ワールドの旅初登場のヘカトンピュロスを訪ねる
カビール沙漠のオアシス都市と聖地マシャドの旅【11日間】
- 集合場所:成田空港
- 出発日: 9月29日(金)
- 旅行代金:エコノミークラス利用¥498,000〜ビジネスクラス利用¥938,000
ツアーコード: ME190T
旅のポイント
- Point 1
- ワールドの旅初登場となるパルティア王国の都ヘカトンピュロスへご案内します。
- Point 2
- チャクチャク遺跡やハラーナク村など通常のツアーでは訪ねる機会の少ない見どころへ。
- Point 3
- シーア派の聖地マシャドに連泊してイマーム・レザー廟などをご覧いただきます。
ツアープランナーより
今回のツアーは「添乗員中屋がご一緒する旅」。通常のコースとはひと味違う、訪問地をより深くご案内するツアーとして1本のみの設定としています。バスの中では中屋が、歴史や宗教、文化などの講座も開催しますので、どうぞお楽しみに。
見どころのご紹介
ツアー初登場 パルティア王国の都ヘカトンピュロスを訪ねます
古来ペルシャでは様々な民族・国家の興亡が繰り広げられました。名前をよく耳にするアケメネス朝とササーン朝の間、およそ紀元前3世紀から紀元後3世紀に、セレウコス朝から独立したアルケサス朝(パルティア帝国)が存在しました。その都のひとつが、カビール砂漠のヘカトンピュロスです。紀元前6世紀に遡るアケメネス朝時代から街道の要衝として栄えた場所で、アレキサンダー大王が滞在したこともあります。9世紀の地震によって放棄され現在は廃墟と化していますが、遺跡の数々が調査もされぬまま手つかずの状態で残されています。初代アルケサス王はギリシャ文化を好み、当初はギリシャ的な要素が強かったといわれます。ヘカトンピュロスとはギリシャ語で「百の門」の意味。それだけ数多くの門があり繁栄していたのでしょう。荒野に立ち、当時の様子を思い浮かべてみてください。
ゾロアスター教の街、世界遺産の旧市街を持つヤズドに連泊
ヤズドはアケメネス朝の時代から人が暮らしていたといわれる歴史の深いオアシスの街です。ペルシャがイスラム化がした後も徴収金を支払うことによって古来のゾロアスター教を守り、近隣から信徒が移住しゾロアスター教の街となりました。人里離れた砂漠地帯に位置したことから大きな争いに巻き込まれることなく昔ながらの旧市街が残されています。ゾロアスター教、イスラム教、ユダヤ教の施設が共存し、2017年には世界遺産に登録されました。連泊して聖なる火が灯るゾロアスター教の神殿や、鳥葬が行われた「沈黙の塔」を訪ねます。


ゾロアスター教の巡礼地チャクチャクへ足を延ばします
ヤズド滞在中には郊外にあるゾロアスター教の巡礼地、チャクチャクへご案内します。ササーン朝の王の娘がアラブ軍によってここに追い詰められたとき、王がゾロアスター教の神アフラマズダに祈ったところ、洞窟を作って彼女を逃がしたという伝説が残されています。チャクチャクとは湧き泉が滴るポタポタという意味。アフラマズダが王の苦境を嘆いて流した涙と伝えられます。


「揺れるミナレット」がある時が止まった村ハラーナクへ
ヤズドから移動中にはハラーナク村もご案内します。住人は新しい区画で暮らしていますが、かつて彼らが生活を送っていた廃墟と化した古い村は、イスラム以前からの歴史を宿し、ゾロアスター教徒が住んでいました。そこには18世紀末からのガージャール王朝時代のキャラバンサライ(隊商宿)や、敵の侵入を防ぐために迷路が張り巡らされた城跡、そしてミナレットが残されています。そのミナレットはイランに3つあるといわれる「揺れるミナレット」のひとつです。村へ導く目印とともに見張り塔の役目も果たしました。


