初公開の村を訪ねて

知られざる北イタリアの美しい村々【9日間】

  • 集合場所:羽田空港
  • 出発日: 2月28日(水)
  • 旅行代金:エコノミークラス利用¥625,000〜ビジネスクラス利用¥1,065,000

旅のポイント

Point 1
訪問地域を絞り9日間でじっくり北イタリアを巡る発見の旅。
Point 2
知られていない「イタリアの最も美しい村」を6つご案内します。
Point 3
締めくくりはトスカーナの古都シエナに連泊します。

ツアープランナーより

フィレンツェやベネチア、ローマ、ナポリと、イタリアには珠玉の都市が存在しますが、片田舎にも、旅の通には応えられない旅情溢れる小さな村が点綴しています。人口、建築遺産、自然遺産があることなど審査を通過したうえで加盟できる「イタリアの最も美しい村」は、その際たる例です。しかし通常のツアーのルートにないことや旅行日数の関係から、まだまだご紹介できていない魅力的な村が存在します。このツアーではそれらを再発掘。北イタリアに地域を絞り、ヴェネト、エミリア・ロマーニャ、そしてトスカーナ3州の「イタリアの最も美しい村」を厳選し巡っていきます。いずれも小さな村ながら、ほれぼれするような魅力を湛えています。村歩きを存分に楽しみながら、イタリアの奥の深さを感じていただけることでしょう。

見どころのご紹介

イタリアの最も美しい村① 中世の知の集積地 ボッビオ(エミリア・ロマーニャ州)

アペニン山脈の麓、ヘミングウェイも称賛したトレッビア渓谷に佇むボッビオ。その歴史は7世紀、ヨーロッパ各地に修道院を建てたアイルランド人修道士コロンバヌスがこの場所を気に入り、修道院を建設したことに始まります。その付属図書館は中世最大の図書館のひとつとして名を馳せ、ボッビオはこの地域の宗教文化の中心地でした。修道院はウンベルト・エーコのベストセラーで映画化された『薔薇の名前』の修道院のモデルともいわれます。2019年にはイタリアのテレビ番組で「イタリアの最も美しい村」のアワードに輝いたこともあります。「イタリアの最も美しい村」巡りにもふさわしい、この町から旅は始まります。

アイルランドの修道士コロンバヌスが建てた修道院
町を象徴するトレッビア川に架かるゴッボ橋(ヴェッキオ橋)から望むボッビオの町並み

イタリアの最も美しい村② ダム橋がシンボルのボルゲット(ヴェネト州)

ボルゲットはガルダ湖から流れ出るポー川水系のミンチョ川のほとりに開かれた町です。その名は「要塞化された集落」を意味します。浅瀬のこの地はガルダ湖以南でミンチョ川を渡るには恰好で、戦略的に重要な場所でした。ナポレオン率いるフランス軍も渡河したといわれ、その領土をめぐり、争いが行われてきた歴史を持ちます。町のシンボルであるヴィスコンティ橋は14世紀にロンバルディアの領主によって建設されたように長くロンバルディアが治めてきましたが、ベネチアとの戦いに破れ、現在はヴェネト州に属します。村を歩くと昔ながらの水車や聖マルコに捧げられた教会など、歴史の足跡が髄所に見られます。

ヴィスコンティ橋 イタリア映画の巨匠ヴィスコンティ作品『夏の嵐』のロケ地にも
ミンチョ川とともにあるボルゲット村

イタリアの最も美しい村③ 塔や要塞が見下ろすブリジゲッラ(エミリア・ロマーニャ州)

エミリア・ロマーニャ州にはローマ法王に献上された塩を産するチェルビアがありますが、ローマ時代にはフィレンツェまで塩を運ぶために建設された街道がありました。その途上にあるブリジゲッラはチェーザレ・ボルジアやヴェネチア、ローマ教皇領にもなった要衝でした。3つの丘がそびえ、要塞や時計塔、モンティチーノ聖域が建つ、とても印象的な姿をしています。15世紀に防御壁とともにその内側に巡回路が作られ、今もそこを歩くことができます。通称「ロバ通り」。村の産物である石膏を運ぶためにロバがそこを歩いたことから名づけられました。

