乾いた爽やかな気候と美しい景観が堪能できるモントレー半島。その付け根の北側に位置する小さな港町がモントレーです。サンフランシスコと比べるとこぢんまりとしたフィッシャーマンズワーフがあり、港沿いはのんびりとした時間が流れています。また、この町は文豪スタインベックゆかりの地であるとともに、スペイン領時代の面影を残す歴史ある町で、アドベ造りの建物や教会などを随所に見ることができます。

モントレー半島のもう一つの見どころ　カリフォルニア気分を満喫できるドライブでカーメルへ

モントレーではドライブを楽しみ、近郊の街へ出かけます。17マイルドライブは、サンフランシスコから南へ180キロほど走ったモントレーとカーメルに挟まれたモントレー半島を周遊できる人気のドライブルート。青空の下、美しい松林を抜けると太平洋の大海原が目の前に広がります。USオープンが開催され、世界中のゴルファー憧れの名門ゴルフコースのペブルビーチも途中に現れます。到着するカーメルは、クリント・イーストウッドが市長を務めたことでも有名な街。街そのものがアートのようともいわれる、小さな街の散策を楽しみ、モントレーに戻ります。

樹齢1000年を超える巨木も　ミュアウッズ国定公園の森林浴を

1908年にセオドア・ルーズベルト大統領より国定公園に指定され、この地の保全に務めた植物学者ジョン・ミュアにちなんでミュアウッズと名付けられました。かつてこの周辺はレッドウッド（セコイア）に深く覆われていましたが、入植後にその多くが伐採され、今ではミュアウッズ国定公園など一部にしか残っていません。ゴールデンゲートブリッジを渡った先に都市の喧噪から離れた静寂の森には樹齢500～800年を超える巨木がそびえ立っています。森に入ると高さ100メートルを超える巨木が並び、爽やかな夏の日差しが木漏れ日となって降り注ぎます。巨木の林の中をゆっくりと歩き、森林浴を存分にお楽しみいただけることでしょう。