徒然ウィークリー

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2021年05月28日

日本の美しい村、重伝建

菊間潤吾

今週、文化庁より重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に新たに指定された3カ所の地区が発表されました。南越前の今庄宿、鳥取の若桜、廿日市市の宮島町です。

フランスにある最も美しい村協会、イタリアの最も美しい村クラブなど、ヨーロッパでは中世の面影を残した村を守ろうと村人達から声があがり、審査基準を定め、加盟している村や町が多くあります。そういった中世の美しい村々はツアーで紹介もし、日本で最初にそういった村を紹介した拙著『フランスの美しい村』(新潮社)などでも広く紹介してきました。

日本でそれにあたるのは重伝建です。日本旅百景のツアーでは、積極的にこれらを組み込み、日本の懐かしい風情ある町を、知名度がなくても企画に入れてきました。それらは城下町であったり、宿場町、交易で発達してきた豪商達が築いた町家の家並みなどです。
残してほしい美しい日本の原風景がそこにあり、うれしくなってしまいます。

今回重伝建に指定された今庄宿は、17世紀に北陸街道の宿場町として成立し、街道沿いには今も江戸後期から昭和のはじめにかけて建てられた重厚感のある町家が並んでいます。冬期に設置される雪囲いも特徴的で、越前地方の豪雪地の宿場町の姿を今に伝えています。

重伝建の指定を受けるには住民に対する制約もあり、指定をあえて受けずに住民間で大切に町並みを守っているところもあります。そういった風情ある町なども、日本旅百景のツアーを通じてご紹介してまいります。
かつて福井藩の参勤交代の行列が宿をとった、今庄宿の町並み
鳥取の若桜(わかさ)は旧若桜街道沿いの宿場であり、商家町の面影を残しています
厳島神社で名高い宮島町も、重伝建に指定されました

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