ブリジゲッラにそびえる時計塔。その下に古い町並みが広がります
カラフルな家が建ち並ぶブリジゲッラ村
ロバが行き交ったという高架路のロバ道

イタリアの最も美しい村④ 街道の村として栄えたスカルペリア・サンピエロ(トスカーナ州)

5日目、旅はエミリア・ロマーニャ州からトスカーナ州へ。州境にはアペニン山脈が連なり、その麓にムジェロ地域があります。ジョットやチマブーエなどを生んだ田園地帯です。スカルペリア・サンピエロは、このムジェロの2つの村から成る村。かつて街道の村として栄えたスカルペリアの見どころは、ヴィカーリ宮殿です。14世紀、フィレンツェ領となったここは対北の前線の要衝としてフィレンツェから執政官が派遣されました。それがヴィカーリ。宮殿は何度も地震に見舞われながら修復され、現在は博物館として村の歴史を伝えています。隣接して村の伝統のものづくりであるナイフの博物館も一見の価値があります。

フィレンツェのヴェッキオ宮殿を模して造られたヴィカーリ宮殿
歴代のヴィカーリたちが自らの家の紋章を記していきました

イタリアの最も美しい⑤ 丘上にある坂の村アンギアーリ(トスカーナ州)

アンギアーリ、その名前に聞き覚えのある方もいらっしゃるでしょう。レオナルド・ダヴィンチがフィレンツェのヴェッキオ宮殿の五百人広間に描いたのではないか、といわれる壁画「アンギアーリの戦い」です。これは15世紀に、フィレンツェとミラノの戦いを描いた作品といわれていますが、その舞台となったのが実在するアンギアーリです。丘上に築かれた村で坂道に沿って左右に家が密集しています。「イタリアの最も美しい村」だけでなく、伝統とかつてのライフスタイルを守る「チッタ・スロー(スローシティ)」にも加盟し、いかにも昔ながらの暮らしぶりがしっかりと残されている町です。高台からはトスカーナの大地が広がります。

坂道に家が密集するアンギアーリ
村の高台からはトスカーナの雄大な大地が広がります

イタリアの最も美しい村⑥ 歴史の詰まったサンタ・フィオーラ(トスカーナ州)

サンタ・フィオーラの歴史は古く9世紀まで遡ることができますが、中世には南トスカーナの有力な封建領主であったアルドブランデスキ家が治めていました。15世紀にはミラノを支配していたスフォルツァ家のものに、16世紀にはトスカーナ公国領になるなど歴史の詰まった町です。19世紀から20世紀にかけては辰砂(しんしゃ)採掘で発展しました。歴史地区の中心部には今もアルドブランデスキ家時代の要塞や時計塔、さらにルネサンス様式のスフォルツァの館などそれぞれの時代の建築が残されています。また聖フローラとルチッラ教会に施された、彩釉テラコッタを編みだした、フィレンツェ・ロッビア工房のテラコッタは必見です。

サンタ・フィオーラのアルドブランデスキ家時代の時計塔とスフォルツァ家の館

締めくくりはトスカーナの世界遺産の古都シエナに連泊

中世、金融業で栄え、学問や芸術が盛んだったシエナ。フィレンツェにその座を譲るまで、トスカーナを代表する有力な都市国家でした。中世そのままの街並みが残され、旧市街は世界遺産に登録されています。「イタリアで最も美しい」と称えられるカンポ広場沿いには、13~14世紀に建造されたプッブリコ宮、高さ102メートルものマンジャの塔など、歴史ある建物がずらり立ち並びます。大聖堂の付属美術館の屋上テラスは、ちょうどカンポ広場一帯を見晴らすことができるビューポイントになっているので、自由時間に訪れてみてはいかがでしょうか。

