見どころのご紹介

音楽と旅するポルトガル。2つのファドの聞き比べを楽しみます
コインブラの伝統「男たちのファド」に浸る、貸し切りコンサート（4日目）

13世紀に設立された世界最古の大学の一つであり、ヨーロッパ屈指の名門として知られるコインブラ大学。大学建築群は世界文化遺産に登録されており、これまでもポルトガルの旅では必ずご案内してきた見どころです。しかし、今回はワールド航空で初めて、コインブラ大学に伝わる音楽の伝統「コインブラファド」にスポットを当てました。リスボンのファドが女性歌手中心であるのに対し、コインブラファドの歌い手は男性のみ。男子学生が意中の女性への想いを歌ったものが後輩たちへ受け継がれ、独特のロマンティックなファド文化として今もコインブラに息づいているのです。ツアーではこの伝統が生まれたコインブラ大学の観光の後、ワールド航空だけの貸し切りコンサートで、コインブラのファド文化をじっくりご堪能いただきます。

ファド発祥の地・リスボンに響く「ポルトガルの心」（7日目）

ファド聞き比べのもう一つは、もちろんその王道、発祥の地リスボンにてお聞きいただきます。「ファド」とはポルトガル語で「運命、宿命」を意味し、リスボンの下町の貧しい人々の間で生まれた音楽です。悲哀、愛の讃歌、郷愁など、心から溢れ出る感情をそのまま表現したような音楽性の豊かさが魅力で、日本でもアマリア・ロドリゲスにより有名になりました。ポルトガル各地の風景を思い浮かべながらファドの歌声に酔いしれ、旅の最後の夜を締めくくります。

好立地の5つ星ホテル連泊で楽しむ　ポルトとリスボンの街歩き

ポルトガルを代表する宮殿ホテルや伝説に彩られた名門ホテル「涙の館」に宿泊

■コインブラ：キンタ・ダス・ラグリマス　★★★★★

ポルトガルでは誰でも知る有名なイネスとペドロ悲恋の物語。そのヒロインであるイネスが隠れ住み、物語の舞台となったのが、コインブラでご宿泊いただくスモール・ラグジュアリー・ホテルズにも加盟している 、キンタ・ダス・ラグリマス「涙の館」です。広大な敷地内に2人が愛を語らった場所とされる『愛の泉』や、暮らしていたといわれる14世紀の館跡などが残されていますので、散策などお楽しみください。

栄華の面影と、絵になる風景を求め、小さな町々へ

ポルトガルを北から南へ移動する途中には、見逃せない個性豊かな町々も訪ねます。中世の王妃にプレゼントされた町オビドス、かわいらしい色彩が印象的なコスタ・ノヴァ、ポルトガル後期ゴシックの傑作建築があるバターリャなど、ゆったりと時間が流れる小さな町の散策をお楽しみください。