日々是旅立

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2021年04月07日

金沢八景と鎌倉時代の古刹・称名寺

菊間潤吾

金沢文庫といえば昔は金沢八景。今は八景島シーパラダイスということになるのでしょうか。

金沢八景は、歌川(安藤)広重の浮世絵「武州金沢八景」の八連作で多くの人が馴染み、知れわたるようになりましたが、その中のひとつ「称名の晩鐘」という絵があります。これは金沢文庫駅から徒歩で12分ぐらいのところにある称名寺のものです。

称名寺は13世紀半ば、鎌倉時代に北条実時が建立した、金沢北条氏の菩提寺です。とても立派な仁王門から入ると、称名寺庭園。極楽浄土の再現を願った鎌倉時代随一の浄土式庭園で、阿字ヶ池と朱色の反橋(太鼓橋)がとても印象的です。池の周りには樹齢800年を超すイチョウの名木古木が見事で、紅葉が素晴らしいところですが、新緑の季節もとても美しい姿を見せてくれます。

称名寺の裏手には称名寺市民の森と続き、鎌倉幕府が滅亡した後、接収を免れた書物や書類は称名寺で保管されていましたが、北条氏の歴代が蓄積していた歴史的な文書や工芸品を展示している県立金沢文庫もすぐ近くです。

駅から徒歩圏内なので、ゆっくりした日帰りの小旅行にはもってこいです。金沢文庫で鎌倉時代を楽しんでみてください。
鎌倉時代建造、称名寺の仁王門。高さ4mの大きな仁王像が出迎えてくれました
称名寺の浄土式庭園。阿字ヶ池にかかる反橋と平橋をわたると、極楽浄土に辿り着くとの意味が込められています
阿字ヶ池のほとりにある、樹齢800年以上のイチョウの木。新しい緑が芽吹いていました。緑の屋根が鐘楼(晩鐘)です
歌川広重 武州金沢八景「称名晩鐘」 海から見た金沢八景の絵ですが、称名寺の晩鐘が聴こえてきたのでしょう

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