2014年3月3日更新

神々が行き交い、伝説に彩られた東トルコ

トルコの代表的な観光地といえば、オスマンの都イスタンブール。そのエキゾチックな佇まいはとても絵になります。映画のワンシーンでも近年よく見かけ、イギリスで最高の興行収益を達成したという007シリーズの最新作『スカイフォール』(2012年)の冒頭のシーンではグランドバザールの屋根の上を、ジェームズ・ボンドがバイクで走り抜けるというシーンが撮影されました。往年のファンには1963年の『ロシアより愛を込めて』(1963年)でのイスタンブールの印象が強い方もいらっしゃることでしょう。

東西文明の交差点とよく紹介されるイスタンブールですが、それだけがトルコの見どころではありません。

ワールド航空サービスでも定番ツアーになっている「トルコ一周とカッパドキアの旅」など、トルコのツアーというとイスタンブールや奇観カッパドキア、古代ギリシャ・ローマ遺跡エフェソスなど、西部を訪ねるのが一般的です。しかし、トルコは日本の約2倍の面積を擁する国です。東へ足を延ばせば、見どころはまだまだ溢れています。そこはまた東西文明の交差点でもあるのです。

奇跡のネムルート山
トルコ東部にそびえる標高2150メートルのネムルート山の山頂部分は、紀元前1世紀頃、この地を支配したセレウコス朝の王アンティオコス一世の墳墓、ピラミッドになっています。エジプトのピラミッドと異なり、小石を積み上げただけのものですが、2000年以上にわたって全く変わらない姿をとどめているのは奇跡といえます。

ピラミッドの東西にはそれぞれ7体の石の巨像があります。しかし、これらの像のほとんどが後の地震で頭部が転げ落ち、まるで地面から頭が生えだしたかのように立っています。この頭部だけでも高さ3メートルもあります。像の背中に書かれた碑文によると、これらはアポロ、ミトラ、ヘルメス、ヘリオス、ゼウス、アフラマズダ、そしてアンティオコス一世……ここはギリシャの神とゾロアスター教の神と、東洋と西洋の神が混在しているのです。 先史時代、人々は山頂は神の行き交う場所だと考えていました。早朝、東側のテラスから見る日の出はまさしく絶景。神々が天上に近づこうとしたアンティオコス一世が目にした朝日がそこに輝いています。

旧約聖書の舞台、アブラハムゆかりの地

「今月のピックアップツアー」のひとつ、コーカサスの旅では、旧約聖書に登場するノアの方舟が辿り着いたといわれるアララト山についてご紹介していますが、洪水の後に生き残ったノアから人類が増え出します。その子孫であり、ユダヤ民族の祖といわれているアブラハムが誕生したのが、トルコ南東部ウルファでした。そして後に、父テラ、甥セトとともにウルファの南に位置するハランに移住したアブラハムは、ここで初めて神から啓示を受け、「乳と蜜の流れる場所」カナンへと向かっていったのです。
ウルファ城より町を見下ろす
アブラハム生誕の地

イコン画の原型になったウルファの聖骸布

ウルファは中世にエデッサと呼ばれていたところです。イランを旅された方は、ペルセポリスの近くにあるナクシュ・ロスタムの迫力ある浮き彫りの中で、シャープール一世がビザンティン皇帝ヴァレリアヌスを降ろした図をご覧になっていることでしょう。この戦いが行われたのが、紀元前3世紀のエデッサにおいてでした。エデッサは、十字軍時代にも西方から来たキリスト教徒がイスラム勢力を追い出し、エデッサ伯領を置いて、東方キリスト教の中心地のひとつだったところです。
イエスの顔が映る聖骸布を手に持つアブガル王
このエデッサに、昔「マンディリオン」と呼ばれた聖骸布という宝物がありました。キリストの聖なる遺体を包んだ聖骸布は、イタリアのトリノに保管されているものが一般的に知られています。トリノのものはキリストの全身が写っていますが、マンディリオンのものは顔だけでした。

言い伝えでは、時のエデッサのアブガル王が自身の病を治すために、奇跡を起こすといわれるイエスを呼ぼうと使者を派遣しましたが、遠方のためくることができませんでした。代わりにイエスは使者が持ってきた布を顔にあてがいます。すると、布にイエスの顔が写ったのです。そして使者が持ち帰った布を王が顔に当てると、病が全快したそうです。

それ以後、この布はエデッサの宝物になりましたが、10世紀にコンスタンティノープルに運ばれて以後、行方不明になってしまいました。しかし、この布に写ったイエスの顔を模写したイコンが多数制作され、今でも東方教会で描かれるイコンのキリストの顔の手本のひとつとなっているそうです。

数々の伝説に彩られた東トルコは、西トルコとは異なる文明、民族の遺跡、史跡が豊富なところです。観光地化されていない野趣溢れる遺跡から、滅び、過ぎ去った人々の声を聴くことができるかもしれません。

「ネムルートの奇観と東トルコの旅」はこちらから
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