添乗員中屋がご案内

3大陸の十字路 7つの世界遺産とヨルダン歴史探訪の旅【11日間】

  • 集合場所:羽田空港
  • 出発日: 5月18日(日)
  • 旅行代金:エコノミークラス利用 ¥598,000〜ビジネスクラス利用 ¥1,178,000

旅のポイント

Point 1
2024年にヨルダンの新しい世界遺産に登録されたウンム・アル=ジマール遺跡を訪ねます
Point 2
ヨルダンの7つの世界遺産全てを訪れるヨルダン周遊11日間の旅です
Point 3
ナバテアからローマ、ウマイヤ朝への歴史をヨルダンの大地に刻む足跡を添乗員中屋の解説で巡ります

ツアープランナーより

ヨルダンは、日本の北海道と同じくらいの面積の中東では小国ですが、シリアとともに常に歴史舞台の要衝として名を馳せてきました。昨年、古代都市ボスラ近郊に眠る集落ウンム・アル=ジマールが世界遺産に登録され、その見応えから新たな訪問地に加えました。また、昨年、ヨルダンとの共同発掘調査でアメリカ研究センターのグリーズマン博士が率いる考古学隊によってペトラ遺跡に新たな墓が見つかり、数多くの出土品が見つかるという偉業が世界中にニュースとして流れました。ペトラを中心として、サウジアラビアまで勢力を伸ばしていたナバテア王国の貴重な遺物として今後に期待されています。ヨルダンは、ナバテアからローマ帝国、そしてイスラムのウマイヤ朝からアッバース朝へと移り行く中で、時代に取り残された遺構が数多く眠る国なのです。古代遺跡の数々、世界で最も低所にある塩湖・死海や自然が築いた造形美が見られる広大な砂漠ワディ・ラム、聖書ゆかりの地など多彩な魅力がぎっしりと詰まっているヨルダンの世界遺産を全て、丁寧に巡ることで、この国の文明の十字路としての足跡も垣間見えて参ります。歴史的な観点から深堀する、ひと味違うヨルダンの旅をお楽しみください。

ペトラでは遺跡から徒歩圏内のホテルに連泊し、じっくりと遺跡を見学

中東三大遺跡を抱するヨルダンの古都ペトラ。その名はギリシャ語で「岩」を意味します。歴史は非常に古く、ヨルダン川西岸のイェリコ(現在のパレスチナ)と並び、中東でもっとも古くから人々が生活していた地域と考えられています。旧約聖書に登場する紀元前13世紀のユダヤ人指導者モーゼも、出エジプトから終焉の地ネボ山に辿り着くまでの旅の途中、その足跡をペトラに残していて、ペトラの山には、モーゼの兄アロンの墓があり、町の入口には、モーゼが杖で岩を敲いて水を湧き出させたという泉「ワディ・ムーサ(モーゼの泉)」とその岩が今も残っています。この驚くべき古代遺跡を築き上げたのは、北アラビアからやってきた遊牧系民族ナバテア人でした。ペトラは南北を結ぶシルクロードともいえる「乳香の道」の要衝として栄え、紀元前2世紀頃には最盛期を迎えます。しかしその後ローマの支配下に置かれ、属州となり、いつの間にか歴史の表舞台から消え去ってしまいました。2024年新たな墓がエル・ハズネ(宝物殿)の目の前の地下から見つかり数々の遺物が発見され、今、世界が注目する遺跡を丁寧に見学します。

シク(岩の裂け目)を抜けると忽然と現れるエル・ハズネ(ファラオの宝物殿)
ご希望の方は、午後の自由行動で登山道を登り、エド・ディル(修道院跡)を訪れることもできます。ナバテアの神事に関わる場所であったと推測されています。ビザンチン時代は修道院として利用されました。
岩の裂け目(シク)の中を歩くと、ペトラ遺跡にたどり着きます。 
映画「インディージョーンズ」さながらの、幻想的でドラマチックな遺跡までのアプローチです。
遺跡の入り口に建つ、これ以上ない好立地のゲスト・ハウス・ホテル。遺跡からホテルまでは一本道を戻るだけ。午後の自由時間にご自身のペースで散策や観光を思う存分楽しむことができます

2024年新たに登録されたヨルダン7番目の世界遺産 ウンム・アル=ジマール

ウンム・アル=ジマールは、北ヨルダンに位置する歴史的な農村集落です。この集落は、5世紀頃にローマ時代の集落跡に造られ、8世紀まで続きました。玄武岩で造られた様々な建造物が、保存状態よく残され、特にビザンチンおよび初期イスラム時代を代表する都市遺跡となっています。また、いくつかの初期ローマ帝国の軍事建築物が再利用され、後の住民によって建物の一部として組み込まれています。

 

