2011年1月18日更新

知求アカデミー・創業40周年記念事業 国立博物館特別講座

会場は平成館の講堂。晴天に恵まれました
快晴のなか行われた国立博物館特別講座

ワールド航空サービスでは皆様の旅をより印象深く、また知的好奇心を満たせるものにしたいと考え、2003年に「ワールド知求アカデミー講座」を立ち上げました。そして創業40周年を迎えた昨年、「知求アカデミー」はリニューアルを果たしました。地中海を舞台に繰り広げられた文明の世界を取り上げる「地中海学会セミナー」、日本と世界を結んだシルクロードをテーマにする「古代オリエント博物館セミナー」、全国各地に点在する美を楽しむ美術館巡りなど、様々な講座を無料で開設いたしました。
たくさんのお客様にお越しいただきました
そして、2011年1月12日(水)、上野の東京国立博物館を舞台に特別講座を催しました。講演のテーマは、「法隆寺献納宝物―日本仏教美術のあけぼの」。国立博物館専門研究員の伊藤信二先生をお招きし、博物館内にある平成館の大講堂で行われました。

当日は快晴ということもあって多くのお客様にお越しいただき、定員380名の座席は、13時30分の開演時にはほぼ満席に。
講演後は、法隆寺宝物館で実際に展示物をご覧いただきました
貴重な仏教美術の数々を解説

拍手とともに登壇した伊藤先生からは、日本最古、最大級の博物館である国立博物館についての貴重なお話がありました。ちょんまげ頭の人もいる創設者たちの写真や、創設当時の展示物(名古屋城の鯱など)、関東大震災で倒壊した頃の姿など、貴重な写真の数々を見せていただきました。

その後はいよいよメインテーマへ。法隆寺献納宝物は、明治11(1878)年、法隆寺から皇室に献納された300余りの宝物のことです。その多くが東京国立博物館内の法隆寺宝物館に展示されており、うち国宝は14件、重要文化財は239件もあるそうです。こうしたお話を、熱心にノートに書き込んだり、聞き入るお客様の姿が見られました。
貴重な仏像の数々。左は如来及び両脇侍像、右は白鳳様式の金銅仏
6世紀中頃に百済より送られた金銅仏や、天武天皇時代に朝鮮から伝来したエキッゾチックな仏像など、印象的な宝物の数々が紹介されていきます。なかにはユニークな顔をしたインド風の仏像やお面もあり、お客様を和ませていました。竜の首の蛇口を持ち、ペガサスの模様が描かれた水瓶は、ササン朝ペルシャに起源があるそうで、奈良がシルクロードの末端だということを感じさせました。

講演後は、法隆寺宝物館に移動していただき、紹介された宝物の数々を実際にご覧いただきました。皆様が思い思いにその特徴や美しさを語られていたのが印象に残りました。

東京国立博物館での「知求アカデミー」開催は、今後も行う予定です。詳しくは改めてホームページ上でも発表させていただきますので、次回の講演にぜひご期待ください。