シーア派の聖地マシャド 煌めくイマーム・レザー廟を見学
イランの国教であるイスラム教シーア派の主流が12イマーム派です。預言者ムハンマドの従妹アリーに始まるイマーム(指導者)を崇敬しています。その8代目のイマーム・レザーが殉教したのが、現在のホラサーン州の州都マシャドです。そのためマシャドは聖地として数多くの巡礼者が訪れ、イマーム・レザー廟はいつも賑わっています。鏡のモザイクで敷き詰められた煌めきの廟内は圧巻です。またサファビー朝下で発展しアフシャール朝の都となったマシャドには歴史的建造物が多くあり、近郊にはペルシャの国民的詩人フェルドゥーシーの墓地もあります。


世界一のレンガ造りの塔 世界遺産ゴンバデ・カーヴース
10世紀から11世紀にかけてイラン北西部にズィヤール朝という地方王朝がありました。4代目の王がカーヴースであり、ゴンバデ・カーヴースはその霊廟です。
ペルシャでは塔状の霊廟が発展しましたが、ゴンバデ・カーヴースはその代表です。高さは73メートル(土台を含む)を誇り、レンガ造りの塔としては世界一の高さといわれます。2012年に世界遺産に登録された、この霊廟もご案内します。

添乗員中屋がご一緒する旅
中屋雅之(なかや まさし)
1959年高知県南国市生まれ。東京大学教養学部卒業後、旅行のプロを目指してワールド航空サービスに入社。以来、添乗歴は450回以上、そのレパートリーはヨーロッパのみならず中近東・アフリカ、ロシア、アジア、中南米、南極、更には国内旅行など多岐にわたっている。世界の文化・歴史にも精通し、現地での詳しい解説はもちろんのこと、国内でも様々な講演会を行っている。
2007年には「ツアーコンダクター・オブ・ザ・イヤー準グランプリ」に輝く。ワールド航空サービス発行の月刊誌「WORLD旅のひろば」で「世界の古寺巡礼」など様々な連載記事を担当してきた。著書に『ヨーロッパの教会建築とキリスト教世界』『イスラム世界を知る』(ともにヒルサイドパブリッシング)。


