インドネシアで唯一王室制度が残るジョグジャカルタ特別州へ
王室ゆかりの地を訪ね ジャワ島の伝統文化を楽しむ

天皇陛下が晩さん会に招待された「王宮」と「水の宮殿」を訪問

18世紀半ば、マタラム王国から分裂してできたハメンク・ブウォノ王朝の都となったジョグジャ。王宮は今もジャワ文化の象徴として大切にされ、王族の優雅な暮らしぶりが窺えます。毎日影絵をはじめとする伝統芸能が催されているのも魅力で、その時間帯に合わせてご案内します。また、ハメンク・ブウォノ七世が築いた「水の宮殿」も訪問。宮廷に仕える女性たちが水浴びを楽しんだといわれる入浴所があることでも知られています。

世界最大級の仏教遺跡、ボロブドゥール遺跡は朝昼２回の訪問

大乗仏教を奉じるシャイレーンドラ朝の時代、8世紀後半から9世紀半ばにかけて建設されたといわれます。一辺120メートルの基壇の上に五層の方形段台、その上に三層の円形段台が築かれています。独特の形状をしたストゥーパ（仏塔）は、それ自体が仏教の宇宙観を体現したものとされ、回廊のレリーフも一見の価値があります。以前から訪問を望まれていた天皇陛下もお訪ねになり、熱心にガイドの説明をお聞きになっていました。今回はボロブドゥール遺跡に徒歩圏内のホテルを確保。日中の観光に加え、翌朝と２回の観光の機会も設けました。

ジャワ建築の傑作・プランバナン遺跡を鑑賞します

4日目には、ジャワで花開いたヒンドゥー教芸術の中心であり、ジャワ建築の最高傑作と称えられるプランバナン遺跡にご案内します。9 〜 10世紀に建てられた尖塔型の仏塔が特徴的です。宇宙の破壊、創造、維持をつかさどるシヴァ、ブラフマー、ヴィシュヌの3神が祭られた神殿からは、ヒンドゥー教の世界観を見ることができます。古代インド叙事詩「ラーマヤナ」をモチーフとしたその繊細で緻密なレリーフにご注目ください。

ツアーの見どころ

ジャワ島に残るもう2つの王宮

マタラム王国から分離した王家で、パクブウォノ二世がソロに遷都し建造したイスラム文化とジャワ文化が融合したカスナナン王宮、パクブウォノ家から分家したマンクヌガラ家の王宮を訪ねます。

スルタンのお気に入りメニューを味わう

ジョグジャカルタのスルタンたちが口にしていた料理を実際に味わえる「バレ・ラオス」。宮廷料理の保存を目的として設立され、8世から10世のお気に入りがメニューに盛り込まれています。

マタラム王国の古都を散策

マタラム王国の都だったコタグデへ。歴史的な伝統家屋が残された細い路地を散策します。16世紀に築かれたというジョグジャカルタ最古のジャワの建築様式を用いたモスクも見られます。