絵本に出てくるようなかわいらしい町　デュルビュイとディナン

ナミュールからはデュルビュイとディナンへ。デュルビュイは人口は500人足らず、「世界一小さな町」と称されます。石畳の小道に石造りの家が連なり、かわいらしい装飾があちらこちらに。中世の雰囲気も色濃く残り、散策が楽しめます。美食の町としても知られ、ツアーでは昼食をお楽しみいただきます。
ディナンはムーズ川が造り出した断崖の麓に広がる、一度見ると忘れられないような印象的な町です。ロープウェイで断崖の上のシタデル（山城）へ上り、町並みとムーズ川が織り成す風景をお楽しみいただきます。

壮麗な大聖堂も魅力　フランス・ロレーヌの地方のメッス

4日目にはナミュールを離れて、フランスのメッスへ。フランスとドイツとの国境沿いにある多くの町と同様、このメッスもドイツ領だった歴史を持ちます。ドイツ皇帝のヴィルヘルム二世によって建てられた「フランスの最も美しい駅」として知られるネオロマネスク建築のメッス駅も有名です。シャガールが手がけたステンドグラスがあるサン・テティエンヌ大聖堂などにご案内します。

後半の3泊はさらに南下して、ボーデン湖を挟んでドイツと国境を接するザンクトガレンへ。「知の宝庫」とも呼ばれますが、それは世界遺産に登録されている、ザンクトガレン修道院の付属図書館に負うところが大きいでしょう。スイス最古の図書館で中世初期からの本や手稿が保存されています。また旧市街は出窓の付いた家々が立ち並び、童話の世界さながらの街並みの散策を楽しめます。

古き良き素朴なスイスの姿が残るアッペンツェル地方。この地方の最高峰は標高わずか2500メートルのセンティス山。しかし山頂からは雄大なパノラマビューが楽しめます。天気が良ければユングフラウの山々やドイツ、オーストリアをはじめ6カ国を見渡すことができます。またキリスト教に由来しない伝統の祭りが行われるなど、昔ながらの習俗が息づくウルネシュ村へも足を延ばします。