ヨルダンの新たな世界遺産ウンム・アル=ジマール遺跡

砂漠の中の世界遺産の古城アムラ城、アズラック城へ

アムラ城は、現存するイスラムのハマム(浴場)として最古の部類に入るウマイヤ朝時代の城館遺跡です。厳格なイスラム教徒集団の目を逃れ、歴代のカリフが快楽を享受するために造られたと考えらています。館内には、天体図や砂漠の動物、裸婦などのフレスコ画が生き生きと描かれ、僻地ゆえかイスラム教徒の破壊を免れたフレスコ壁画は貴重な時代の証として今に残ります。一方、黒くどっしりとした玄武岩で造られたアズラック城は、アラビア革命で、アラビアのロレンスが滞在して指揮した城跡です。サウジアラビアやイラクとの要衝にあるため、古来は、ローマ時代から砦があり、時代と共に改築を重ねた砂漠の城です。

砂漠のアムラ城に残るフレスコ壁画
アラビアのロレンスとも縁のあるアズラック城

『アラビアのロレンス』の世界 ワディ・ラムでは、砂漠での特別な滞在

死海からペトラの南方に広がるワディ・ラム砂漠へは、敢えて高速道路ではなく、ナバテア人が香料やスパイスを運んだ古代の「王の道」を駆けていきます。ワディ・ラムは映画『アラビアのロレンス』のロケ地でもあり、映画に登場した、風雨が造り上げた壮大な大地の芸術が目の前に広がります。そして、砂漠の真っ只中でラグジュアリーなバブル・テント・ホテルに宿泊。ワディ・ラムの異名である「月の谷」を四輪駆動車で疾走します。また、月の出が遅い時期ですので月明かりも少なく、満天の星をお楽しみいただけるでしょう。

文化・自然ともに高く評価され、複合遺産に登録されるワディ・ラム(イメージ)
バブル・テント型の客室に宿泊し、ワディ・ラムの夜空を眺めながらおくつろぎいただきます (イメージ)

2021年に登録された世界遺産の古都サルトを訪ねます

エルサレムに続く街道沿いに位置し、19世紀に貿易の中心地となり発展。オスマン帝国時代の面影を伝える山吹色の石造りの伝統的な建物が建ち並び、古都風情を感じさせます。地元のベドウィン、シリアやレバノンの商人、キリスト教の宣教師など多様な人々が暮らし、民族や宗教の違いを超えて共生していた歴史から、2021年に「寛容と都市的ホスピタリティの場所」として世界遺産に登録されました。

オスマン帝国時代の町並みを残します(イメージ)
山吹色の石造りの家々が軒を連ねます

ツアーの見どころ

古代ローマの栄華を今に伝えるジェラシュ遺跡

「中東のポンペイ」とも呼ばれるジェラシュ。古代ローマの植民地として栄えましたが、大地震により崩壊しました。砂に呑み込まれたために保存状態がよく、当時の姿をよく残しています。広大な遺跡をゆっくりと歩きながら見学します。

泉の神であるニンフを祀った神殿跡

中東屈指のモザイク画が残る世界遺産ウム・アル・ラサス

ローマ時代後期に発展し、3世紀末から9世紀にかけ繁栄を続けた古代の城塞都市。旧約・新約聖書に出てくるヨルダン川周辺の27もの都市が描かれた、聖ステファノス教会のモザイク画は必見です。

聖ステファノス教会のモザイク画。見事な保存状態です。

死海では浮遊体験をご体験ください

ヨルダンを訪ねたなら見逃したくない名所のひとつ、塩湖の死海。海水の10倍もの塩分濃度があり、浮力が強いことからぷかぷかと浮遊体験が楽しめます。体の力を抜くのがコツ。ぜひお試しください。添乗員が写真をお撮りします。

死海での浮遊体験(イメージ)

添乗員・中屋がご案内する旅


「添乗員・中屋がご案内する旅」は通常のコースより一歩踏み込んだツアーであり、歴史の深い地域を旅します。旅の楽しみが増す中屋流3つのクオリティ・ポイントをもとにご案内します。

※羽田空港ご出発から羽田空港ご到着まで中屋が同行いたしますが、万一中屋が急病その他の理由でご同行できない場合は他の添乗員となる場合があります。

 中屋流3つのクオリティ・ポイント  
移動中のバスの中で、あるいはホテルで「中屋講座」あるいは旅先を良く知るための「アカデミー講座」を行ないます。
自由時間がある場合には、時間を有効に使い、ホテル周辺の散歩や地元の人々に人気のカフェなどにご案内します。
地元の人々と触れ合える市場やスーパーマーケット、または民家訪問などにご案内します。

中屋雅之(なかや・まさし)プロフィール

1959年高知県南国市生まれ。東京大学教養学部卒。世界の文化・歴史にも精通し、現地での詳しい解説はもちろんのこと、国内でも様々な講演会を行っている。添乗歴は500回以上。2007年には「ツアーコンダクター・オブ・ザ・イヤー準グランプリ」に輝く。著 書 に『ヨーロッパの教会建築とキリスト教世界』、『イスラム世 界を知る』(ともにヒルサイドパブリッシング)。

