2014年8月1日更新

ペルシャの「誇り」を巡る旅

イランが、「イラン」という国名で呼ばれるようになったのは1935年以降のこと。まだまだその歴史は浅く、旅人にとっては、世界史に数々登場するペルシャと呼んだほうが、様々なイメージを喚起されます。このツアーで訪ねるのも、高度な文明を築いたペルシャ民族が誇りとする遺産です。なかでもペルセポリスとイスファハンがその代表です。


古代ペルシャの栄華を訪ねる 
ペルセポリス遺跡


今でこそ、ヨーロッパとアジアの境界はトルコだというイメージが強いですが、元来ヨーロッパとアジアの文化圏を分ける境界線は、ペルシャに引かれていました。

古代のヨーロッパ文明にとって、最大の異文化はペルシャであり、東方への進出に常に立ちはだかったのもペルシャでした。古代ギリシャ時代、高度なペルシャ文明は憧れの対象でした。そして、後に登場したアレクサンドロス大王の領土拡大の影響の中で、ペルシャ文明とギリシャ文明が融合し、世界でも希に見る高水準の文化、「ヘレニズム」が生まれることとなります。 それを世界的レベルにまで昇華させた王朝がアケメネス朝ペルシャでした。

残念ながらエジプトほど当時の遺構は残されていませんが、ペルセポリスにはかつての栄華を偲ばせる遺構がたくさん残されています。ペルセポリスはいわゆる宗教都市です。ペルシャ最大の祝祭で3月に行われるノウルーズ(新年の祭り)や即位式など、重要な儀式はすべてここで行われたといいます。
 

ペルシャ文明が世界規模であったことが窺えるレリーフも残されています。都の中心、「謁見の間」へと続く階段の壁に描かれたこのレリーフには、東はインドから西はアフリカ諸国まで23の民族がペルシャに貢物を捧げる姿が描かれています。

ちなみにアケメネス朝ペルシャの宗教はゾロアスター教です。イエス・キリストはイスラエルの地で布教を始めました。ヨーロッパよりもペルシャに近い場所にあり、当時ゾロアスター教の影響はまだまだ根強いものでした。ゾロアスター教の考え方は、新約聖書のヨハネの福音書にも影響が見られますし、ノウルーズの祭りも復活祭の成立に影響を与えたといわれています。
 
(上)「謁見の間」へと続く階段 
 (右)百人のレリーフ 
 (左)ゾロアスター教の最高神アフラ・マズダのレリーフ

サファビー朝ペルシャの壮麗な都
イスファハン


その後、ペルシャには古代ローマ帝国に対抗するササン朝ペルシャも登場しますが、世界的な枠組みの中では一勢力にとどまります。しかしその間、何もなかったわけではなく、その高度な文化水準は保持され、各国へとシルクロードを通じて輸出されていたのです。中央アジアに残された素晴らしい文明の基礎を築いたのも、ペルシャの技術力であったことも忘れてはなりません。その技術の粋はサマルカンドやブハラに結実しています。

ちなみに、インドの有名なイスラム王朝ムガル帝国が残した遺構、タージ・マハルの設計もやはりペルシャ人によって行われました。
 
(左)シェイフ・ロトフォッラー・モスク(右)王のモスク
さて、オスマン帝国に対抗するようにサファヴィー朝ペルシャが成立します。その力のすごさを象徴する都市がイスファハンです。 中央広場に建つモスク、宮殿、回廊は、なかなか言葉では言い尽くせないほどの規模と壮麗さを誇ります。この広場を建設したのは、アッバース一世です。政治・経済・宗教のすべてを兼ね備えた場所を造りたいという王の意思を反映させ、またの名をナグシェ・ジャハーン、「全世界の図」と呼ばせたというのだからたいしたものです。

昼間、日の光をいっぱい浴びて光り輝く青いタイル装飾を眺めるのもひとつの楽しみですが、私たちが勧めるのは夜の帳が下りてからです。 けっして派手なライトアップでないところが素晴らしく、品の良さを感じさせます。中央の池の噴水も夜は止まっていますので、風のない日は覗き込んでみてください。モスクがきれいに映し出されます。月明かりに照らされて、モスクのドームを埋め尽くすタイルもほのかに輝いて美しい。日中の観光時間もいいものですが、こうした夜の時間に、広場をぼんやり眺めながら過ごす時間も旅情を感じさせてくれます。
 

最後に、ペルシャ最大の魅力をご紹介したいと思います。それは人です。イスファハンの中央広場(イマーム広場)を歩いてみてください。子どもから大人まで寄ってきて、ニコニコ顔で声をかけてくれ、よく来てくれたと、握手を求めてくるでしょう。親日的というだけでなく、異国の人間を歓迎する、シルクロードの一大拠点として様々な民族を受け入れてきた心の広い民族の伝統とぬくもりを感じます。 ペルシャを訪ねてみてください。異文化にふれるという、旅の原点がここにはあります。


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