)を楽しみます。

■水戸駅から特急で東京駅へ。

ご自宅までお荷物を託送します。

注:その年の気象条件によって花の見頃は変動します。予めご了承ください。

※上記日程は東京駅発着の日程です。

【名古屋駅 6月12日発】
※往復東海道新幹線普通車指定席利用
往路:名古屋駅09:59発東京駅11:36着
復路:東京駅15:09発名古屋駅16:45着
(列車の正式な時刻は出発の20日前に確定となります。東京駅出発後の日程は東京駅発着と同様です。)

パンフレットダウンロード

出発日・旅行代金

このツアーは4日間のコースです。

出発日 旅行代金
6月12日(月)発

旅行代金:¥208,000

※名古屋駅発着

※1名室利用追加代金:¥30,000
お1人でご参加のお客様は、1名室利用追加代金にて承ります。お1人部屋利用の場合は洋室シングルルームまたは和室となります。

※五浦観光ホテル別館大観荘、海側客室は追加代金1室¥10,000にて承ります。

※現地合流プラン(6月12日発):東京駅合流(出発)/東京駅離団(帰着) 旅行代金から¥20,000引きとなります。

 

 

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