2018年5月1日更新

『WORLD旅のひろば』最新号のご案内


ワールド航空サービスが1979年から毎月欠かさず発行している、旅の情報誌『WORLD旅のひろば』。 世界各地のツアー最新情報だけではなく、旅がもっと深く、楽しくなる記事をたくさん掲載しております。

【最新号のご案内】
巻頭は、3月に視察に出かけた、社長の松本が語る、中国の旅の魅力。アメリカ西部にも比肩するスケールの大自然が展開する、甘泉樺樹溝と龍州波浪谷をご紹介します。また9年ぶりに就航するフィジー直行便を利用してのヤサワ諸島クルーズ、ラグジュアリーなトルコの旅もご紹介。ヨーロッパは、晩夏から秋にかけてのフランスの旅をはじめ、クロアチア、ポーランド、ドウロ川にドニエプル川クルーズ、コーカサス諸国、キプロスなどなど盛りだくさん掲載しています。巻末特集にはスペインを、ツアー・カタログ・ダイジェストも、秋のスペインを取り上げました。ぜひご一読くださいませ。

最新号の目次はこちらから


『WORLD旅のひろば』送付をご希望の方は請求フォームよりお気軽にご請求ください。

 

WEBだけの編集後記

最新号の編集を終えた『WORLD旅のひろば』編集部スタッフがお届けいたします。
 

◆ショパンが弾いたプレイエルの音色を聴きに

ワルシャワ・ワジェンキ公園のショパン像

『旅のひろば』5月号で西日本発「第1回ショパン・コンペティションを観賞する旅」2コースが発表されました。ポーランドの独立100周年を迎える今年を機に新たに創設されたこのコンペティション、5年に一度に開かれる「ショパン国際ピアノコンクール 」との一番大きな違いは、審査の際にエラールやプレイエルといった19世紀のピアノを弾くということです。18世紀末から19世紀に誕生したこれらのピアノは、まさにショパンが活躍した時代のもの。ショパンはとくに「銀のような輝き」と称されたプレイエルの音色がお気に入りで、「プレイエルなくしてショパンの名曲の数々はなかったのではないか」とも言われるほどです。

果たしてこうしたピリオド楽器を使ったコンペティション、今年が1回目ですからどういうものになるのかはわかりませんが、プレイエルやエラールの音色が1日中鳴り響く空間というのはショパン好き、ピアノ音楽好きにとっては非常にそそられるものがあり、稀少な機会ではないかと思います。新たな世界を体験するのも旅の醍醐味ですが、そういう意味ではこのショパン・コンペティションも音楽の冒険の旅といえるかもしれません。ツアーではワルシャワやクラコフ、ザリピエ村などショパンが愛した国をじっくりと訪れますますので、プレイエルの音色も体感できるポーランドの旅は、より格別な感動が得られそうです。

ちなみに、ピアニストの横山幸雄さんや仲道育代さんがプレイエルでショパンの曲を演奏したCDを出していますので、出発前にお聴きになってもいいかもしれません。横山さんのショパンの名曲をセレクトした「プレイエルで弾くショパン・ベスト」はお試しにはおすすめの1枚です。現代のピアノとは違うプレイエルの奥ゆかしい響きは、19世紀のロマン派のサロンを思い描き、旅への憧れを一層掻き立ててくれます。(N)


 

◆トルコの旅は、おいしい出会いがいっぱいです

イズミールの名物パン、ボヨズ

昨年の再開以来、注目度が高まっているトルコの旅。今月号ではエーゲ海沿岸の美しい街道のドライブを楽しみ、悠久の都イスタンブールで優雅に過ごすツアーをご紹介しました。

見どころ尽きないトルコですが、中でも世界の人々を惹きつけて止まないのがトルコの食。世界三大料理のひとつに名が挙がるトルコ料理は、スルタンの栄華を偲ばせる豪華な宮廷料理から街角で気軽に味わうB級グルメまで、おいしいものがいっぱいです。最近は日本でも、トルコ名物サバサンドの人気が上昇中。三方を海に囲まれたトルコの味覚は、日本人にも親しみやすいものといえるでしょう。

今回のツアーでは、エーゲ海の歴史ある港町イズミールで、地元でしか食べられないパン「ボヨズ」をご賞味いただく予定です。クロワッサンのように層になった生地を焼き上げたもので、朝食や軽食の定番。クロワッサンとは違って甘くはなく、ゆで卵を添えていただくのが地元流なのだとか。なぜゆで卵と一緒に食べるのかと問うと、「そりゃあ、おいしいからさ!」との返事。このおおらかさもトルコらしいなぁと感じます。

そしてこのツアーならではのスペシャルなディナーもご用意。イスタンブール滞在中、「世界のベストレストラン100」2017年ランキングで51位に入った「ミクラ」をお取りしています。2016年にトルコ初の56位にランクイン、17年には順位を順当に上げてきた、まさに気鋭の注目店です。金角湾を見晴らす眺望もすばらしく、いまトルコで最も予約の取りにくいレストランのひとつ。トルコのガストロノミーを牽引するシェフ、メフメット・ギュルス氏による、トルコの食材、伝統料理をベースに創意工夫を凝らした美食の数々を、そうぞご堪能ください。

思い返していたら、すっかりおなかが空きました。今夜はサバを焼いてオリーブオイルとレモンをかけて、ちょっぴりトルコ気分に浸ろうかしら……。(N)

 

 

◆バオバブと動物だけではない、マダガスカルの魅力

今月号では2つのマダガスカルの旅をご紹介しています。8日間と15日間の旅です。

8日間の旅では、マダガスカルで最も見てみたい、キツネザルを中心とする動物に会える保護区などを訪ね、バオバブで有名なモロンダバに2泊します。一方の15日間では、モロンダバからさらに南下して、幹回りがすごく太い、ユーモラスな姿形をした(ワールドでは太っちょバオバブと呼ぶ)バオバブが見られるアンダバドアカまで足を延ばすほか、サザンクロス街道と呼ばれる約1000キロの道を走り、巨大岩ポネ・ド・パップはじめマダガスカルの多様な見どころにふれていただきます。

かようにマダガスカルといえば、動植物や自然の宝庫として知られ、それが注目を浴びます。しかしそればかりが魅力ではないのです。


マダガスカルはモザンビーク沖のインド洋に浮かびます。地図のうえからは、「アフリカ」と思ってしまいます。ところが、わかりやすいところでいえば、この国の主食はコメ。その消費量は日本の約2倍にもなるそうです。コメはインドネシアの人々がもたらしたといわれています。諸説ありますが、彼らは2000年ほど前にやってきたとのこと。東に目を向ければ、インド洋の大海原の先にインドネシアが確かにあります。しかしそんな昔に、そんな遠方から、人々が海を渡ってきたことに驚かされます。そして16世紀には、彼らは統一国家を建て、法に基づく統治機構を持ち、フランスの支配下に入るまで続いたとのこと。距離的にはアフリカに断然近いのですが、マダガスカルには文化の根にアジアが残っているのです。もちろん、この長い間に、アフリカやアラブ、フランス文化の影響も加わります。それらが融合し、この島では独特の文化が育まれてきたのでした。マダガスカルは自然の宝庫だけではなく、いにしえの人々の往来も伝える、文化の宝庫でもあるのです。キツネザルとバオバブ観光の間に、ぜひマダガスカルの文化に目を向けてみてください。(M)



※『WORLD旅のひろば』をご希望の方には無料でお送りしております。こちらからお気軽にご請求ください。