ヴェローナの歴史ホテルも優雅に楽しむ

北イタリア 水と緑のトレヴィーゾとヴェネト食彩紀行【9日間】

  • 集合場所:羽田空港
  • 出発日: 6月15日(木)
  • 旅行代金:エコノミークラス利用¥538,000〜ビジネスクラス利用¥938,000

ツアーコード: ES117T

パンフレットダウンロード

旅のポイント

Point 1
ヴェネト州、水と緑の町トレヴィーゾに4連泊。町歩きや周辺の見どころも楽しみです。
Point 2
周囲の景色に溶け込むように佇む、北イタリアの美しい小さな町々もご紹介します。
Point 3
ヴェローナでは、旧市街中心部に位置する歴史あるホテル「ドゥエ・トーリ」に宿泊します。

ツアープランナーより

■■はじめに■■
「新シリーズ ヨーロッパ食彩紀行」を発表します。
旅には様々な「楽しみ」がありますが、中でも「食の楽しみ」は格別なようで、「全体の楽しみの半分」とまでおっしゃる方もいらっしゃいます。ここ3年間ほどの弊社の国内旅行でも「ローカルガストロノミー」(地方の美食学)、「うまし旅ニッポン」などのシリーズが人気を呼び、都市部の有名高級レストランに出掛けて、というコンセプトとは大きく異なり、地方の「土地と伝統」を尊重しながら、その土地特有の様々な「上質な食」を舌と眼で味わいながら、ローカルの食文化を通じて、無意識のうちにその風土や伝統、さらに人々の暮らしや人間性までを知り学ぶことができるから、かもしれません。
このたび「ヨーロッパ食彩紀行」を立ち上げることにしましたが、それは日本以上に長い歴史を有するヨーロッパには、各国、各地域に長い年月をかけて先達たちが育んできた特有の食材や自慢の生産物、それを「料理」に昇華させるまでの伝統的な手法や技術などが受け継がれていて、目の前に登場する「一皿」には、先人から今に至る多くの人々の智恵と努力の結晶がギュッと詰まっている、そんな風にも思えます。
このシリーズは「単なるグルメの旅」ではなく、文字通り「食が旅を彩る」という観点から、もう少し視野を広げて、下記のような様々な食の要素を旅の中に組み込むように企画しております。土地の郷土料理や家庭料理にスポットライトをあてたり、時には土地の自慢の食材の生産現場や工房へ足を運んでみたり、アグリツーリズモ的なランチを楽しんだり、さらに土地に暮らす人からの食に関する解説などもできれば織り込みたい、と考えております。 「美味だったね」で終わらずに、ローカルの食を通じて「その土地の文化や風俗、伝統そしてそこに生きる人々について、多角的に知り学ぶことが出来たみたい」とおっしゃっていただける旅を目指しております。
■■北イタリア 水と緑のトレヴィーゾとヴェネト食彩紀行■■
ベネチアを州都とするヴェネト州は、東にはアドリア海、西にはイタリア最大のガルダ湖、南にはイタリア最大のポー川、そして北にはドロミテ山塊と、変化に富んだ地です。 食文化も多彩で、平野で栽培されるお米や、海の幸、山の幸も様々。また、爽やかな飲み口の白ワインや、発泡性ワインのプロセッコの産地としても知られています。 また、この地方には歴史的、芸術的に価値のある美しい町が多く、それらの町はベネチア共和国の友好都市としてその特有の文化を漂わせつつも、それぞれが個性を持った町として発展してきました。このたびは、ベネチアから近い位置にありながら、日本ではあまり知られていない、清らかな運河が流れるトレヴィーゾを中心に、「天才建築家パッラーディオ」の街ヴィツェンツァや、山と川の織り成す風景が美しいバッサーノ、ぶどう畑に囲まれたソアヴェなど、珠玉の小さな田舎町を訪ねます。旅の後半には、古代ローマ時代の円形闘技場の残るヴェローナでは、モーツァルトなども滞在した歴史的なホテルにも宿泊。ベネチアでは地元っ子に混じってバーカロ(気軽な居酒屋)を訪ね、アドリア海の幸に舌鼓。観光と豊かな「食彩」を通じてヴェネトの文化に触れる。爽やかな夏の旅の舞台へ皆様をお誘いします。

