視察レポート

視察レポート

2021年02月19日

熊野古道 視察レポート(前編)

東京支店 酒井康行

昨夏、公益社団法人和歌山県観光連盟および田辺市役所観光振興課協力のもと、熊野古道の視察に行って参りました。実際に熊野古道を歩くことで、「歩くのがお好きなお客様にはこのコースが良いかな?」、「こちらのコースを選んだ方が変化に富んでいて面白いかな?」、「旅のお疲れを癒していただくのにはこのホテルが適しているのかな?」など、様々な思いを張り巡らしながら、そして観光連盟や観光振興課の方にも様々なアドバイスをいただきながら、最終的には「熊野を歩く 世界遺産 熊野古道の旅」を発表させていただけました(帰着しました。添乗員レポート)。この場を借りまして、あらためまして同行してくださいました和歌山県観光連盟の川原氏と田辺市役所観光振興課の佐向氏には感謝申し上げます。

このたびは、視察の様子をご紹介するとともに、最後には今年度も発表することとなりました「熊野を歩く 世界遺産 熊野古道の旅」のリンクを添付いたしました。是非、ご覧ください。

熊野古道を歩く① 発心門王子から熊野本宮大社へ

古代から中世にかけ、本宮・新宮・那智の熊野三山の信仰が高まり、上皇・女院から庶民にいたるまで、多くの人々が熊野を参詣しました。
「蟻の熊野詣」と例えられるほど、多くの人々が切れ目なく熊野に参詣したと伝えられています。

田辺から熊野本宮に向かう中辺路(なかへち)、田辺から海岸線沿いに那智・新宮へ向かう大辺路(おおへち)、高野山から熊野本宮へ向かう小辺路(こへち)が、「熊野参詣道」として世界遺産に登録されています。

(熊野本宮観光協会のホームページより)

 最も多くの参詣者が歩いたとされる熊野参詣道・中辺路。その難行苦行の道のりを終え、最初に辿り着くのが熊野本宮大社です。三山の中でもとりわけ古式ゆかしい雰囲気を漂わせ、平成7年には社殿が国の重要文化財に指定されました。かつては、熊野川・音無川・岩田川の合流点にある「大斎原(おおゆのはら)」と呼ばれる中洲にありましたが、明治22年の洪水で多くが流出し、流出を免れた上四社3棟を明治24年(1891年)に現在地に移築・遷座されています。向かって左手の社殿が夫須美大神(ふすみのおおかみ)・速玉大神(はやたまのおおかみ)の両神。中央は主神の家津美御子大神(けつみみこのおおかみ)。そして右手は天照大神(あまてらすおおみかみ)が祀られており、交通安全、大漁満足、家庭円満、夫婦和合、長寿の神として人々を迎え入れてきました。

(熊野本宮観光協会のホームページより)

このコースのゴールとなる熊野本宮大社。この日は生憎の土砂降りの中の熊野古道歩きとなりました。
スタートは発心門王子から。
世界遺産のプレートも置かれています。
マイナスイオンをたっぷり浴びながら林の中を進みます。
腰の部分が上下に離れ、その間にお賽銭を置くと腰痛が治るとか。
すると、水呑王子に到着。もとは三里小学校三越分校の敷地であった所にあり、腰痛のお地蔵さんが鎮座しています。
茶畑を抜けます。
伏拝王子の前にある休憩小屋。コーヒーが美味しかったです。
熊野古道らしい石畳の林を抜けます。
すると遂に熊野本宮大社に到着です。
本殿へと続く158段の石段の両脇には幟がなびき、生い茂る杉木立が悠久の歴史を感じさせます。
かつては、熊野川・音無川・岩田川の合流点にある「大斎原(おおゆのはら)」と呼ばれる中洲にあった熊野本宮大社。明治22年の洪水で多くが流出し、流出を免れた上四社3棟が明治24年(1891年)に現在地に移築・遷座されました。

熊野古道を歩く② 大門坂から熊野那智大社と那智大滝へ

 熊野那智大社は、那智山青岸渡寺とともに熊野信仰の中心地として栄華を極め、古来より多くの人々の信仰を集めました。今なお多くの参詣者が訪れ、熊野速玉大社・熊野本宮大社とともに熊野三山の一つです。
 467段におよぶ石段の上に建つ6棟からなる社殿は、標高約330mに位置し、夫須美神(ふすみのかみ)を御主神としてそれぞれに神様をお祀りしています。
伊弉冉尊(いざなみのみこと)とも言われる夫須美神は、万物の生成・育成を司るとされ、農林・水産・漁業の守護神、縁結びの神様、諸願成就の神としても崇められています。

