町並み百選

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2021年01月07日

鹿児島の秘島 甑(こしき)島

本社 プランニング事業本部:吉田 義和

今週のご紹介は、引き続き離島の街並み「甑島」をご紹介します。実は2020年ワールド航空サービス離島の旅で人気ナンバーワンの訪問地。観光地化していない素朴な風情が多くのお客様の心を魅了したようです。

大橋の完成によって効率的な訪問が可能に

甑島を皆様に旅としてご紹介したきっかけは、今年8月29日に長さ1533ⅿ(鹿児島県では最長)の甑大橋が開通した事です。甑島は下甑、中甑、上甑の3島に分かれていますが、これまで連絡船でしか移動できなかった島が、大橋の開通によって格段に効率よく巡ることができるようになりました。島の人々や訪問客にとっても大きな変化をもたらしたのです。

上甑島の木の口展望所より甑大橋と下甑島を望む

素朴な武家屋敷の町が残る、下甑手打てうち 集落と上甑の里集落

甑島は、鎌倉幕府から領地を下賜された鎌倉御家人の小川氏によって長く統治され、戦国時代には島津家に属していました。そのため、下甑の手打地区や、上甑の里地区には武家屋敷町の風情を残す町並みが残ります。手打や里の集落は、家屋こそ近代的になっているものの美しく整備された玉石垣の道が続き、江戸からの風情を保っています。建物の正面に生垣を造り、中を見えにくくする建築様式は当時のままの習慣です。台風の通り道でもある甑島の集落は、ひとつひとつの民家が重厚なつくりとなっています。
手打集落を訪れたらぜひお試しいただきたいのが「こしきの塩」です。塩づくりでも最も手間のかかる釜出し式で造られる「こしきの塩」は甑島南端の入り江の満潮の潮のみを利用して作られた最高品質の塩です。現地でも塩づくり体験を楽しむことができ、出来た手作りの塩は甑島名物のきびなごにかけていただきます。地元ならではの極上の味もお楽しみいただけます。

手打集落に残る玉石垣と古民家
こしきの塩づくりを体験したあとは、名物キビナゴとともにいただきます

迫力の断崖クルーズと東シナ海に沈む夕陽

観光のハイライトのひとつは中甑港から乗船する断崖クルーズです。紺碧の海から空に向かってそそり立つ断崖と奇岩に近づきます。甑島の断崖や奇岩を形成する地層は、一番古いもので約8000万年前、恐竜が生息していた白亜紀終わりのもので、地球太古の姿を知る上でも貴重だそうです。高さ200mの断崖が海からぐっと垂直に立ち上がっている様は、まるで海上に浮かぶ要塞。船でその真下まで近づくと吸い込まれそうな引力が充満して、大自然のパワーを感じます。
もうひとつの景観は東シナ海に沈む美しい夕日は下甑の西部にある瀬々野浦(せせのうら)地区がおすすめです。甑島のシンボル的存在のナポレオン岩を眺め、夕日の時間帯に合わせて前の平展望所を訪れると、断崖と海原の絶景に沈む印象的な夕陽が楽しめることでしょう。

迫力の断崖クルーズ
前の平展望所からの夕陽

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