日々是旅立

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2021年02月24日

江戸時代の名所へ 江戸市民の小旅行

菊間潤吾

18世紀に江戸は世界でも屈指の大都市でした。
江戸が巨大過密都市になっていくにつれ、江戸の人々は自然を求め近郊への旅をするようになりました。

徳川吉宗が1720年(享保5年)に行楽地として飛鳥山に桜を植え整備し、1737年には一般の人々にこれを開放し、現在の王子・滝野川は一大行楽地になり、江戸百名景の名所となりました。歌川広重や豊国らが描き浮世絵にして、名所としての人気を不動のものとしていきました。すぐ近くにある王子稲荷は東国稲荷の総社としての格式もあり、見どころとなっています。武蔵野台地の突端がある王子近辺には当時王子七滝があり、自然に親しみ王子稲荷の祭事や江戸きっての花見の名所として大変人気のあったところです。

現在は王子駅の駅前に飛鳥山公園があり、桜の名所として今も人気ですが、園内には渋沢栄一の史料館や旧居もあり、国の重要文化財に指定されています。歩いて数分のところには王子稲荷神社があり、そこに名主の滝公園が続き、自然豊かな江戸期の回遊式庭園も楽しめます。王子七滝のうち男滝など4つの滝がここに残っています。

駅から近いので、江戸市民のように自然を求めて小さな旅に出かけてみてはいかがでしょうか。唯一残っている都電に乗るのも楽しいです。
「関東稲荷総司」の称号を頂く王子稲荷神社
小田原北条氏についで、徳川将軍家代々の祈願所と定められてきました。

名主の滝公園の男滝
池泉回遊式庭園ならではの、流枝の美しい樹木が見られます。
飛鳥山公園内の渋沢史料館
渋沢庭園
(旧渋沢家飛鳥山邸)内の「青淵文庫」は太平洋戦争の空襲の被害を免れました。
「青淵文庫」の見事なステンドグラス
渋沢庭園に残る大正期の建築「晩香廬」
江戸時代から庶民に花見の名所として親しまれてきた飛鳥山公園と
唯一現存する都電、荒川線。愛称は「東京さくらトラム」

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