見どころのご紹介

ヴェネト州の歴史深い街々と豊かな自然、食文化を様々な角度からご紹介します

幾筋もの運河が流れる水と緑の町トレヴィーゾ

トレヴィーゾは小さな町全体が城壁と塀で囲われ、緑が多く、町の中を幾筋もの清流が流れる水と緑の町。町の北側を流れるボッテニガ川を町中まで引き込んで、5つの運河を通し、北から南への緩やかな高低差を利用して、南側を流れるシーレ川へと流しています。海洋王国ベネチアとの関係も深く、町には歴史を感じる建物が多く見られます。風格ある公共建築に囲まれたシニョーリ広場には人々が集まり、一方、運河沿いを歩けば、水辺ののんびりとした光景が広がります。地元の人々に愛される居酒屋も多く、イタリアらしい心豊かな生活を満喫できる町です。旅の前半は、この町を基点にヴェネト州の田園風景に溶け込む小さな町々へ足を延ばします。

◆町歩きが楽しいトレヴィーゾ

トレヴィーゾは、水と緑に溢れる町。港に近い運河の中州には魚市場が置かれ、昔はベネチアで水揚げされた魚が運河を利用してここに運ばれていました。現在でも、午前中に市場が開かれていて、トレヴィーゾの食文化を知ることができる場所の一つとなっています。この周辺にはお店も多く、歩いているだけで楽しめます。それ以外の運河にも職人街を形成していた界隈があったり、女性たちが集まる洗濯場があったり、旧市街を歩くと町の歴史がよくわかります。

人々の生活の水辺の風景が溶け込んでいます
旧市街の中心、シニョーリ広場
運河の中州には水運を利用し、魚市場がひらかれました

◆トレヴィーゾで味わいたい地元の味

トレヴィーゾはデザートとして有名なティラミス発祥の地(諸説あり)。このたびは、町の中心部に位置するティラミス発祥のお店『LE BECCHERIE』(レ・ベッケリエ)でのお食事もご用意しました。地元でも人気のレストランで、かつては伝統料理を中心に提供していましたが、当時のお店は一度2014年に閉店。その後、お店は引き継がれ、現在ではモダンな店内と料理を提供し、さらなる進化を続けています。料理も現代風にアレンジされていますが、元祖のティラミスのレシピは変わらず、クラシックな当時の味を大切にしています。

モダンな内装も素敵な「LE BECCHERIE」©Christian Bazzo
お店の名物クラシックティラミス ©Christian Bazzo

ヴェネト州の可愛らしい小さな町と緑溢れる風景に出会う

◆トレヴィーゾの北に広がる世界遺産の丘陵地をドライブ プロセッコの里へ

イタリアには50か所以上の世界遺産が存在しますが、2019年に新たに登録されたのが、トレヴィーゾの北に広がるプロセッコの生産地、「コネリアーノとヴェルドッビアーデネのプロセッコの丘」です。近年、日本でも人気の高い発泡性のワイン「プロセッコ」は、この一帯、一面にぶどう畑が広がる美しい丘陵地帯で生産されています。この周辺には、ワイナリーやオステリアなども多く、初夏から秋にかけては美しい景色が楽しめます。このたびは、爽やかな夏のドライブとワイナリー訪問をお楽しみいただきます。

世界遺産に登録されたぶどう畑が広がるプロセッコの丘をドライブ(イメージ)

◆山並みと豊かな水を湛えるブレンタ川 古都バッサーノ・デル・グラッパ

バッサーノ・デル・グラッパもおすすめの町のひとつです。北にはアルプスの山並みを望み、旧市街の脇には豊かな水を湛えるブレンタ川が流れる落ち着いた古都の佇まい。川にはこの町のシンボルでもある可愛らしい屋根付きの橋が架かり、絵になる景色が広がっています。ここは、蒸留酒グラッパの産地としても知られています。この地域には17世紀頃には既に大きな組合があり、現在でもナルディーニやポーリといった老舗が点在しています。ツアーでは、橋の袂にある老舗ナルディーニ社のグラッペリアへご案内。昔ながらの蒸留施設を見学したり、現地の方のお話を聞きながら、試飲もお楽しみいただきます。

老舗のナルディーニ社ではグラッパの試飲も楽しみます(イメージ)

ブレンタ川にかかる屋根付きの橋と街並みが美しい。この地方出身の建築家パラーディオの設計による橋も印象的です

◆ぶどう畑に佇む 古城と城壁が残る中世の町ソアヴェ

爽やかな口当たりの白ワインとして日本でも人気のあるソアヴェ。実は町も可愛らしく、ぶどう畑を背景に、中世の町並みが残っています。町の小高い丘の上には城塞がそびえ、そこから延びる城壁が町をぐるっと取り囲む様子は、中世の町そのものです。ここでは散策を楽しみ、ソアヴェのワイナリー「ピエロパン」を訪れ、ぶどう畑やセラー(試飲付き)を見学します。