ツアー日程
11日間 | 訪問地・時刻 | スケジュール | 食事 |
---|---|---|---|
1日目
|
成田22:30発
|
■夜、エミレーツ航空にてドバイへ。 (機中泊) |
|
2日目
|
ドバイ04:10着 07:45発 テヘラン09:25着 夕刻発 ヤズド 夕刻着
|
■テヘラン着後、今回のツアーの予習として●考古学博物館を見学。 ■夕刻、国内線でヤズドへ。 【2連泊】(ヤズド泊) |
|
3日目
|
ヤズド (チャクチャク、ハラーナク)
|
■朝、ゾロアスター教の聖地チャクチャクの観光します。 ■その後、ハラーナク村へ向かい、廃墟となった村を散策します。 ■午後、世界遺産の○ヤズドの旧市街及び●拝火教神殿と○沈黙の塔にご案内します。 (ヤズド泊) |
|
4日目
|
ヤズド08:00発 メイボッド ファラフザード
|
■ヤズドから郊外のオアシス都市メイボッドへ向かい旧市街を観光します。 ■その後、ファラフザードへ。 ■夕刻、日没に合わせてデザート・サファリをお楽しみください。 (ファラフザード泊) |
|
5日目
|
ファラフザード09:00発 ハサナバード ダームガーン17:00着
|
■日の出の時刻に合わせて、デザート・サファリをお楽しみいただき、その後、ファラフザードの観光。 ■朝食後、ハサナバードへ向かいます。 ■着後、○セルジュク朝の城、○ハッジ・アリー塩湖を見学します。 ■夕刻、ダームガーンへ向けて出発します。 【2連泊】(ダームガーン泊) |
|
6日目
|
ダームガーン (ヘカトンピュロス)
|
■紀元前3世紀のパルティアの都○ヘカトンピュロスにご案内します。 ■午後、ダームガーンの町を観光します。○テペ・ヘサル、○パルティア時代の城壁、7世紀に建てられたイラン最古のモスク○ターリー・ハーネ・モスクなどを訪ねます。 (ダームガーン泊) |
|
7日目
|
ダームガーン09:00発 ゴンバデ・カーヴース ミヌーダシュト16:30着
|
■朝、ダームガーンを出発し、ゴンバデ・カーヴースへ。 ■世界遺産の○ゴンバデ・カーヴースの塔を見学します。 ■その後、ミヌーダシュトへ向かいます。 (ミヌーダシュト泊) |
|
8日目
|
ミヌーダシュト08:00発 トゥース マシャド18:00着
|
■ミヌーダシュトよりマシャドへ向かいます。 ■途中、イランを代表する偉大な詩人フェルドゥーシーの墓のあるトゥースに立ち寄ります。 【2連泊】(マシャド泊) |
|
9日目
|
マシャド
|
■終日、マシャドを観光します。金箔のドームと尖塔が美しい●イマーム・レザー霊廟およびその周辺を観光します。 (マシャド泊) |
|
10日目
|
マシャド 午前発 テヘラン 午後着 18:20発 ドバイ21:10着
|
■国内線でマシャドからテヘランへ向かいます。 ■着後、バスにてイマームホメイニ国際空港へ。 ■夜、エミレーツ航空にてドバイへ。 (機中泊) |
|
11日目
|
ドバイ02:40発 成田17:35着
|
■着後、航空機を乗り換え、帰国の途へ。 ■夕刻、成田空港に到着。 |
|
※日程表の時刻は、エミレーツ航空の成田空港発着を想定したものです。他航空会社利用の場合、発着空港、時刻および日程は異なります。
出発日・旅行代金
このツアーは11日間のコースです。
出発日 | 旅行代金 |
---|---|
9月29日(金)発 |
旅行代金:¥498,000 エコノミークラス利用 旅行代金:¥938,000 ビジネスクラス利用 |
■1名室利用追加代金:¥60,000
おひとりでご参加のお客様は、1名室利用追加代金にて承ります。(お部屋はシングルルームとなります)
■ビジネスクラス利用区間:国際線全区間適用【東京〜ドバイ〜テヘラン間往復】
■燃油サーチャージ別途目安:¥94,000:5月1日現在
■旅行代金には海外の空港税と出国税が含まれております(ただし、成田空港の施設使用料及び保安サービス料合計3,010円ならびに燃油サーチャージ、国際観光旅客税1,000円はお客様のご負担となります)。
■イラン査証料:2,900円(2023年5月現在)
■査証取得手数料:6,600円
■査証用写真:1枚(サイズ:縦4.5cm×横3.5cm、カラー写真、背景白のみ、メガネ着用不可)
■女性の方は、外国人といえども服装の規制があり、スカーフ(髪の毛を隠します)とコート、もしくはそれに準じる膝までのたっぷりとしたシャツとスラックスをご用意ください。色は派手な原色でなければ差し支えありません。詳細は担当までお問い合わせください。
■イラン訪問後、今後、アメリカを訪問される方は、アメリカ査証の取得が必要条件となります。査証免除プログラムの電子渡航認証(ESTA)を利用してのアメリカ入国ができませんのでご注意ください。
■イスラエルの出入国スタンプがあるパスポートの場合、イランに入国できないことがございます。弊社では、「イスラエル出入国スタンプのあるパスポート」をお持ちのお客様は、パスポートを取り直しいただいた上で、査証申請をお受けいたします。
■イラン政府により、旅行者は治療・傷害・死亡に関する項目においてそれぞれ保険金が支払われる海外旅行保険加入が義務付けられております。入国時に英文表記の保険証券が必要となりますので、必ず海外旅行保険証書をご持参ください(クレジットカード付帯の保険は不可)。
■添乗員は中屋を予定しておりますが、急病、その他のやむを得ない理由で同行できない場合は、他の添乗員となる場合があります。
ツアー申し込み・お問い合わせ申込・問合せ
ツアーコード:ME190T
お気軽にお問い合わせください
電話相談はこちら
受付時間:午前9:30~午後5:30
- 東京
- 03-3501-4111
- 大阪
- 06-6343-0111
- 名古屋
- 052-252-2110
- 九州
- 092-473-0111
- 札幌
- 011-232-9111
- 藤沢
- 0466-27-0111