2013年5月16日更新

アナトリアの世界遺産を訪ねて トルコの古代文明 ヒッタイト帝国を探る

イスタンブールの国立考古学博物館に併設されるオリエント館(古代東方博物館)に、古代ヒッタイト帝国の首都、ハットゥシャシュより出土した「カデシュの条約タブレット」と呼ばれる、楔形文字が記された粘土板があります。

この粘土板には、当時オリエントに君臨した2つの強国、エジプトのファラオ、ラムセス二世と、ヒッタイト帝国の王ムワタリ二世の間で交わされた文章が記されており、カデシュの戦いで決着がつかなかった2国の間に結ばれた友好条約が記されています。
現在のシリアのオロンテス川一帯で、「カデシュの戦い」が起こったのが紀元前1274年のこと。この粘土板は史上初の公式の軍事記録であり、カデシュの条約が、成文化された史上初の平和条約といわれています。

かように古代オリエントをエジプトとともに二分していたのが、ヒッタイト王国でした(紀元前1600年代から紀元前1200年代が最盛期といわれます)。古代エジプトについては、これまで広く紹介されてきましたが、ヒッタイト帝国はあまり紹介されることがありませんでした。ワールド航空サービスでは、このヒッタイト王国に焦点を当てたツアーを企画します。ビザンチン帝国、そして、オスマン・トルコの中心としても栄えたアナトリア高原にトルコの原点を探る旅に出かけましょう。
ハットゥシャシュ遺跡のライオン門
旅はアナトリア文明博物館から。
貴重なコレクションを鑑賞


アナトリア文明とヒッタイトを知るのに最適の場所がアンカラにあります。ツアーはこの「アナトリア文明博物館」から始めます。別名「ヒッタイト博物館」ともいわれるアナトリア文明博物館には、アナトリア高原に数多く残る遺跡から出土した貴重なコレクションが並びます。ゆっくり見てみたいのが、ヒッタイト陳列室です。
 
ハットゥシャシュ遺跡のスフィンクス門
ここには、古代オリエント時代のヒッタイトの高度な文明を知る名品が展示されています。王墓から出土したスタンダードと呼ばれる青銅器の装飾品は、 その緻密な技術に驚かされます。また、各遺跡から集められた数々のレリーフの中には、メソポタミアのバビロンや、古代ペルシャのものと似たものもあります。そして注目すべきは鉄器です。

「鉄を生み出した王国」と呼ばれるヒッタイト。どれを見ても紀元前1700年のものとは思えない芸術性が感じられます。この文明博物館で、彼らの高い技術や精神性にふれていただいた後、実際にアナトリア高原の遺跡を訪ねます。
ヤズルカヤ遺跡のレリーフ「12人の黄泉の国神」
アナトリア高原に残る、レリーフの青空ギャラリーへ

ヒッタイトの遺跡の代表というと、かつての王国の首都として栄えた、ハットゥシャシュ遺跡でしょう。ユネスコの世界遺産に登録されている遺跡は、現在もライオン門、スフィンクス門が残り、当時の姿を思い出させてくれます。その周辺には、ヤズルカヤ、アラジャホユックなどの貴重な遺跡も残り、併せて訪れたい訪問先となっています。

3000年以上前に遡る遺跡なので、建物などはすでに残っておりませんが、レリーフのギャラリーは一見の価値があります。アナトリア文明博物館にも重要なものは集められていますが、大きな岩に直接彫られたものは未だに遺跡に残されており、当時のヒッタイト帝国の様子がわかります。圧巻なのは、ヤズルカヤ遺跡です。「大ギャラリー」、「小ギャラリー」と呼ばれるレリーフ群は、まさに高原の青空ギャラリーといっていいでしょう。

特別訪問が実現
日本アナトリア考古学研究所


トルコを訪れると、人々の親日ぶりが感じられますが、その日本とトルコの友好関係を表すもののひとつが、日本によるアナトリア文明の発掘協力です。古代エジプト文明とともに栄えたアナトリア文明は、古代オリエントの歴史の中で重要な遺跡であるにもかかわらず、資金面等々の制約から本格的な発掘調査にはなかなか至りませんでした。それを前進させたのが、1979年10月に財団法人中近東文化センターの付属機関として置かれた日本アナトリア考古学研究所でした。日本が携わったこの発掘調査が、アナトリア、ヒッタイト王国文明の解明に大きな貢献を果たしたのです。

今回、特別な許可を頂き、ツアーでのアナトリア考古学研究所の訪問が実現しました。カマン・カレホユック遺跡と、その近くに置かれた研究所付属の博物館、日本庭園を特別にご案内いたします。

カマン・カレホユック遺跡では、今も6月下旬から9月上旬の期間、日本とトルコの調査隊によって、発掘が続けられています。歴史的発見が生まれるかもしれないその発掘の現場と、湖の遺跡から発掘された出土品が納められた博物館へご案内します。アナトリア文明の魅力にふれていただける絶好の機会です。
 
カデシュの条約タブレット
旅の最後は、カデシュの条約タブレット鑑賞

アナトリア文明、ヒッタイト帝国を巡る旅の最後は「カデシュの条約タブレット」が納められる、イスタンブールの国立考古学博物館を訪問します。史上初の公式な軍事記録であり、成文化された史上初の平和条約が記された粘土板。実際に訪問したハットゥシャシュ遺跡から発見されたこの粘土板には、当時オリエントを手中に収めたエジプトのラムセス二世とヒッタイトのムワタリ二世の両雄を称えながら友好の絆が結ばれたことが刻まれています。

「我々の平和と友好関係は、永久に守られるであろう」という文章は、まさに古代オリエント文明の名場面であり、歴史が動いた一シーンといえるでしょう。紹介されることの少ないアナトリア文明、ヒッタイト。この機会に古代オリエントの世界を訪ねてみるのはいかがでしょう。 

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