2014年12月1日更新

ブータンの最大の春祭り「パロ・ツェチュ」

ジャカランダに囲まれるプナカゾン。鮮やかな紫色が広大な敷地を春色に変えます ©ブータン政府観光局
様々なマスクダンスをお楽しみいただけます

春、穏やかな時間が流れる「幸せの国」ブータン。西部の町パロでは、一年に一度、ブータン最大の祭り「パロ・ツェチュ」が開かれます。ツェチュとは本来、月に一度行われる法要を意味しますが、現在はその日に各地で祭りが開催されます。

なかでも大規模な祭りのひとつが、春にパロで開かれるものです。5日間にわたって開催され、ブータン中から人々が集まってきます。ブータンの人々は、春の訪れとともにこの祭りを心待ちにし、当日は男性が「ゴ」、女性が「キラ」という民族衣装の一張羅をまとって会場に集まります。その賑わいは、まるで盆と正月が一度にやってきたよう。
 

祭りのメインは、ブータン・ヒマラヤ地方に仏教を伝えた高僧パドマサンバヴァが行った布教活動や鬼神や悪霊を調伏した物語など、彼の生涯の出来事を集約した仮面舞踏です。太鼓のリズムに合わせ、ブータン(チベット)仏教独特の、仮面を着けて踊る「チャム」というダンスや、「アツァラ」と呼ばれる道化師たちによる仮面舞踏もあります。
 

道化師たちは、おのおの老人、僧侶などのいでたちで、笑いを交えた風刺劇を演じます。時々観客にいたずらをして人々を笑わせ、会場を盛り上げます。チャムの間には、色鮮やかな「キラ」を身にまとった女性の踊りも披露され、その舞やブータン織りの美しさに見入ってしまいます。 

首都ティンプーなどでは、ツェチュは「ゾン」と呼ばれる、僧院と政庁が同居した建物の敷地内で行われますが、大掛かりな「パロ・ツェチュ」は、ゾンに隣接したデヤンカ広場で催されます。動物・神などの衣装や仮面を着け、シンバルなどの音楽に合わせて踊る僧侶たちを取り囲むようにして、会場内は人、人、人で溢れ返ります。

荘厳な夜明けのトンドル開帳 
「パロ・ツェチュ」の最終日に開帳される巨大なトンドル
「パロ・ツェチュ」で一番の盛り上がりを見せるのは、最終日の5日目の明け方に行われる、「トンドル」と呼ばれる巨大タンカ(仏画)の開帳です。トンドルには高僧パドマサンバヴァや、その七変化の姿などが描かれます。荘厳なチベット仏教の世界を目の当たりにすることができるでしょう。

トンドルの開帳は、早朝のまだ暗いうちから行われます。石段に座って始まりを待っていると、「ボォー」という、チベタンホルンの重低音が響き渡ります。 やがてトンドルが何人もの僧侶によって運ばれ、ホルンと太鼓の音が響き渡るなか、少しずつ上へ上へと引き上げられていく様は圧巻です。そうして壁いっぱいにトンドルが引き上げられると、会場の盛り上がりは最高潮に。広げられた巨大なタンカは息を呑むほどの美しさです。
 
日本のシャクナゲと比べると、かなり大ぶり
 です ©ブータン政府観光局
会場では僧侶たちがトンドルを前に祈祷をします。ブータンの人々は、一年の幸福を願い、長い列を作って順番を待ちます。人々の思いや願いが、同じ時・同じ空間にいるだけで伝わってくるような気がします。人々の生活は仏教と密接にあることを教えてくれる、そんな光景です。

年に一度開催されるパロの春祭り。今年は4月に行われますが、その時期ヒマラヤを望むティンプーとプナカを結ぶ峠付近では、濃いピンク色や赤い色をしたシャクナゲの花が迎えてくれることでしょう。



              3つのポイントからブータンをご紹介
   「パロ・ツェチュ」も楽しみですが、ブータンを旅する魅力には、ほかにどのようなものがあるのでしょう
パロでひときわ威光を放つ建物「パロ・ゾン」。17世紀にブータンを統一したンガワン・ナムゲルによって建てられた城塞です
紫色のジャカランダが咲き誇ります
 ©ブータン政府観光局
①春色に染まる大地を望む

