佳景・名景・絶景

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2021年02月27日

可睡斎(かすいさい) (静岡県・袋井市)

『旅のひろば』編集部 上釜一郎

大広間に飾られたお雛様は圧巻の日本最大級の32段1200体。に飾られたお雛様は圧巻の日本最大級の32段1200体。こどもたちが期間中は、着物を着ての写真撮影なども行われています。©Masahiko Tsunoda

 

静岡県、袋井市にある可睡斎。その中心、ご神体があるのが可睡斎の秋葉総本殿。日本唯一の秋葉三尺坊大権現様の御真躰をお祀りする、全国有数の火防霊場(簡単に言うと火の用心の神様)です。秋葉総本殿に向かう階段を上がると両脇の天狗が睨みをきかせています。秋葉三尺坊大権現様の御真体は、秋葉山秋葉寺(あきはさんしゅんようじ)という、秋葉山の山頂の寺に祀られていましたが、明治6年の廃仏毀釈により、廃寺となってしまったため、可睡斎が三尺坊様の御真体、仏具全てを引取り、大切にお祀りするようになったそうです。拝殿には数々の天狗の面や、「可睡斎」と呼ばれるようになった由来の徳川家康公と仙隣等膳和尚の「睡る可し(ねむるべし)」の一場面を描いた絵も見つける事ができます。

可睡斎の山門は伊東忠太の設計だそうです©Fumiko Matsumoto
秋葉総本殿に飾られた天狗の面©Fumiko Matsumoto

可睡斎の境内は10万坪、東京ドーム約10個分の広さで、建造物の数にして25棟、拝観ポイントは40ヶ所もあります。
可睡斎の説明はこれくらいにして、ここが全国的に有名なのが、供養を終えた雛人形たちに新たな命を吹き込む「可睡斎ひなまつり」。瑞龍閣の大広間に飾られた、お雛様は天井まで届きそうな日本最大級の32段1200体。期間中は、着物を着ての写真撮影なども行われていて、家族連れで賑わいます。

※コロナの影響で入場、見学の制限がかかる場合がありますので、可睡斎のホームページなどで確認されることをおすすめします。

今回の写真は2020年に、ワールド航空サービスの「知求アカデミー写真講座の受講生の角田雅彦様、角田利美様と静岡出身の編集部のスタッフが撮影しました。ありがとうございます!

大広間©Toshimi Tsunoda
大広間以外にも様々な展示が。思わず見入ってしまいます。©Toshimi Tsunoda大広間以外にも様々な展示が。思わず見入ってしまいます。
段飾りだけではありません。©Fumiko Matsumoto
©Fumiko Matsumoto
©Fumiko Matsumoto
©Fumiko Matsumoto
ひとさすりで福を招き、ふたすりで徳を授かり、みさすりで満足を戴く「おさすり大黒」©Fumiko Matsumoto
ユニークで必見。トイレの神様。昭和12年に完成したトイレ。水洗トイレが珍しかった当時は、このトイレを一目見ようと大勢の人が押し寄せたといわれています。中央には威圧感がある烏蒭沙摩明王像(うすさまみょうおう)が。©Masahiko Tsunoda

可睡斎の撮影も楽しむツアーはこちらです→

【上釜一郎】プロフィール
1964年奈良県生まれ。旅行誌(マガジンハウス/ガリバーほか)からファッション誌(集英社/ COSMOPOLITAN JAPANほか)、広告写真等のカメラマンとして活躍。また、『南オーストラリアのユートピア アデレード』(弊社菊間著・新潮社)『マカオ歴史散歩』『新モンゴル紀行」(ともに弊社菊間著・新潮社とんぼの本)の写真等も撮影。現『旅のひろば』編集部で、各地の視察も行っている。過去には紛争地や、対人地雷問題の取材などの取材経験も多数。1997年にノーベル平和賞を受賞した地雷廃絶国際キャンペーン(International Campaign To Ban Landmines=(ICBL))の日本キャンペーン(JCBL)元運営委員。
現在ワールド航空サービスの知求アカデミー講座で、写真講座の講師も務める。

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