 社殿は、仁徳天皇の御世(317年)に現在の位置に創建され、平重盛が造営奉行となってから装いを改め、やがて、織田信長の焼き討ちに遭ったのを豊臣秀吉が再興しました。徳川時代に入ってからは、将軍吉宗の尽力で享保の大改修が行われています。境内には、日本サッカー協会のロゴにも用いられている“八咫烏(やたがらす)”の烏石や、樹齢約850年の大楠が茂っています。
 社殿並びに境内は、2004年7月、ユネスコの世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として登録されました。

(那智勝浦観光ガイドのホームページより)

階段を頑張って登り切ると熊野那智大社に到着します。
那智ねぼけ堂にて腹ごしらえ
名物の黒蜜ソフト
お土産には黒飴をどうぞ。
大門坂の入口。いよいよここから熊野古道を歩き始めます。
途中、南方熊楠が3年間滞在した大阪屋旅館跡を通ります。
いかにも熊野古道らしい木立に挟まれた石段をひたすら登ります。
続いて、商店が立ち並ぶ階段を登ります。
やっと熊野那智大社の参道に設けられた大鳥居に到着です。
最初に熊野那智大社を訪れます。
すぐ隣には那智山青岸渡寺もあります。
那智山青岸渡寺からは三重の塔と那智大滝とを望めます。
バスの駐車場やお土産屋さんを通り過ぎます。
ついに那智大滝に到着しました。

熊野古道を歩く③ 神倉神社から熊野速玉大社へ さらに海の熊野古道・高野坂へ

熊野本宮大社、熊野那智大社とともに熊野三山を構成する大社。神倉神社のゴトビキ岩に降臨した熊野権現を勧進するため、景行天皇の時代に社殿を造営したと伝えられています。主祭神は熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)と熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)の夫婦神。境内には天然記念物に指定される樹齢1000年のナギの巨木があります。

(新宮市観光協会のホームページより)

朱色が鮮やかな熊野速玉大社。
神倉神社のゴトビキ坂。ここから登って行きます。
石段というよりも、もはや石の壁。登るのはなかなか大変です。同じ場所に戻りますので、無理はされずに!
まもなく神倉神社に到着です。
頑張った甲斐あって神倉神社からは新宮市の美しい眺めを望めました。
神倉神社から熊野速玉大社へは住宅街を抜けて向かいます。
途中、昔懐かしかき氷屋を発見!有名店のようで、芸能人の写真もたくさん張られていました。
熊野速玉大社に到着です。
しめ縄が印象的な神門を潜ります。
結宮や速玉宮、上三殿などが並びます。
新宮の高野坂では、古道の雰囲気が色濃く残り、苔生した石畳や熊野灘の雄大な眺めが楽しめます。こちらは入口です。
あまり有名でない分、原始的な熊野古道の雰囲気を感じることが出来ます。
高野坂ルートの素晴らしいところが、山の雰囲気だけではなく海の音を聞きながら歩くことが出来るところです。
途中、電車が通りかかりました。
竹林も抜けます。
苔むした石畳は、「これぞ熊野古道」と感じさせてくれる風情が漂っています。

※このたびは、熊野古道についてご紹介しました。次回はそれ以外の見どころや食事について掲載致します。

世界遺産 熊野古道を歩く旅【4日間】

かつて「蟻の熊野詣」と言われたほど多くの人が往来した中辺路の中でもハイライトや眺望の良いルートを選び、1日1か所の熊野三山の訪問と合わせて地元の語り部ガイドと共にじっくり歩きます。もちろん歩くだけではなく、日本三大瀑布に数えられる「那智の大滝」やかつての巨石信仰を感じさせる神倉神社、紀伊半島を代表する白浜の海岸沿いの見所なども訪ねます。また、全国でも珍しい川から源泉が湧く「川湯温泉」をはじめ、紀伊半島を代表する温泉地に3泊とも宿泊します。旅の疲れを癒しながら、熊野歩きを楽しみましょう。

出発日:4月6日(火) 、 4月13日(火) 、 5月12日(水)

旅行代金:¥195,000

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