視察レポート

視察レポート

2021年04月13日

ほたる舞う椿山荘と音羽御殿の魅力

東京支店 福島伸彦

5月末に開催される「蛍舞う椿山荘宿泊と薔薇花咲く「音羽御殿」でのアフタヌーンティ」。会場などが気になったので、週末ちょっと視察に行ってきましたが、「今回のコースはきっとご満足いただける」と確信を持ちました。その魅力の一端をお伝えします。

5月中旬から6月中旬、ホタル舞う椿山荘

四季折々の草花が楽しめるホテル椿山荘東京の庭園は非常に有名ですが、特に人気のある時期のひとつが5月中旬から6月の中旬までの約1カ月間。この時期限定で庭園の中を流れる小川を中心に計1万羽のゲンジホタルの淡く幻想的な舞いが見られることを考えますと、その人気にも頷けます。
 「東京の子どもに蛍を見せたい」という創業者の想いで始まった事業は当初、ホタルの成虫を庭園に放していただけだったのですが、現在は園内の清流に幼虫を放ち、実際に庭園内で自然に羽化しています。
 近年は更に一歩進んで専門家の指導の下、産卵から飛翔まで生息出来る環境づくりを目指して、周辺の草木や小川の整備、更に幼虫の成長に欠かせないカワニナも飼育するという本格的な取り組みをしています。
 一人のホタル好きとして、「ゲンジボタルが生息出来る環境づくり」を見てみたいと思い、まだ時期的には早すぎるのは承知で、先日、ホテル椿山荘東京に宿泊するツアー添乗の際、庭園にお邪魔してきました。赤い弁慶橋から下流へ、水面を覗き込みながら小川沿いを歩いてみたのですが、素人でも目視できるレベルでカワニナが生息しており、本格的に取り組んでいることが伝わってきました。今年の5月が今から楽しみです。

椿山荘の庭園の小川で「かわにな」を見つけました
椿山荘の庭園にかかる弁慶橋の下には清涼な小川が流れます
夜の椿山荘庭園を幻想的に彩るゲンジボタル(イメージ)

大好評!東京雲海も同時に楽しめます

 昨年秋からはじまった椿山荘のもう一つの大きな魅力が「東京雲海」です。自然環境下での雲海は季節、時間、気温、天気、場所など、様々な条件が揃ってはじめて見られる絶景ですが、現代の技術によって、ここ東京で誰でも見られるとあって、昨秋からホテルは大人気。朝、昼、夜と決まった時間に雲海が発生しますので、庭園の様々な表情を楽しむことも出来ます。
 雲海が特に見事なのは夜です。木々を1,000灯の光で照らしだす庭園ライトアップに加え、雲海を照らす淡い光も加わり、なんとも神秘的な景色が生まれます。ご宿泊いただく客室は全て庭園向きを確保いたしましたので、お部屋にいながらにして幻想的な雲海をご覧いただけます。

椿山荘の雲海

都心の別世界、心地よい空気が流れる“音羽御殿”

 ホテル椿山荘東京から徒歩でゆっくり歩いて10分ほどの距離にある「音羽御殿」。イギリスの田園地帯に建つマナーハウス、と言われればすんなりと納得してしまう、この美しい建築を設計したのは、東京都美術館、明治生命館などの設計で知られる、大正から昭和にかけて活躍した建築家、岡田信一郎です。
 内部構造は今見ても利便性の高い、あか抜けた作りで、一階は庭に面したサンルーム、その内側には第1応接室、第2応接室、そしてダイニングルームと並んでいるのですが、間の仕切り壁は360度回転する特殊な造りで、大人数が訪れた際には3つの部屋を繋げて大きな部屋として使うことが出来るようになっております。2階にも大広間があり、沢山の人が集まることを前提とした造りでありながら、家族が住む「家」としての居心地の良さも失っていないアットホームな雰囲気がある、絶妙なバランスの良さが感じられます。

音羽御殿の外観。イギリス様式の建築です
光が注ぎ込むサンルーム

必見、日本のステンドグラスを代表する名作、小川三知(さんち)の作

 音羽御殿を訪ねた際、是非じっくりとご覧いただきたいのが小川三知(さんち)作のステンドグラス作品です。一階の第1応接室、第2応接室とサンルームの間の仕切りに8点、そして日本のステンドグラスの最高傑作のひとつに数えられる大作が階段の踊り場にあります。
 ここには法隆寺の五重塔の上空を舞う鳩の群れが描かれており、塔の部分は立体感を出す為に2枚のガラスを重ねられています。小川三知は日本画を学び、のちに渡米して西洋絵画、そしてステンドグラスを学んでおりますが、残された作品は当時流行したアールヌーヴォー調ではあるものの、この作品の中央部のように意識的に余白を残す作風でどこか独特の日本情緒を感じさせてくれます。戦災により現存する作品が殆ど無い小川三知の傑作を是非じっくりとご覧ください。

階段踊り場のステンドグラス 上部
階段踊り場のステンドグラス 中央左
階段踊り場のステンドグラス 左下
階段踊り場のステンドグラス 中央右
階段踊り場のステンドグラス 右下
踊り場のステンドグラスの全景。2メートル以上ある大作です。
小川三知による見事なステンドグラス。1階には8点残されています。
花鳥風月を表現しています。
第1応接室では重厚な調度品が目につきます

広い庭園内を彩る草花の数々。100種類近くのバラが咲く5月下旬。

 音羽御殿には数多くの草花が植えられていますが、目を引くのがそこかしこに植えられている100種類近くのバラです。5月下旬から6月の中旬にかけては見事なバラが咲き誇りますので、アフタヌーンティの際にご覧いただく庭園の景観に華を添えてくれることでしょう。

庭園の中には100種類近くのバラが植えられています
離れの藤棚では白い藤が咲き誇っていました

ちょっと寄り道「現存する日本最古のフランスパンのお店、関口パン」

カトリック関口教会が孤児院で預かる子供たちに「手に職を」という想いから発足した「関口パン」。
その本店が江戸川橋駅を降りて徒歩5分ほど、ちょうど「椿山荘」と「音羽御殿」の中間に位置しています。
訪れたのは日曜日だったのですが、自転車に乗った方がひっきりなしに訪れてはパンを買って帰っており、創業130年を越える名店が、本当に地元の方々に愛されているのが伝わってきました。
いくつかパンを買って食べましたが、どれもリーズナブルで本当に美味しく、手軽なお土産にお勧めです。

現存する最古のフランスパンの店「関口フランスパン」
店内にはたくさんの美味しそうなパンが、リーズナブルな値段で並びます。大賑わいでした。

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