ツアー日程

11日間 訪問地・時刻 スケジュール 食事
1日目
羽田空港21:55発

■夜、羽田空港より、航空機にてイスタンブールへ。

 

(機中泊)

2日目
イスタンブール05:05着/06:45発 アンマン09:40着 ジェラシュ遺跡 イルビット16:30着

■航空機を乗り換え、ヨルダンの首都、アンマンへ。

■着後、古代ローマ遺跡としては世界屈指の保存状態の良さを誇る●ジェラシュ遺跡を見学します。

■午後、イルビットへ。

【2連泊】(イルビット泊)

3日目
イルビット (世界遺産ウンム・アル=ジマール) (ウンム・カイス遺跡)

■午前、世界遺産①ウンム・アル=ジマールへ。1~8世紀の遺跡が並ぶ都市遺跡をご覧いただきます。

■午後、ヨルダン川東岸地区にあるウンム・カイス遺跡を見学。その後、●ダール・アス・サラヤ考古学博物館を訪れ、ホテルに戻ります。

(イルビット泊)

4日目
イルビット08:00発 世界遺産サルト 世界遺産アル・マグダスの洗礼所 死海沿岸13:30着

■午前、バスにて世界遺産②サルトの町へ。19世紀に豪商が建てた山吹色の石灰岩の町並みが残る旧市街の散策などにご案内します。

■その後、死海へ。途中、イエスの布教活動の舞台となり、ヨハネが洗礼活動を行っていたとされる世界遺産③アル・マグダスの洗礼所へご案内します。

■午後、死海に到着。浮遊体験をお楽しみください。

(死海沿岸/スウェイメ泊)

5日目
死海沿岸09:00発 カラク ワディ・ラム16:00着

■午前、バスにて古代の「王の道」を走りカラクへ。着後、●カラク城などを観光。

■その後、複合世界遺産➃に登録されたワディ・ラムへ。


(ワディ・ラム泊)

6日目
世界遺産ワディ・ラム11:00発 ペトラ13:00着

午前、「アラビアのロレンス」の舞台ワディ・ラムの観光。4輪駆動車にて砂漠と奇岩の壮大な景観をお楽しみいただきます。

■午後、バスにてペトラへ。着後、リトル・ペトラの観光にご案内します。

■ご宿泊はペトラ遺跡へ徒歩圏内のホテルです。

2連泊】(ペトラ泊)

7日目
世界遺産ペトラ遺跡

■午前、世界遺産⑤ペトラ遺跡の観光。曲がりくねったシク、映画の舞台となったエル・ハズネ、墳墓群などへご案内します。

■遺跡内で昼食の後、自由行動。思いのままに遺跡をお楽しみください。ご希望の方は、山道を登り、エド・ディル(修道院跡)を訪ねることもできます。

(ペトラ泊)

8日目
ペトラ08:00発 世界遺産ウンム・アル=サラス アンマン17:00着

■午前、バスにて6世紀の町々を描いたモザイクが残る世界遺産⑥ウンム・アル=ラサスの見学。

■その後、マダバへ。モザイク画で有名なマダバの●聖ジョージ教会、モーセ終焉の地ネボ山を訪れます。

■夕刻、アンマンへ。

【2連泊】(アンマン泊)

9日目
アンマン (世界遺産アムラ城)

■終日、アンマンと周辺の観光。●ヨルダン考古学博物館や、ヨルダン東部に残る世界遺産⑦●アムラ城、●アズラック城へご案内します。

(アンマン泊)

10日目
アンマン15:55発 イスタンブール19:00着

■昼頃、空港へ。

■午後、航空機にてイスタンブールへ。

(機中泊)

11日目
イスタンブール01:55発 羽田空港19:20着

■航空機を乗り換え、帰国の途へ。

■夜、羽田空港に到着後、解散。

 

 

パンフレットダウンロード

出発日・旅行代金

このツアーは11日間のコースです。

出発日 旅行代金
5月18日(日)発

旅行代金:¥598,000

エコノミークラス利用


旅行代金:¥1,178,000

ビジネスクラス利用

■1名室利用追加代金:¥100,000

お1人でご参加のお客様は、1名室利用追加代金にて承ります。

ビジネスクラス利用区間:全区間適用

■燃油サーチャージ別途目安:¥54,500:1月1日現在

■旅行代金には海外の空港税と出国税が含まれております。
(ただし、羽田空港の施設使用料及び保安サービス料合計2,950円ならびに燃油サーチャージ、国際観光旅客税1,000円はお客様のご負担となります)

■ヨルダンの査証は現地取得となります。(1/1現在:無料)

■地方発着追加代金
大阪・名古屋〜東京:片道・・・¥5,000
福岡・札幌〜東京:片道・・・¥10,000

但し付帯条件がございますので各支店へお問い合わせください。

 

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