パレルモに3連泊。数多くの民族が残した多様な建築物をじっくりと見学します

フェニキアの植民都市として始まり、ローマ、ゲルマン、ビザンツ、そして9世紀にはアラブの支配のもと大きく発展したパレルモ。11世紀にはノルマン人が征服し、シチリア王国を打ち立てました。多くの民族・文化が交錯したこの街には様々な建築様式が点在し、建物を見て歩くだけでも楽しめます。アラブ・ノルマン様式の壮大なパレルモ大聖堂や、周囲にバロック様式の美しい建物が建ち並ぶクアトロ・カンティなど、シチリアの歴史を凝縮した街並みをお楽しみいただきます。

アフリカへの玄関口　トラーパニと絶景の町エリチェ

パレルモ3連泊中、1日はシチリア島西部へ足を延ばします。古代ギリシャの時代から港町として栄え、ポエニ戦争の舞台ともなったトラーパニ。北アフリカとの玄関口としての歴史を持ち、アフリカ文化の影響も感じさせる町をご案内します。切り立つ崖の上に築かれた町エリチェからは、山裾に広がるトラーパニの町と塩田、どこまでも続く地中海を一望する絶景をお楽しみください。

古代ギリシャ世界の栄華が薫るシラクーサ

古代ギリシャ時代の面影を残す町シラクーサ。シチリア島の中でも特に雰囲気のある町並みといえるのが、海に突き出た出島のようなシラクーサのオルティージャ島の旧市街です。その歴史は古く、細い路地には古代ギリシャ時代から残されている区画もあるほどです。新市街側の考古学地区にはギリシャ劇場や石切り場など壮大な古代ギリシャ遺跡が残り、「ギリシャ植民都市の中で最も大きく、美しい」と称えられた往時を偲ぶことができます。

タオルミナに残る劇的な舞台装置とエレガントな町並み

紺碧の地中海と富士山に似た美しいエトナ山。人間の英知の結晶であるギリシャ劇場との見事なコントラストは見る者を魅了します。一方で、タオルミナの旧市街はシチリア島で最も有名なリゾート地らしくエレガントな雰囲気があり、散策が楽しい町です。