ぶどう畑に囲まれた古城が残る中世の町ソアヴェ(イメージ)
小さな町の周辺は城壁に囲まれています
ピエロパンのワイナリーの外観は自然と調和

ベネチアでは夕方のひと時も楽しみ バーカロを巡ったあとは、トラットリアで舌鼓

水の都ベネチアはどこを切り取っても絵になる路地や運河に溢れ、車も通らないため安心して歩ける楽しさがあります。細い路地は迷路を歩いているようで、まさに世界で一番街歩きが楽しい場所といっても過言ではありません。美術館などの宮殿などは勿論ですが、ベネチアの人々の生活を垣間見ることができる活気あふれる市場も魅力的です。海に囲まれ、魚介類も豊富なベネチアでは、朝からリアルト橋の近くで開かれる市場に、生鮮食品や新鮮な魚介類が並び、ベネチアっ子の胃袋を満たしています。この界隈には、「バーカロ」と呼ばれる居酒屋が点在していて、夕刻になるとそこに集う地元の人々で賑わいます。このたびは、夕食前にバーカロに立ち寄り、雰囲気を楽しんでいただいたあと、地元の気軽な「トラットリア・アッラ・マドンナ」」でお食事を楽しむベネチアらしいひと時をご用意しました。(※写真の食事は、イメージとなります。)

リアルト市場近くで開かれる魚市場は活気ある市民の台所
バーカロでは、チケッティと呼ばれるおつまみも名物です(イメージ)
ベネチア名物イカ墨のパスタ
イカなどのフリットも定番のおいしさ
魚介のパスタ(イメージ)

ヴェネトの生んだ天才建築家 パッラーディオの作品の数々

ヴェネト州には、ルネサンスを建築の面から牽引した天才建築家パッラーディオが手掛けた建築が数多く点在しています。特に彼が手掛けた建築が多く残るの街がヴィチェンツァです。彼の最後の作品として知られるテアトロ・オリンピコは、内部がギリシャ・ローマの野外劇場を模した舞台装置になっているのが特徴で、その奇抜な発想はパッラーディオ様式とし大きな反響を呼びました。また、このたびは、トレヴィーゾの近郊にある、彼の晩年の建築エモ邸(ヴィラ・エモ)もご紹介します。

トレヴィーゾ近郊にあるエモ邸

【ホテル紹介】
ヴェローナ:モーツァルト父子も滞在した「ドゥエ・トーリ」★★★★★

大邸宅を改装して、1674年に創業という歴史の宿。18世紀には少年時代のモーツァルトが演奏旅行で父親と滞在した宿として歴史に刻まれています。また、ゲーテやワーグナーなど、錚々たる人々が宿泊し、ロビーは16世紀の画家ヴェロネーゼが描いた天井画で飾られ、まるで美術館のような空間です。
屋上テラスからの美しいヴェローナの街並みの眺望。朝食は専用のレストランで、そして夕食は温かみのある大理石の床と壁、年代物の家具に囲まれた天井高のダイニングで、優雅に楽しみます。生涯忘れえないヴェローナの一夜となることでしょう。

ヴェロネーゼの天井画が描かれたラウンジも素敵です
屋上のテラスバーからはヴェローナの街並みが見渡せます
歴史を感じさせる、趣のあるダイニング

ツアー日程

9日間 訪問地・時刻 スケジュール 食事
1日目
羽田空港22:05発

■夜、羽田空港より、航空機にてイスタンブールへ。

(機中泊)

2日目
イスタンブール05:15着 イスタンブール06:45発 ベネチア08:30着 ヴィチェンツァ バッサーノ・デル・グラッパ トレヴィーゾ

■航空機を乗り換え、ベネチア空港へ。

■着後、建築家パラーディオの町、ヴィチェンツァへ。○シニョーリア広場、○公会堂(ラジョーネ館)、ヨーロッパ最古の室内劇場●テアトロ・オリンピコなどを訪れます。

■その後、バッサーノ・デル・グラッパへ。ブレンタ川にかかる屋根付きの橋が印象的で、美しい旧市街が残ります。また、グラッパ酒の産地として知られていています。【食彩】老舗ナルディーニ社のグラッペリアを訪れ、1776年創業当時の蒸留設備の見学・試飲を楽しみます。

■夕刻、トレヴィーゾへ。

■夕食は、【食彩】町中のレストランにてヴェネトの郷土料理をお召しあがりください。

【3連泊】(トレヴィーゾ:カールトンホテル泊)

3日目
トレヴィーゾ

■水と緑のトレヴィーゾの散策観光へ。古い運河に囲まれた中世の町です。●大聖堂、シニョーリ広場、○トレチェント宮殿、●サン・ニコロ教会などへご案内します。

■午後、自由行動。ゆっくりとお過ごしください。

(トレヴィーゾ:カールトンホテル泊)

4日目
トレヴィーゾ (【ワイナリー訪問】、アーゾロ、エモ邸)