ヨーロッパ中世の最大の広場のひとつといわれるシエナのカンポ広場
夜のカンポ広場は中世さながらの姿を見せてくれます
大聖堂の芸術、ステンドグラス(レプリカ)

ツアー日程

9日間 訪問地・時刻 スケジュール 食事
1日目
羽田22:35発

夜、羽田空港より航空機にてイスタンブールへ。

(機中泊)

2日目
イスタンブール06:25着/08:40発 ミラノ09:40着 ボルゲット18:00着

着後、航空機を乗り換え、ミラノへ。

■着後、ロンバルディアから地中海へと抜ける街道沿いにあり、大修道院を中心に発展した村【初公開の村①】ボッビオへ。着後、ロマネスク様式の●大修道院を見学します。

■その後、ガルダ湖から流れ出るミンチョ川沿いにある村②ボルゲットへ。

【2連泊】(ボルゲット泊)

3日目
ボルゲット

午前、ベローナとマントヴァの間にあり、交通の要衝として発展した【初公開の村②】ボルゲットの散策を楽しみます。

■午後、自由行動。

(ボルゲット泊)

4日目
ボルゲット09:00発 モデナ ブリジゲッラ15:00着

午前、バスにてのモデナ近郊の●バルサミコ酢工房を訪問。

■午後、山の麓にあり要塞化された村【初公開の村③】ブリジゲッラへ。着後、村の散策。丘の上には今でも見張りの塔が残っています。

ブリジゲッラ泊)

5日目
ブリジゲッラ08:30発 スカルペリア・ サンピエロ アンギアーリ15:30着

午前、アペニン山脈の麓にあり中世から職人工業が発展した【初公開の村④】スカルペリア・サンピエロへ。村の要塞の役割も担っていた●ヴィカーリ宮を見学します。

■午後、フィレンツェ共和国の一都市で、ダヴィンチが描いたことで知られる丘上の城郭都市【初公開の村⑤】アンギアーリへ。

(アンギアーリ泊)

6日目
アンギアーリ08:30発 サンタ・フィオーラ シエナ15:00着

午前、トスカーナ南部にあり、岩山に造られた村【初公開の村⑥】サンタ・フィオーラへ。

■その後、美しい風景が広がるオルチャ渓谷をドライブし、シエナへ。

【2連泊】(シエナ泊)

7日目
シエナ

午前、シエナの市内観光。○カンポ広場、●ドゥオーモ、●オーモ美術館などを見学します。

■午後、自由行動。

(シエナ泊)

8日目
シエナ09:00 フィレンツェ ボローニャ19:15発 イスタンブール23:55着

午前、バスにてフィレンツェへ。着後、自由散策と昼食。

■その後、バスにてボローニャ空港へ。

■ボローニャ空港より航空機にてイスタンブールへ。

(機中泊)

9日目
イスタンブール02:30発 羽田19:35着

■着後、航空機を乗り換え、帰国の途へ。

■夜、羽田空港に到着。着後、解散。

パンフレットダウンロード

出発日・旅行代金

このツアーは9日間のコースです。

出発日 旅行代金
2月28日(水)発

旅行代金:¥625,000

エコノミークラス利用


旅行代金:¥1,065,000

ビジネスクラス利用

■1名室利用追加代金:¥80,000

お1人でご参加のお客様は、1名室利用追加代金にて承ります。

■ビジネスクラス利用区間:全区間に適用(羽田~イスタンブール~ミラノ間/ボローニャ~イスタンブール~羽田間)

■燃油サーチャージ別途目安:¥62,800:8月1日現在

■旅行代金には海外の空港税と出国税が含まれております。
(ただし羽田空港の旅客取扱施設利用料2,950円、ならびに燃油サーチャージ、国際観光旅客税1,000円はお客様のご負担となります)

■地方発着追加代金
大阪・名古屋〜東京 片道・・・¥5,000
福岡・札幌〜東京 片道・・・¥10,000

但し付帯条件がございますので各支店へお問い合わせください。

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