ブータンの国土面積は九州ほどの大きさしかないため、数時間走るだけで、めまぐるしく車窓風景が変わっていきます。国土の実に72パーセントが森で、そこに多様な生物が生息しています。

各地にある「ゾン」の姿もブータンらしさたっぷりです。ゾンとは寺院と地方行政の機能を持つ独特の建築物で、その堂々たる姿は、皆様が撮影されたブータンの旅の写真の多くを飾ることでしょう。
 
また、かつての冬の都プナカとティンプーの間にあるドチュ・ラ(峠)からは、天気が許せば美しいヒマラヤの稜線を望むことができ、ブータンもヒマラヤの国であることを思い出させてくれます。

そして見逃せないのが春の花々。3月頃から5月頃は、シャクナゲ、桃、リンゴなどの野生の花々に出会える時期です。気持ちの良い春風を感じながら、色とりどりの景観を味わいましょう。  
カラフルな女性たちの装いには、ブータンの
 伝統工芸の魅力が詰まっています
②表情豊かな色合いの織物と出会う

ブータンの伝統工芸には、竹細工や鍛冶などもありますが、ツアーでは織物に触れていただく時間を設けました。ブータンは着道楽の国であり、絹、綿、生綿で作らた織物は、ブータン人の生活に欠かせないものです。

その昔、織物は現金の代わりに政府に租税として納められていました。ツアーでは、民族衣装である「キラ」と「ゴ」の着付け体験プログラムをお楽しみいただきます。様々な色合いや柄の衣装を、手に取ってふれてみてください。
行く先々で出会うブータンの子どもたち
③ブータンに生きる人々とふれあう

長い間、鎖国政策を取り、他国との交渉はインドを通して行っていたブータンですが、徐々に国際社会の輪を広げ、1971 年、国連加盟に至りました。それと同時期に、国王によってGNH(国民総幸福量)という概念が提唱され、経済成長を測るのではなく、国民の幸福の実現を目指す社会が提唱されたのは皆様もご存じのとおりです。  

伝統的な衣装を用い、純粋な笑顔を向けてくれる子どもの姿や、赤い袈裟を着た小坊主の姿がそこここにあり、温かい気持ちにさせてくれることでしょう。
 
シェル フラット ネオ
日本航空ゆとりのビジネスクラスでゆったりと 

本ツアーでは、日本航空のデリー線を利用します。この冬から導入予定の、2009年のグッドデザイン賞を受賞した好評のビジネスクラスシート「シェル フラット ネオ」。

シートピッチ147センチ、15.4インチの大型モニター、高性能なノイズキャンセリング・ヘッドホンなど最新鋭の設備、そして「お好きなものをお好きな時に」をコンセプトにアラカルトなど好評の機内食、また何よりも「和の心」を持ったスタッフの接客が心に残ることでしょう。
 
トイ・トレインに乗車します
インドのシッキム・ダージリンを訪ねるツアーもご用意

「パロ・ツェチュ」とともにインドのシッキムやダージリンを訪ねるツアーもつくりしました。

インドには様々な州がありますが、ダージリン州に入ると車窓風景は茶畑に変わり、紅茶の里に来たことを実感します。ここは世界的に紅茶が有名ですが、イギリス統治時代は避暑地としても人気を博していたため、街のそこかしこに往時の面影を残しています。ダージリン滞在中は有名な「トイ・トレイン」(山岳鉄道)にもご乗車いただきます。  

標高8586 メートルのカンチェンジュンガを仰ぎ見るシッキム州はインドの中でも2番目に小さな州で、1975 年にインドに併合されるまでは独立した王国でした。周囲の峻嶮な山々と地形をうまく生かし、独特のチベット文化を現在にまで継承している、ほかのインドの地域とは異なる雰囲気を随所に感じることができます。


「パロの春祭りも楽しむ ブータン心の旅」
「パロの春祭りも楽しむ ブータン王国とシッキム・ダージリンの旅」
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