■郊外に足を延ばしてドライブを楽しみ、小さな町を訪ねます。

■午前、バスにて豊かな自然が残る北部の丘陵地帯へ。

【食彩】ドライブを楽しみながら、プロセッコワインの産地として知られる地区へ。ワイナリーの訪問と試飲をお楽しみいただきます。

■午後、優美な街並みのアーゾロへ。詩人や多くの芸術家などが好んだ町並みを散策します。

■その後、パラーディオの円熟期の建築、●エモ邸に立ち寄りホテルへ戻ります。

■トレヴィーゾはティラミス発祥の地としても知られています。【食彩】夕食は、発祥の店で現在はモダンな雰囲気をもつ「LE BECCHERIE」にて

(トレヴィーゾ:カールトンホテル泊)

5日目
トレヴィーゾ (ガルダ湖畔シルミオーネ ヴェローナ)

■午前、ガルダ湖畔のシルミオーネへ。湖に突き出したスカラ家の城塞が残る町で、湖畔の涼やかで景色とともに絵になる町です。

■午後、ヴェローナへ。着後、簡単な旧市街の観光。

■ご宿泊は、旧市街に位置する老舗ホテル「ドゥエ・トーリ」(1674年創業)です。ヴェロネーゼの天井画がロビーを飾り、モーツァルト父子やゲーテ、ワグナーなど錚々たる偉人も訪れたホテルです。

■夕食はホテルのダイニングにてお召し上がりください。

(ヴェローナ:ドゥエ・トーリ泊)

6日目
ヴェローナ ソアヴェ ベネチア

■午前、古城と周囲のぶどう畑が美しいソアヴェへ。町の背後に10世紀に建てられた城塞が残る絵になる小さな町です。

【食彩】町の散策と19世紀後半から続くワイナリー「ピエロパン」を訪問します。

■その後、ベネチアへ。宿泊は、サンマルコ広場まで歩いて数分の1790年創業の4つ星ホテルに2泊です。

【食彩】夕食前、ベネチアらしいバーカロ巡りを楽しんだ後、地元の気軽なお店「トラットリア・アッラ・マドンナ」で夕食です。

【2連泊】(ベネチア:ボンベッキアーティ泊)

7日目
ベネチア

■朝、添乗員がベネチアの台所、魚市場へご案内します。

■午前、市内観光へ。●アカデミア美術館、●グッゲンハイム美術館、○サルーテ教会からの眺めなどをお楽しみください。

■午後、自由行動。

■夕食は、地元で人気のレストランにてお召し上がりください。

 

(ベネチア:ボンベッキアーティ泊)

8日目
ベネチア(出発まで自由行動) ベネチア20:15発 イスタンブール23:45着

■チェックアウト後、スーツケースをホテルに預け、自由行動。出発まで、ベネチアでの滞在をお楽しみください。

■夜、ベネチア空港より、航空機にてイスタンブールへ。

(機中泊)

9日目
イスタンブール02:20発 羽田空港19:20着

深夜、航空機にて帰国の途へ。

■夜、羽田空港に到着。着後、解散。

※日程表の時刻は、ターキッシュエアラインズの羽田空港発着を想定したものです。他の便を利用の場合には、利用空港、時刻、日程が異なります。

パンフレットダウンロード

出発日・旅行代金

このツアーは9日間のコースです。

出発日 旅行代金
6月15日(木)発

旅行代金:¥538,000

エコノミークラス利用


旅行代金:¥938,000

ビジネスクラス利用

■1名室利用追加代金:¥100,000

お1人でご参加のお客様は、1名室利用追加料金にて承ります。

■燃油サーチャージ別途目安:¥104,000:1月1日現在

■ビジネスクラス利用区間:(全区間適用【羽田〜イスタンブール〜ベネチア、ベネチア〜イスタンブール〜羽田】)

■旅行代金には海外の空港税と出国税が含まれております。
(ただし、羽田空港の旅客取扱施設利用料2,950円ならびに燃油サーチャージ、国際観光旅客税1,000円はお客様のご負担となります)

■特別キャンペーン

全国各地から片道¥5,000で成田・羽田へ

日本各地より、東京(羽田・成田)までの国内線を片道5,000円の追加代金でご利用いただけます。

航空会社の指定および便の指定はできません。その他、付帯条件がございますので、詳しくはお問い合わせください。

※羽田〜成田空港間のリムジンバス代金はお客様ご負担となります。

 

ツアー申し込み・お問い合わせ申込・問合せ

お気軽にお問い合わせください

電話相談はこちら

受付時間:午前9:30~午後5:30

東京
03-3501-4111
大阪
06-6343-0111
名古屋
052-252-2110
九州
092-473-0111
札幌
011-232-9111
藤沢
0466-27-0111