2014年11月4日更新

謎の海上遺跡ナンマドールとポナペを旅する

ミクロネシア連邦の主島、ポナペ島の南島に、海上遺跡ナンマドールがあります。数百万本に及ぶ、玄武岩の六角柱が綿密に組み合わされてできた遺跡は、今も謎に包まれています
©ポンペイ州政府観光局

92の人工島から成る 
太平洋最大の遺跡  

古代ローマ、あるいは中近東やシルクロード沿いの遺跡には、旅人の心をとらえて離さない魅力があります。まだほとんど知られていませんが、ここでご紹介するミクロネシアの楽園ポナペ島のナンマドール遺跡も、そんなロマン溢れる遺跡のひとつです。
 
色鮮やかな花々、素朴な人々との出会いも
 楽しみです
ポナペ島の南東部に位置するテムウェン島は、花が多いことから別名「太平洋の花園」とも呼ばれており、約70ヘクタール(1200メートル×600メートル)のサンゴ礁には、玄武岩とサンゴで造られた大小92もの人工島が密集しています。

この遺跡は太平洋地域で最大の大きさを誇り、1931年にJ.チャーチワードは著書『失われたムー大陸』の中で、このナンマドールこそが失われた大陸の首都であったと主張し、一躍有名になりました。  

現在は考古学的な調査が進み、ムー大陸ではなくシャウテロール王朝時代(西暦1000〜1200年頃)に最盛期を迎えた遺跡と考えられているようですが、それでもなお謎の多い遺跡です。島の大部分がマングローブに覆われているため開発が進まず、昔からの雰囲気そのままに遺跡が残されています。
 
綿密に組み立てられた遺跡
ナンマドール遺跡の見どころ  

ナンマドール遺跡を築いた人々は文字を持たなかったため、考古学調査と伝承によって当時の様子が推測されています。

確かなこととしてわかっているのは、ナンマドールが政治と信仰のための特別な海上都市であり、王や神官、兵士などの住居や墓地、集会場などの目的で使われていた遺跡であることです。また、人々が島と島を移動するのにカヌーを利用していたこともわかっています。
緑が生い茂る神秘のナンマドール遺跡
 ©Tara Sturm Flickr
ナンマドール遺跡を構成する92 の島々にはそれぞれ役割が与えられていました。ここでは代表的な島をご案内いたします。

ナン・ドワース……ナンマドール遺跡で最大の建造物。重厚な二重の壁に囲まれた広場の中央には巨大な玄武岩の石柱で天井を覆われた石室などがあり、代々のシャウテロール王の墓であったといわれています。

ナン・ムォルーセイ……外海からナンマドールに至る唯一の入り口。外海の強い波や潮流からナンマドールを守るために巨大な玄武岩の石が組まれています。

コーンデレク……葬儀の際の儀式を行うための島。

ダウ……警備兵が住んでいた島。ナン・ドワースの参道の 正面に位置しており、浅瀬を歩いて渡れます。

ウセンダウ……聖職者の住居があった島。コの字型の集会場跡などが残っています。


「太平洋の楽園」 ポナペ島
迫力あるケプロイの滝 ©ポンペイ州政府観光局
美しい南太平洋の景色に心が洗われます 
 ©ポンペイ州政府観光局
ポナペ島のもうひとつの魅力は、花と緑が溢れる美しい自然景観です。小さな島でありながら800種もの植物が自生し、そのうち111種がこのポナペ島の固有種として知られています。

ポナペ島のシンボルともいえるソケースロック、ケプロイの滝(高さ20メートル、幅30メートル)などにもご案内しますが、島内を巡る途中で様々な美しい自然景観や花々に出会えることでしょう。



また、のんびりと釣りやシュノーケリングを楽しめる近郊のナーラップ島へもご案内します。透明で青く透き通った海は、癒しのひとときを与えてくれることでしょう。ナーラップ島では、バーベキューランチもお楽しみいただきます。

         平穏で美しい……ナーラップ島で過ごす、ゆるやかな時間
ナーラップ島
ナーラップ島
ここまでナンマドール遺跡についてご紹介してきましたが、
やはり気になるのは、如何にして遺跡が誕生したのか……ということ。
そこで最後に、ナンマドール遺跡誕生の伝説についてふれてみたいと思います。

ある日、2人の兄弟が大勢の家来を引き連れて西からカヌーでやってきました。ポナペに上陸した兄弟は、ここに政治制度が存在しないことを知り、政治・経済の中心地を造ろうと決意します。最初は北の端に位置するソケース半島に中心地を造り始めましたが(実際に石組みが残されています)、荒波が多く発生し適地でないことがわかったため、点々と場所を変えて建設を試みました。

4番目にようやく理想的な地形として現在の場所を見つけ、工事が始まりました。 伝説によれば、人工の島をいくつも造るという難工事は人間の力だけではうまくいかず、神々の力を借りて行われたとのことです。「兄弟が呪文を唱えると次々に岩が飛んできて、自ら定められた場所落ちていった」といわれており、現在の姿を残すほどの広大な遺跡は、こうして築かれていったとされているようです。


まだまだ謎に満ちあふれたナンマドール遺跡、
その神秘を訪ねるロマン溢れる旅へ、この機会に出かけてみてはいかがでしょう。
『WORLD旅のひろば』2014年8月号より一部転載)

「謎の海上遺跡ナンマドールとポナペの旅」はこちらから
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