帰着しました。添乗員レポート

帰着しました。添乗員レポート
2021年11月30日
36ぷらす3 全線乗車の旅
<10/27発・添乗員 東京支店 太田 勇樹>
2020年10月に運行を開始した話題の観光列車「36ぷらす3」に乗車してきました。曜日により運行経路が異なり、毎週木曜日から月曜日にかけて博多から長崎を結んでいます。九州の魅力をぎゅっと詰め込んだ今までにない鉄道です。列車だからこそ訪れることのできる九州の秘境や沿線の地元の方々の温かいおもてなし、九州を一周するのんびりとした列車の旅をご紹介します。


列車の旅ならではの訪問地の数々
バスの旅では訪れることの少ない鉄道の旅ならではの地域を訪れ、地元の方々からの歓迎を受け、特産品を紹介してもらうのは新しい発見があり、列車の旅ならではの魅力があります。「曽於」「牛ノ浜」「青井岳」、どこにあるのか分からないという方も多いと思いますが、そのような場所での新しい出会いにはやはり感動します。地元の観光協会の方々との何気ない会話、地域の人気店のキッチンカーや特産品販売による美食の数々、自治体が発行するパンフレットを見て、その土地の新しい魅力に気付くこともあります。九州の違う一面を見てみたいという方にもおすすめです。




各地の特産品やおもてなし
今回の日程での各地の特産品やおもてなしを写真とともに簡単にご紹介したいと思います。

「玉名駅」
熊本県の荒尾地区と玉名地区合わせて荒玉地域として特産品販売がありました。この時期はみかんの旬と重なりましたので、一袋100円のみかんは即完売。「幻のすもも」と言われるハニーローザ製品の販売も多く、乗車後最初の停車駅ということもあり大盛況でした。

「牛ノ浜駅」
小さな駅ではありますが、東シナ海が見渡せる海の目の前に駅があり、素晴らしい景色が楽しめます。イワシが特産である阿久根市にてカフェ・ショップ・ホステルを運営する「イワシビル」により、丸干しイワシやオイル漬けなどの販売が行われていました。撮影した時にはほとんど売り切れになるほどの人気ぶりでした。自慢の鯛焼きもおすすめです。

「延岡駅」
自由なライフスタイルを提案する複合施設「エンクロス」が駅前にあることもあり、36ぷらす3の沿線の中では大きく、モダンな駅舎です。郷土玩具の「のぼりざる」や地元の孟宗竹を利用した国産100%のメンマ「延岡メンマ」の販売もありました。東九州バスク化構想により、美食の街として話題の延岡市は、今後要注目です。

「杵築駅」
国東半島の小京都として有名な杵築では、老舗の和菓子屋「松山堂」の製品も多数販売されていました。ホームでは、クルーと一緒に列車をバックに写真撮影を楽しんだり、各駅に設置されたスタンプラリーを楽しんでいる方もいらっしゃいました。
36ぷらす3での過ごし方
グループでは36ぷらす3のランチパッケージの予約ができないため、当社で手配した地元の老舗料亭や名店のお弁当を持ち込み、列車内でお召し上がりいただきます。食材にも地域の特色が色濃く反映されていて、お客様にも大変好評でした。3号車のビュッフェカーには地酒や地域の特産を使ったジュース、コーヒーなどが購入でき、お弁当と合わせて楽しまれた方もいらっしゃいました。停車駅で購入した甘味をデザートとして楽しむのも、列車の旅の魅力だと思います。4号車のマルチカーでは、有料・無料のイベントが毎日行われています。鹿児島特産の黒酢の試飲や大分・北九州・福岡の特産品を使用した金平糖の試食など、地元出身のクルー達が紹介してくれます。
停車駅でのおもてなしだけでなく、列車内でもしっかり九州の魅力を感じていただけるように工夫されており、車窓からの景色とともに、ゆったりのんびり列車の旅をお楽しみいただけます。






今回の旅はバスを利用せず列車で移動していくため、荷物をご自身で運んでいただく必要があり、ホテルは駅の近くにしています。そのため、普段は郊外の温泉などに宿泊することが多いのですが、街の中心部での滞在もお楽しみいただけます。各県それぞれの雰囲気を色濃く感じていただけるのもこの旅の楽しさの一つだと思います。
36ぷらす3は九州の新しい魅力を発見できる、新しいスタイルの観光列車です。ぜひお勧めいたします。
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